就活するならバイトをやめるべきか ?
アルバイトをしていてこれから就活を始めようとする学生にとっては
悩ましいところです。
就活に際してバイトをやめることは、メリットとデメリットがあります。
一方で、就活とバイトを両立させることにもメリットとデメリットがありますし、注意すべきことがあります。
ここでは就活するならバイトをやめるべきかどうか、メリットとデメリットについて、さらに両立させる方法と注意点について解説してゆきます。
就活するならバイトをやめるべきか ?
結論を言います。
バイトしなくてもお金に困らないならやめて就活に集中する方が良い
です。
一般的にアルバイトをした方が就活の面接で有利になると言われます。
それは、アルバイトの経験があることで、お金を稼ぐことの尊さ、仕事に対する責任感、バイト先の上司、同僚、またお客様に接することでコミュニケーション力がある程度身についていると判断されるからです。
でも、今現在バイトをしていることよりも、バイトの経験があるということが大事なのです。
バイトの経験で何を学んだか、何が自分の成長につながったかということをしっかり言えるようにしておくことが大事なのであって、
バイトをやめたからと言って、面接でマイナス印象になることはありません。
ゼミと就活に集中するためにバイトをやめたと言えばよいのです。
バイトをやめるメリット
就活に際してバイトをやめるメリットは、もちろん就活に集中できることです。
企業説明会や面接のタイミングを逃さずに済みます。
もちろんゼミとの調整はありますが、もし面接の日程がゼミと重なったら
「その日はゼミがありますので他の日に調整して頂けないでしょうか ?」
と企業側に調整をお願いして良いのです。
採用する側も学業優先を心得ていますから、ゼミを理由とした日程調整を断ることはありませんよ。
バイトをやめるデメリット
バイトをやめるデメリットは3つあります。
・バイト代がもらえなくなる
・バイト先の仲間との情報交換ができなくなる
・気分転換が減る
バイト代がもらえなくなる
バイト代が入らなくなるのは人によっては結構「イタイ」かも知れませんね。
でも、バイトをやめても生活できるのならバイト代は諦めましょう。
就職すればしっかり稼げるようになるのですから。
バイト先の仲間との情報交換ができなくなる
バイト先の仲間って、意外と同年齢で同じ就活生だったりすることがあります。
バイトをやめてしまえば情報交換がしにくくなります。
メールのやり取りをするくらい親しくなっていれば別ですが、そうでなければ情報交換の相手が減るので就活の不安が増えるかも知れません。
また、もしバイト先が自分の性に合っていて楽しいなら、また、職場から学ぶことが多いなら、やめるのは心残りでしょう。
気分転換が減る
バイト先で働いている間は勉強や就活のことは考えないでしょう。
そんなことを考えながら働いていたらミスってしまいますから。
バイトに意識を集中する。これって意外と気分転換になっているのです。
なのでバイトをやめてしまえば気分転換になることがひとつ減ってしまいます。
就活でバイトをやめるときの注意
就活のためにバイトをやめるには注意すべきことがあります。
バイトを突然やめないこと
です。
これまでお世話になったバイト先に迷惑をかけるような辞め方はいけません。
その程度の配慮ができないようだと社会人になってからも配慮や気配りの足りない人間になってしまい、結果的に仕事上の評価にも影響が出ます。
バイトを辞めるときは少なくとも1ヵ月前にはバイト先に伝えるようにしましょう。
出来れば3ヵ月くらい前の方が、バイト先が代わりの人を手当しやすくなります。
将来現在のバイト先と仕事の付き合いが出る可能性だってあるのです。
その時に、「あのとき無理やり辞めたヤツ」と思われたらバイト先に迷惑をかけた結果が自分に跳ね返ってきます。
世の中は以外と狭いものですよ。
そして、バイトの最終日、シフトの関係で会うのが今日で最後という人にはこれまでお世話になったことに対する感謝の意を伝えることを忘れてはいけません。
こんな感じです。
