大学を中退しようと考えている。
ではその後はどうする ?
中退した後のことが決まっているのなら良いですが、どうしたら良いか迷っていませんか ?
あるいは中退すべきかどうかさえ迷っている。
それなら、これから取るべき行動を一緒に考えてみましょう。
ここでは、大学を中退したら後どうすべきかについて、中退理由別に提案させていただきたいと思います。
大学を中退したらその後どうすべきか
大学を中退したい、あるいは中退しなければならない。
それには様々な理由があるでしょう。
・大学が面白くない・ついて行けない
・経済的理由
・ほかにやりたいことが見つかった
・病気になってしまった
おそらく、このどれかに当てはまると思います。
ここで中退の理由をあげたのは、それによって中退した後の取るべき行動が違ってくるからです。
順にみてゆきましょう。
大学が面白くない・ついて行けない
面白くないのもついて行けないのもそもそも今の勉強に興味がないから。
興味がわかなければ勉強しないので当然成績も悪い。
ついて行けない。
それなら中退するのは少し待ってください。
大学を辞める前に、自分いったい何をしたいのか。
それをしっかり考えてください。
何となく面白くないから辞める。
そのあと、何をやっても同じことです。
興味のないことに手を出してすぐに辞めるかあるいは何もする気が起きなくてニートになるか。
それでは人生がもったいない。
やりたいことが見つかってから行動するのが鉄則ですよ。
あるいはこんな方もいるかも知れませんね。
人づきあいが苦手で大学生活が面白くない。
人づきあいが苦手ならそれなりの生き方があります。
職人の道がそのひとつ。
厳しい徒弟制度に耐えて職人の道を選んでみてはいかがですか ?
経済的理由なら
たとえば親の事情で仕送りをもらえなくなった。
それどころかバイトで稼いで親を助けなればならなくなった。
これはもう、仕方がありません。
親に恩返しするときです。
でも、中退した後、アルバイトだけでは十分な稼ぎにはならないでしょう。
ぜひ就職を目指してください。
中退後に就職を目指すにあたっては次の3つを検討されると良いです。
・地方公務員を受ける
・ハローワークに行ってみる
・就職エージェントを活用する
地方公務員を受ける
おすすめしたいのは地方公務員です。受験資格が年齢だけだからです。
大学中退なら、ほとんどの自治体で18~21歳を受験可能年齢に設定している「初級(高卒程度)(旧Ⅲ種)」を受けることができます。
なぜ国家公務員ではなく地方公務員を受けることをおすすめするかと言えば、難易度が全く違うからです。
経済的に安定するためには一日も早く定職に就くこと。
そのためには国家公務員より地方公務員の方が合格する確率が高いです。
ただし、地方公務員試験を侮ってはいけません。
公務員になりたい人は非常に多いので倍率は、地域や区分によって異なり、2倍~15倍あります。
しっかり勉強して受験する必要があります。
応募時期を逸しないように、市役所などのホームページで受験要領を調べておくと良いです。
試験時期
「初級」地方公務員の試験は道府県と政令指定都市では、一部を除き毎年9月下旬に実施されますが、地域によって日程が異なります。
ハローワークに行ってみる
最寄りのハローワークを訪ねてみましょう。
地元の企業に就職するならハローワークで探すことができます。
ただハローワークの求人情報だけでは企業の詳細は分かりません。
必ず候補となる会社のホームページなどで詳しい情報を確認してください。
さらにある程度規模のある会社なら、「会社四季報」など企業情報をまとめた本で確認すると良いです。
就職エージェントを活用する
リクルートなどの就職エージェントは、紹介者が企業に採用されることで、企業から報酬を得ているので、企業に紹介するために休職者に親身に接してくれることが多いです。
複数のエージェントに登録するとチャンスが広がります。
中退者向け就職支援サイト
ほかに、中退者向け就職支援サイトが複数ありますから「中退者 就職支援」で検索してみてください。
就職率が高いことを「ウリ」にはていることろもありますよ。
どうしてもやりたいことがあるなら
まず初めに自問してみてください。
大学を中退して本当に後悔しないか ?
中退してでもやりたいことなのか ?
これまで大学で専攻してきたことと、全く違う分野に進みたいのなら、焦らずにそれが本当に自分に適していることなのか、しっかり調べてからにすべきです。
一度退学すると取り返しがつきません。
「やらずに後悔するよりやって後悔しろ」という言葉があります。
でも実際は「後悔」はしないでしょう。
自分で決断して行動したのなら、どんな結果になろうとも後悔しないはずです。
むしろ、チャレンジしなかっことを後悔することになることの方が多いでしょう。
チャレンジした結果なら、どんな結果でも人生に無駄はありません。
決してあたなを焚きつけているわけではありません。
現実的に考えてください。
やりたい道に気がついて、それに向かって進むにはどうしたら良いか。
多くの場合、専門学校などに入りなおす必要があるでしょう。
経済的に余裕がなければ、アルバイトで稼ぎながら苦学する覚悟が必要です。
何かを得るためには「代償」が必要です。
それでもなお進みたい道なのかを自問して「Yes」ならチャレンジしてください。
ただ、ひとつだけお願いしたいことがあります。
事前に親に話をして納得してもらってくださいね。
病気なら
病気で勉学を続けられない場合は仕方がありません。
治療を受けて病気を直すのが先です。
ただ、どうしても中退しなければならないのか。
休学ではだめなのかは大学側と医師に良く相談した上で決めてください。
病気が治ってから大学に入り直すか、それとも就職を目指すか、社会復帰の仕方は後で考えれば良いことです。
今は治療を最優先しましょう。
「神様はあなたが耐えられないような試練は決してお与えにならない」
このサイトで何度もご紹介している言葉です。
病気は自分に与えられた「試練」と捉えることができます。
きっと乗り越えられると信じましょう。
気になる「奨学金」はどうなる ?
現在奨学金を受けながら大学に通っている方は、中退したらどうなるでしょう ?
就職したかどうかにかかわらず、大学を退学したら奨学金を返済しなければなりません。
要点は次のとおりです。
・「奨学金辞退」の手続きをとる
・退学(貸与終了)の7ヵ月後から返済が始まる
注意すべきことは、3回滞納するといわゆるブラックリストに入れられてしまうということです。
そうなると、クレジットカードを作ることができませんし、ローンを組むこともできなくなってしまいます。
なので、経済的に苦しい場合は、日本学生支援機構に「猶予」の申請をしてください。
おわりに
いかがでしたか ?
大学を中退しようか迷っている、或いは中退してからどうしたら良いか迷っている方のてために中退理由別の取るべき行動について提案させて頂きましたが、参考になりましたでしょうか ?
病気は別として、最後に決めるのは本人です。
長い人生で迷い、悩むことはたくさんあるでしょう。
時にまわり道をしても、後年「あのときは苦しかったけど、頑張って良かった」そう思える生き方ができると良いですね。
あなたが悔いのない人生を送れますように !
最後までお読みくださってありがとうございました。