転職回数が多い人の面接対策はどうしたら良いでしょう?
転職回数が多いと一般的に就活では不利になります。
理由は次のように見られるからです。
- 忍耐力がない
- 飽きやすい
- 組織への適応力が弱い
- 責任感がない＝他責の傾向が強い
- 反省や改善がない
そう見られないためには度重なる「退職の理由」が、前向きであるか、あるいはムリのないものであることが必要です。
その点について、まずは書類選考で落とされないための履歴書の書き方についてこちらの記事で詳しく解説していますのでこ是非ご参照ください。
ここでは、転職回数が多い人の面接対策について、面接時の態度と転職理由の答え方に焦点を当てて解説してゆきます。
転職回数が多い人の面接対策
さて、面接に臨めるということは少なくとも書類選考では落されなかったということです。
転職回数が多くても書類選考が通ったということは「脈あり」です。
ここからは、折角の面接のチャンスを生かすための面接ならではのポイントについてお伝えしてゆきます。
転職回数が多くても堂々とした態度で臨む
履歴書には「態度」は現れません。
書いていることがすべてです。
でも面接では「態度」を見られます。
面接で最も重要なことは堂々とした態度で臨むことです。
転職回数が多いことを聞かれて、痛いところを突かれたと思っておどおどしてしまうとアウトです。
不安な気持ちは態度に表れます。
そうすると面接官の突っ込みどころとなってしまうのです。
はっきり言います。
転職回数が多いのは決して「恥」ではありません。
次の転職はいずれも「○」なのです。
- 向上心の伴った転職
- 将来展望を持っての転職
- やむを得ない事情による転職
理由が前向きであったり、無理のないものだからです。
では理由のはっきりしない転職、職場に馴染めずに転職した人はどうしたら良いでしょう。
次にこの点についてご説明します。
後ろ向きの理由や曖昧な理由で転職してしまったら
この場合は自分の至らなさを素直に認めて反省していることを伝えます。
「じつは、○○社目と××社目は何となく職場に馴染めずに辞めてしまいました。」
「自分が何をやりたいか、目標を定めないまま何となく就職してしまったためにそんなことになってしまい、とても反省しています。」
「自分は何を目指すかを良く考えた結果、やはり経験のあるエンジニアとして人の役に立ちたいと考え、それなら今後ますます需要が大きくなる映像解析の分野に力を入れておられる御社で是非働かせて頂きたい、と考えて応募させて頂きました。」
このような答え方で、人のせいにする他責の人間ではなく、自責で物事を考えて反省できる人間であることを伝えることができます。
転職理由は履歴書と同じことを答えて良いか ?
もちろん、履歴書の記載と同じことを面接で答えて良いです。
履歴書には転職理由を書いても数文字か、せいぜい1行です。
面接ではより具体的に説明できます。
例えば技術力向上のために転職した場合、履歴書に書くとしてもせいぜい
○○年○○月 同 退社(技術力向上のため)
程度です。
このことについて面接で転職理由を詳しく聞かれたら、
「私はこれからのソフトウェア開発には特にAIの技術が必須になると考えております。
しかし、前職ではAI分野への対応予定がありませんでした。」
「そこで、自らの技術力向上のためにまず必要となる開発言語を独学で勉強してまいりました。」
「その上で、AI分野の開発で実績を上げておられる御社の一員に加えて頂ければと考えて応募させて頂きました。」
という感じで、詳しい説明で転職理由＋熱意を伝えます。
多くの転職で得たスキルをアピールする
転職回数が多いということは、それだけ多くの経験をしているということです。
当然、転職の度に獲得したスキル新スキルがあるはずです。
○○では見積の作成と提案を行ってきました。この経験で、お客様も求めるものをよく理解した上で、満足頂けるものを提案する力を身に付けられたと考えております。
□□では提案して受注したシステムを完成させて納品するまでのプロジェクト管理を任されました。
この経験で、納期に遅れないためのスケジュール管理やコスト管理のスキルを身に付けることができました。
これに転職理由を組み合わせることでなぜやめたのか、なぜ転職したのかを聞かれたときに、面接官をより納得させる説明ができることになります。
こんな感じです。
「御社ではプロジェクトマネジャーを募集されておられるとのことですので、これまでの経験を活かし、更にプロジェクト管理のスキルをアップさせたいと考えて応募させて頂きました。」
おわりに
いかがでしたか?
転職回数が多い人の面接対策についてお伝えしてきましたが参考になりましたでしょうか?
最後にまとめておきますね。
- 面接では態度が大事～堂々と落ち着いて
- 転職の多さをスキルにつなげて説明する
- 何となく転職した過去は素直に反省して今回は前向きの目的が有ることを伝える
あなたがたとえ転職回数が多くても面接まで進めたなら「見込みあり」です。
この記事があなたの再就職の参考となれば幸いです。
最後までお読みくださって有難うございました。