「〇〇さん。私は就活に専念するため、ここでお会いできるのは今日が最後となりました。」
「これまで大変お世話になり、感謝しております。ありがとうございました。」
さて、ここまでバイトをやめても生活できるならやめた方が良い、という話をしてきました。
では、バイトをやめられない場合はどうしたらよいでしょう。
それでは就活とバイトを両立させるときの注意点についてお伝えしましょう。
就活とバイトを両立させる
就活に集中した方が良いことは分かっている。
でも、バイトをやめたら生活できない、あるいは学資が足りなくなってしまう。
そんな場合は就活とバイトの両立を図るしかありません。
両立させる方法
就活とバイトを両立させるには、方法が2つあります。
・バイト先に就活に入ること説明して理解を得る
・単発のバイトに切り換える
バイト先に就活に入ることを説明して理解を得る
バイト先に就活に入ることを前もって説明してシフトを交代してもらうことがあり得ることなどを理解してもらいます。
それまでの勤務態度が良ければ理解を得られやすくなります。
また、家庭教師のバイトなら曜日を替えてもらうことがあり得ることを親御さんに説明して了解を得ておきましょう。
その際は他に塾に通っている曜日等、子供さんの都合をあらかじめ聞いておくことが必要です。
どうしても面接日などと調整がつかない場合は休ませてもらってその分を給金から引いてもらいます。
ただ、教える側としての責任がありますから休みが度重なることは避けるべきです。
単発のバイトに切り替える
バイト先の理解が得られない、都合でシフトを変更してほしいと言われても困るとバイト先に言われる場合はやめるしかありません。
そして単発のバイトに切り替えるのです。
大学の学生課には常にいくつものアルバイト情報が掲示されています。
その中から数日間だけの単発の仕事を選んで紹介してもらいます。
これだと、就活とスケジュール調整はしやすくなります。
ただし、毎回アルバイト先を探さないといけないので、精神的に疲れることを覚悟しなければなりません。
両立のメリット
就活とバイトを両立させるメリットは次の4つです。
・経済的に助かる
・バイト仲間と就活情報の交換ができる
・気持ちの切り替えができる
・苦学生は面接で好印象を与える
バイトをやめるデメリットの裏返し+1のメリットです。
バイトをやめるデメリットにはなかった1点について説明しておきますね。
苦学生は面接で好印象を与える
面接官は、働きながら就活している = 苦学生 と思う傾向にあります。
そして、苦学生は面接官に好印象を与えます。
なぜか ?
それは、
苦学生はまじめで努力家
と見られるからです。
なので、面接まで進めたら就活とバイトを両立させていることが有利に働くのです。
両立のデメリット
では次に、就活とバイトを両立させる場合のデメリットを見ておきましょう。
デメリットは次の3つです。
・就活の機会を逃す恐れがある
・スケジュール調整で精神的に疲れる
・肉体的に疲れる
就活の機会を逃す恐れがある
バイトのために、企業説明会やインターンシップ参加の機会を逃す恐れがあります。
3年のうちから情報収集して、解禁とともに本格的に就活をするのが一般的です。
従って、出遅れると企業の採用枠が埋まってしまって就職のチャンスに影響がでる可能性があります。
スケジュール調整で精神的に疲れる
できるかぎり就活のチャンスを逃さないようにするためには、自分でスケジュール調整をしなければなりません。
このチャンスを逃したくない !
と思うと気が気ではなくなることもあります。
就活のスケジュール調整は精神的に疲れるのです。
肉体的に疲れる
バイト先で働いて、家に帰ってから就活対応。
当然肉体的にも疲れますよね。
おわりに
いかがでしたか ?
就活するならバイトをやめるべきか、やめるメリットとデメリットについて、また、就活とバイトを両立させるときのメリットとデメリット、さらに両立の注意点について解説してきましたが、参考になりましたでしょうか ?
あなたの就活がうまくゆくことをお祈りしこの記事を終わりたいと思います。
最後までお読みくださってありがとうございました。