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60代で再就職~資格なしで成功するには企業の求めを知ろう !

60代で再就職成功 ! 2つのコツがありました。

60代で再就職を成功させるのは、はっきり言ってハードルが高い。

 

それでも再就職するチャンスはあります。

 

チャンスをつかむには2つのコツがあります。

 

  • 起業が60代に何を求めているかを知ること
  • 60代の再就職を支援する仕組みを活用すること

 

ここでは60代で再就職を成功させるためのポイント、支援先、そして陥りがちな罠について解説してゆきます。

 

この記事が再就職の一助になれば幸いです。

 

 

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60代で再就職を成功させるには ?

60代で再就職を成功させるためには、ます、企業が60代に何を求めるかを知ることが必要です。

 

その上で再就職するためのポイントを押さえます。

 

企業が60代に求めるもの

企業が求めるものを知っておこう !

企業が60代の求職者に求めるものはズバリ

安い労働力

です。

 

30代、40代など働き盛りの求職者は当然ながら高い給料を求めます。

ですが、60代、とりわけ年金をもらいながら働こうという人なら安い給料で雇うことができます。

 

しかも

経験は豊富

 

そうです。

豊富な経験を持った人材を安い給料で雇うことができる。

これが企業が一番求めている点です。

 

ですから、

 

待遇面では決して高望みをしない

 

ことです。

 

そうすれば再就職の間口は広くなります。

 

資格がないと不利か ?

60代の再就職は資格がないと不利か?

 

もちろん資格がないとできない仕事はあります。

 

たとえば電気工事などは無資格で行うと違法となってしまいます。

資格必須の仕事はここでは除外します。

 

あと、資格があった方が有利、という仕事もあります。

 

たとばマンションの管理人。

この仕事は高齢者の競争率が高いので、マンション管理士の資格があった方が就職に有利と言えます。

ただし、合格率は7~9%と結構ハードルは高いです。

 

それにあとで述べますが、マンションの管理人は思うほど楽ではないことが多いようです。

 

高齢になってから資格を取るのはしんどいし、資格を取ってからではなく、早く仕事を見つけたい人のために、4つのポイントあります。

次でご説明しましょう。

 

ポイントは4つ

ここで、60代で再就職を成功させるためのポイントをまとめておきましょう。

 

単純に次の4つです。

  • 待遇面は高望みをしない
  • 可能な限り早く再就職する
  • 就職後は真面目に勤務する
  • 長く働くことを目指す

 

待遇面については既に述べた通りで、企業が望むことを考えれば納得がゆくでしょう。

60代の再就職は、現役時代の地位や収入にこだわるとなかなかうまくゆきません。

 

そして、就職が決まらずブランクが長くなると求職者としての価値が下がります。

 

ブランクの長い人に対する採用担当者の評価は低くなるのです。

 

待遇にはあまり拘らずに可能な限り早く再就職するのがコツです。

その方が、生涯獲得収入は大きくなりますから、割り切ってしまうことです。

 

そして、当たり前のことですが、就職できたら真面目に勤務に励むこと。

体調が悪いとかで休みがちだと採用した甲斐がないと思われて、なにかの折にリストラの対象にされてしまいます。

 

最後に長く働くこと。

生涯獲得収入を増やすことで少しでも楽な暮らしを確保しましょう。

 

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シニアの再就職を支援してくれる仕組みを活用する

ここで、シニアの再就職を支援してくれる仕組みをあげてきましょう。

次の3つです。

  • ハローワーク
  • 産業雇用安定センター
  • 民間の就職支援会社

 

ハローワーク

ハローワークは職探しの定番ですね。

シニアに対してもいろいろと有益な情報を教えてもらえます。

 

たいてい、相談員の方が自分より若いですが、謙虚な気持ちで相談しましょう。

次のようなことを就職相談のプロが直接指導してくれます。

 

  • 希望の仕事なら職種分類(※)は○○で検索すると良い
  • 履歴書の書き方の指導
  • 職務経歴書の書き方の指導

 

職種分類

じつは、ハローワークで求人情報を検索するにはコツがあります。

職種分類で検索するのです。

 

