就活のやり方がわからない !
どこから手を付ければいいのか、だれに相談すればいいのか、また、いつ始めればいいのか ?
分からないことだらけで不安ですよね。
特に初めて就活に臨む学生さんにとっては切実な問題
でも、就活の全体プロセスをつかめば大丈夫です。
慌てずに就活に臨むことができますよ。
ここでは就活のやり方がわからない人のために、就活の全体プロセスとその詳細についてお伝えしてゆきます。
就活のプロセスとは ?
就活のプロセスとは何でしょう ?
どういう課程を経て初めての就活を進めてゆくのかということです。
就活のプロセスはようになります。
自己分析 → 職種の選択 → 業界選択 → 企業の選択 → 応募・試験 → 内定
そして、職種の選択や業界の選択、さらに企業の選択のために欠かせないのが情報収集です。
就活のすることリスト
このプロセスに沿って考えると就活でするべきことが明確になります。
つまり、就活のすることリストです。
□自己分析
□職種の研究
□業界の研究
□企業研究
□筆記試験対策
□面接対策
このリストの項目を順に実行してゆくと自分に合った仕事に就くための準備ができてゆきます。
就活のタイムスケジュールは ?
3年生の春から自己分析をスタートするとじっくりと職業の方向性を考えることができます。
夏くらいまでに職種を決めてその職種を活かせる業界の情報収集を始めると良いでしょう。
そして3年生の終わりまでに業界を決めて、今度は企業の情報を集めで応募したい企業を数社選んでおきます。
4年生になったら就活の準備としてエントリーシート、レジュメの書き方や面接の受け方などを学んでおきます。
それでは就活の各プロセスのうち、自己分析から応募までについてひとつずつご説明しますね。
就活で初めにすることは自己分析
就活の方向を誤らないために、初めにすることは「自己分析」です。
自分はどんなことに興味があるのか、どんな仕事をしたいのかをこれまでの経験から確認してゆく作業です。
でも、自己分析ってどうすれでいいの ?
と思いますよね。
例えば、学校の授業、アルバイトの経験、部活、サークル活動、地域のボランティア活動など、これまでのことを思い返してみるのです。
そして、どんなことに興味を持ったか、どんなことが楽しかったか、また、得意なこと、苦労したことは・・・などを書き出してみましょう。
これなら誰でもできます。
仕事を選ぶときに、自己分析の結果に照らして自分に合いそうかどうかを見てゆくと良いです。
社会人になって働いてゆくことに自信が持てないため、就活を躊躇してしまう人もいます。
社会人になることに自信を持てないのは極めて「普通」です。
私も就職前は社会人として本当にやってゆけるのか全く自信がありませんでした。
でも、働きだすとなんとかなるものです。
心配いりませんよ。
それよりも「行動」してみることです。
職種の選択~職業を正しく理解する
職種を決めるにあたっては先入観を持っている職種こそ、よく調べてみた方が良いです。
たとえば、「営業はものを売りつける仕事だからいやだ」とか、自分は口下手だと思って営業職を毛嫌いしている人もいます。
でも営業職にもいろいろあって、例えば店舗営業はお店に相談に来た人に対して知りたいことや商品の説明をして悩みや疑問を解決してあげる仕事です。
これは、もともと必要と思って来店するお客様の手助けをするのですから、欲しくないものを押し付けるのとは全く違います。
また、法人営業は他の会社からの問い合わせなどに対して、自社製品やサービスではこんな解決策がありますと説明、提案してあげる仕事ですから、やはり「押し付ける」訳ではありません。
また、IT会社の技術職といえば一日中人とは話をせず、パソコンに向かってプログラミングしていると思っている人もいます。なんだか「暗い」イメージですよね。
でも、どんなプログラムを作れば良いのか、目的や求められる機能については上司や先輩と打ち合わせをしながら理解したうえで作ってゆきますし、「人」と接する機会は結構多いのです。
また、IT関連の技術職はプログラマーだけではありません。
次第に経験を積めばシステムエンジニア(SE)と言ってシステム全体の設計をする役割を担うようになります。
SEはお客様の悩みや要望をきいて、それを解決するためのシステムを作るのが仕事です。
営業職も、技術職もお客様、つまり人の役に立つのが仕事です。
あと、「人と話すのが得意ではないから営業職には向かない」と思っている人もいます。