自分が就きたい仕事の職種分類は何かをハローワークの相談員が教えてくれます。

 

これ、意外と盲点で、多くの人は暗中模索で検索しますから、望みの仕事が見つかりにくいのですが、職種分類で検索すると効率よくヒットします。

 

※職種分類は一般にはなじみはありませんが、厚生労働省が定めた職業分類表に定められた番号です。

 

ハローワークの求人票のサンプルを載せておきますね。

赤枠の囲み部分に職種分類が表示されます。

求人票サンプル

 

履歴書・職務経歴書

いまさら自分より若い人に履歴書や職務経歴書の書き方を教えてもらわなくても大丈夫。

と思うかも知れません。

 

でも、履歴書も職務経歴書も恐らく書いたのはずいぶんと昔のことでしょう。

 

改めてどんな風に書くのが面接に進みやすくなるかを指導してもらうのです。

 

 

産業雇用安定センター

産業雇用安定センターってあまり聞いたことがないかも知れませんね。

正式には公益財団法人 産業雇用安定センターと言います。

 

公益財団法人ですから、信頼度が高い組織で、ここのキャリア人材バンクに登録をすることで、求職相談をすることができます。

 

産業雇用安定センターは本来、出向・移籍の支援をメインとしています。

 

それでも60歳以上70歳以下で、離職後1年以内の人であれば再就職の支援をしてもらえるケースもあるとのことですので、先ずは相談してみると良いです。

 

ハローワークでも産業雇用安定センターのキャリア人材バンクの活用も促していますよ。

 

人材情報記入票とキャリアシートの記入をし提出する必要があって書式は少し面倒です。

 

でも、門戸の狭いシニアの再就職のためですから、頑張って記入してみましょう。

 

シートのダウンロードリンクを載せておきますね。

人材情報記入票
キャリアシート

出典 :
産業雇用安定センター
キャリア人材バンクについて

 

 

民間の就職支援会社

民間の就職支援会社にも登録してみましょう。

大手を含めて多数の就職支援会社があります

ただし、当然ながら、営利団体ですから、儲からないことはやりません。

60歳を過ぎた人はあまり売れないので特別なスキルや資格がないと「放置」されかねません。

 

ですので、登録しても何の応答もないということはままあります。

 

応募先を紹介してもうといより、求人している会社の情報を検索する手段のひとつとしてとらえるくらいの気持ちで登録すると良いでしょう。

 

 

65歳以上で再就職~仕事選びの注意点

シニアの仕事選びで注意したい点、つまり陥りがちな罠は、簡単そうに見えても意外とキツイ仕事です。

 

一方で、あまり知られていないねらい目もありますのでご紹介したいと思います。

 

意外とキツイ仕事

例えば、高齢者向けによく想定される仕事としてこんな例があります。

 

  • マンションの管理人
  • 交通誘導員
  • 警備員
  • 駐車場の誘導員

 

これらは避けた方が無難という意味ではありません。

でも、見た目ほど楽ではないので自分の体力や対人能力を考えたうえで選んだ方が良いということです。

 

マンションの管理人

供与用部分の清掃、ゴミの分別、設備の点検などやることは結構多く、重労働である場合も多いです。

 

さらに住民にクレーマーがいて、「掃除の仕方が悪い」とかこまごまと文句を言われたり、住民同士のトラブルを持ち込まれたりして、精神的に参ってしまう人もしばしば見られます。

一日の大半を管理人室に座っていれば良いというのは大きな誤解です。

 

交通誘導員・警備員

これらは立ちっぱなしの仕事が多く、体力勝負です。

加えてとっさの臨機応変な対応能力が求められるため、判断能力や頭の回転が来鈍くなってきたと実感している人には苦痛となることが想像に難くありません。

 

また、交通誘導員は夏の炎天下、寒い冬も外で働く仕事ですから決して楽ではありません。

 

駐車場の誘導員

こちらも交通誘導員同様に四季を問わず屋外で立ちっぱなし、常に空いている場所を把握して的確に客の車を誘導するのは気配り、判断力を求められます。

時には事故処理をすることもあって見た目ほど楽ではないのです。

 

 

以上、簡単そうに見えても意外とキツイ仕事の例をご紹介しました。

 

仕事に就ければ何でもいいと考えて安易に受けてしまうと、すぐ辞めるハメになってしまうことになります。

 

シニアになってから転職回数を増やすのは得策ではありません。

「いい歳をして長続きしない人」と思われて就職がさらに難しくなるからです。

 

仮にマンションの管理人になってクレーマー住民に遭遇したとしても「これも仕事のうち」と割り切ってとらえることができればあまり苦痛を感じないで済むでしょう。

 

NPO法人の求人がシニア就活の盲点

NPO法人ってご存知ですか ?

NPOとは「Non-Profit Organization」の略で、特定非営利活動法人のことを言います。

 

NPO法人は、ボランティア活動など社会貢献のために活動をするためのする法人です。

「非営利」とは言いますが、利益を得ることはできます。

ただし、それを職員のためではなく社会貢献の活動などのために使うことが前提とされます。

 

それならNPO法人の職員は全員無給のボランティアかというと、そうではありません。

有給でも良いのです。

 

シニアに向く理由

NPO法人の多くは給料が低いです。

一般的に20万円程度と言われています。

働き盛りの人が敬遠する収入ですね。

 

そこがシニア、特に65歳以上で年金をもらっているけど、年金だけでは生活が苦しい人にとってのねらい目となります。

給料が低いため求職者のライバルが少なく、採用される可能性が高くなるからです。

 

そして年金とNPO法人の給料を合わせると何とか生活できる可能性が高くなります。

 

また、NOP法人は給料を低く抑えるために、比較的高齢者の採用が多く、「年齢不問」のケースが多いこともおススメの理由です。

NOP法人は福祉などの社会貢献が目的ですから、仕事としてやりがいを感じることもできるでしょう。

検討の価値はあると思います。

 

 

65歳以上は失業保険も再就職手当ももらえない !

65歳未満の求職者は「失業保険」を申請することができます。

でも、65歳以上は残念ながら失業保険の対象外なのです。

 

したがって、失業保険の支給残日数が3分の1以上を残って状態で再就職したときにもらえる再就職手当も当然支給対象外となります。

 

その代わり、65歳以上の求職者は「高年齢求職者給付金」を申請することができます。

「高年齢求職者給付金」についてはこちらに詳しくまとめてありますのでご参照ください。

高年齢求職者給付金と失業手当どっちが得 ? 年金も考慮して !

 

 

65歳以上で再就職~社会保険はどうなる

65歳以上で再就職した場合の社会保険の基本は次の通りです。

 

  • 厚生年金保険料は働いているなら70歳まで加入
  • 健康保険は働いていようがいまいが、死ぬまで加入

 

そして、幾つかの条件を満たしていれば会社が社会保険に加入してくれて、保険料は会社と本人の折半となりますので支払いは半分で済みます。

 

主な条件は次の通りです。

①週の所定労働時間が20時間以上であること
②2ヵ月以上雇用が見込まれること
③賃金の月額が8.8万円以上であること

など。

 

社会保険の加入条件については、こちらの記事に詳しくまとめてありますのでご参照ください。

パートは厚生年金に入れない ? 加入条件とメリットデメリット

 

おわりに

いかがでしたか ?

60代で再就職を成功させるためのポイント、心構え、陥りがちな罠の注意点についてお伝えしてきましたが、参考になりましたでしょうか ?

 

最後にまとめておきますね。

 

まとめ

60代で再就職を成功させるためのポイント
・待遇面は高望みをしない
・可能な限り早く再就職する
・就職後は真面目に勤務する
・長く働くことを目指す
・ハローワークで職業分類を教えてもらって検索する

陥りがちな罠の注意点
マンションの管理人や交通誘導員は思ったほど楽ではない

 

老後の貯蓄は2000万円が必要と言われています。

 

でも、たとえ貯蓄がなくても働いて稼げばよいのです。

そして高望みをしなければ60代はおろか70代だって働けます。

 

人生100年時代。

無理せず、高望みせず、そこそこ生きてゆこうではありませんか。

 

最後までお読みくださって有難うございました。