でも、話すことが上手くなくても「聞く」態度がきちんとできる人は意外と営業に向いていたりします。
お客様は困っていることを相談したいのです。
相談に乗るとこまず「聞く」ことからはじまります。
きちんと聞くことができれば自社の商品やサービスの中から解決に役立つものを見つけることができるようになります。
このように、興味のあることだけでなく「いやだな」とか「興味ない」と思い込んでいる職業も調べてみると意外とやりがいがありそうだと思えるかも知れませんよ。
そんな訳で、どんな職業があるのかは、幅広く調べておくことをおすすめします。
自分に合う職種を探すときには、「職業興味検査」が参考になるかも知れません。
簡単な質問に対してどの程度自分に当てはまるかチェックを入れてゆくだけで自分に適した職業が複数紹介される仕組みになっています。
ご参考までに。
職業情報提供サイト(日本版O-NET)
業界選択~同じ職種でも様々な活躍場所がある
例えば一口に営業職と言っても金融商品を扱う営業と不動産を扱う営業、またIT業界の営業など扱う商品やサービスに良さって必要な知識やスキルは当然異なってきます。
なので業界も自分に合ったものを選ぶ必要があります。
興味の持てるのはどんな業界なのか確認してゆくにはどうしたらよいでしょう ?
まずはどんな業界があるのか、ざっと見ておきましょう。
下の一覧の中でどの業界に興味を持ちましたか ?
それはなぜですか ?
興味を持った理由が、初めに行った自己分析と矛盾がなければOKですよ。
おもな業界
業界を選択しないという選択肢
就活で業界を絞らない場合はどうするか ?
就活の軸が業界ではない場合、例えば「○○の地域で営業職につきたい」場合はどうしたらよいでしょう ?
この場合は業界を「選択」することはありませんが、受ける会社の属する業界についてはざっと調べておく方が良いです。
そして、
面接では業界を絞っている体で臨む
ことです。
その方が面接官の心象は良いです。
面接で「当社の他にどんなところを受けていますか?」
と聞かれたらその会社と同じ業界を受けていると答えます。
例えばIT業界に属する会社の面接中に聞かれたら
「他に3社受けていますが、すべてIT関連の会社です。」
と答えると良いです。
理由は、業界が絞れていないと志望の動機が弱いと見られてしまうからです。
当然ですが、志望の動機は十分に企業研究をしたうえで、その会社の特徴に結びつけて用意しておきます。
就活のやり方がわからない~企業の選択
目指す業界を定めたら、次はその業界の中から複数の企業をピックアップします。
その時役に立つのが東洋経済新報社の「業界地図」です。
この本には、日本の各業界の規模、その業界にはどんな企業があってそれぞれ業績はどうか、また業界の動向について図表を載せながらまとめられています。
2022年版では日本の174業界、4,000社について解説されていますから、業界の情報収集にはうってつけです。
また、業界動向をざっくりと把握するには帝国データバンクのサイトも参考になりますよ。
帝国データバンクサイト
各業界の動向
各業界の状況がお天気マークで直感的に分るようになっています。
就活のやり方がわからない~応募のヒント
目指す企業が募集をしていて、かつ自社のサイトから応募するようになっているならそこから応募します。
中にはリクルートなどのエージェント会社に募集を依頼している企業もありますから、複数のエージェントに登録しておいて、目指す企業の掲載があるかどうか確かめてみると良いです。
エージェントを活用する
エージェントを活用すると、レジュメの書き方やアピールする書き方などを教えてもらえるというメリットがあります。
ただし注意すべきこともあります。
詳しくはこちらをご参照ください。
就職エージェントはデメリットを知った上で活用しよう。
解禁前でも積極的に行動
3年のうちから企業の募集ページや中途採用のサイトから「話を聞きたい」と申し入れることが可能です。
いい企業だと思ったら、説明会開始や選考開始に合わせて改めて応募するのです。
このような積極的行動が出活を成功させる要素の一つとなります。
おわりに
いかがでしたか ?
ここでは就活のやり方がわからない人のために、就活の全体プロセスとその詳細についてお伝えしてきましたが、参考になりましたでしょうか ?
就活でやるべきことの全体が分かれば後は実行してゆくだけです。
あなたの就活が成功しますように !
最後までお読みくださってありがとうございました。