面接で「あなたは、どんな時にストレスを感じますか ?」
と聞かれたら、どう答えれば良いでしょう ?
答え方によってはマイナスイメージを与えかねないので、ちょっとイヤな質問ですよね。
同様に「あなたのストレス解消法を教えてください。」も、面接ではしばしば聞かれる質問です。
はじめに答えを言いましょう。
ストレスの原因を他人にしないこと
です。
そして
ストレス解消法は健全であること
です。
この2つさえクリアしていれば、ほとんどの答えはNGにはなりません。
ここでは、面接でストレスを感じるときや、解消法を聞かれたときに、どう答えたら好感を得られるかについて、面接担当者の視点から例文を付けてお伝えしたいと思います。
面接でストレスを感じるときを聞く意図は ?
そもそも、面接ではどうしてストレスを感じるときについて質問するのか ?
理由は、あなたがストレスと上手に付き合っていける人物かどうかを確かめるためです。
人は生きてゆく限り、多かれ少なかれストレスと付き合ってゆかなければいけません。
特に仕事では、
・忙しかったり
・客のクレームにあったり
・上司との意見の食い違ったり
・ミスったり
と、ストレスになりそうなことが色々やってきます。
だからこそ、ストレスと上手に付き合えることも、社会人として求められる資質であり、
面接でストレスを感じるときについて聞かれる理由なのです。
ストレス解消法について聞かれるのも理由も同じ。
ストレスをうまく発散できない人は面接官に、「アブナイ人かも・・・」と見られます。
では、ストレス解消法については、どう答えるのが良いのでしょうか ?
少なくともこんな回答はNGであることは分かりますが・・・。
「大声を出すことです。」
「お酒を飲んで寝ることです。」
「競馬に行くことです。勝つとスカッとします。」
では、どんな答えが好感を得られるのか ?
それは、「若者らしい健全な答え」です。
後ほど具体的に例文をあげてご説明しますね。
ここでは、面接でストレスを感じるときや、解消法を聞かれたときに、どう答えたら好感を得られるかについて、面接担当者の視点から例文を付けてお伝えしたいと思います。
面接でストレスを感じるときを聞かれたときの例文
どんなときにストレスを感じるか ?
その答え方によって、あなたのストレス耐性が見られる意外と大事な質問です。
ここでは自分自身の問題でストレスを感じる場合と、他人が原因でストレスを感じる場合に分けて、回答例をご紹介してゆきます。
原因が「他人」となる答えはNG!
例えばこんな答え。
・スーパーやコンビニのレジ係りの対応が遅いとき
・車が渋滞に巻き込まれたとき
・相手の話が回りくどくて長いとき
実際には誰だってレジはさっさと済ませたいし、渋滞もイヤ。
でも、面接ではあえて他人が原因となることで「ストレス」を感じるとは言わない方が良いです。
なぜか ?
他人が原因で「ストレス」を感じる人は、仕事でも他のメンバーのしたことでイライラしてトラブルを起こしやすいと、面接官に判断されるから。
他人のすることを変えるのは難しいので、変えられないとますますイラッとします。
例えば、
・一緒にやっているメンバーの仕事が遅いために自分の仕事が進まない
・他のメンバーがミスをしたことで自分の仕事が増える
・自分の意見やアイデアが採用されない
などでストレスを感じて、社内でトラブルとなるかも、という懸念を面接管に抱かせます。
では、どんな答えなら良いのか ?
原因が「他人」でない回答例
他人が原因でないこと。
原因が他人ではなく、自分自身にある場合は答えやすいです。
他人を否定しない内容となるので、望ましい答え方ができるからです。
例えば、
・試験前に勉強が思うようにはかどらない
・提出すべき課題が時間が足りない
・部活で技術面の壁にぶつかってしまった
どれも焦りやストレスを感じそうですよね。
これらの場合は次のように対処を答えることができます。
回答例1
「試験前に勉強が思うようにはかどらない時なんかは焦りやストレスを感じます。」
「提出すべき課題が多くて時間が足りない時にストレスを感じます。」
いずれの場合も続けてこんな対処法を伝えると良いでしょう。
「そういう時は好きな音楽を聴いて気分転換してから、効率的に進められるよう計画を立て直します。」
うまく気分転換が図れるということで、ストレスをため込まない人間であることのアピールにつながります。
回答例2
「部活で技術面の壁にぶつかって伸び悩んだ時にストレスを感じました。」
「先輩に相談したところ、効果的な練習方法を教えてもらい、壁を抜けることができました。」
人に相談することで問題を解決することができるという素直な性格とストレスをため込まないことをアピールすることができます。
仕事でも、うまくゆかないことがあります。
そんなとき、一人で悩まずに先輩や上司にアドバイスを仰ぐのが基本ですから、面接官の評価は悪くありませんよ。
他人が原因のストレスなら
原因が「他人」となる答えはNGとお伝えしました。
でも、対処の仕方次第ではプラスの評価となることもあります。
例えばこんな場合てす。
「アルバイト先の居酒屋で客のクレームに遭った時にストレスを感じました。」
「へたな対応をすると問題をこじれさせると思ったので、『恐れ入ります。少しお待ちください』と言って先輩社員に相談したところ、その社員が対応してくださって事なきを得ました。」
「そのあとクレームへの対応の仕方を教わったので、以後は何とか自分で対処できるようになりました。」
原因が他人でもこのように答えれば、問題を一人で抱え込まずに人に相談して、自分も成長する人間であることをアピールすることができます。
仕事でも客先からのクレームを受けることがあります。
そんなとき、適切な動きがでるだろうと面接官に思われますよ。
面接でストレス解消法を聞かれたら ? ゲームはマイナス印象 ?
では次に、「あなたのストレス解消法はなんですか ?」と聞かれたときの答え方についてです。
冒頭で「若者らしい健全な答え」とお伝えしましたが、具体的に例を挙げてみましょう。
【例文付】若者らしい健全な答え
・「あまりストレスは意識していませんが、気分転換にはテニスで汗を流しています。」
・「何も考えずにひたすらプールで泳ぐとスッキリします。」
とか、スポーツ系ならだれが聞いても頷けますし、好感の持てる答えと言えるでしょう。
運動が苦手な人なら、こんなのでも良いです。
・「漫画を読んで頭を空っぽにしています。」
・「アクション映画を観ることです。」
・「好きな音楽を聞いてます。」
とか・・・。
【例文付】これはちょっと気になる答え
ちょっと気になるのがこちら。
・「ゲームをしています。」
これは、あまり強調して話し過ぎると「もしかしてこいつオタクかも・・・」と思われることがあります。
軽くサラリと流しておくと良いでしょう。
実際にはストレス解消法については、たいていの答えはOKです。
冒頭述べた「酒」とか「ギャンブル」でなければ、よほど極端な答えでない限り、この質問に対する答え方で落とされることはありません。
心配しなくて大丈夫。
大事なことはここ !
ストレスに関しては、「解消法」より「どんなとき、どんなことにストレスを感じるか」の答え方のほうが大事です。
「自分は他人が原因でストレスを感じます」というサインになならいよう気を付けてくださいね。
そうは言っても、面接ではモロに「どんな人にストレスを感じますか ?」とか「どんな人が苦手ですか ?」と質問されることがあります。
その場合、ストレスを感じる人を答えない訳にはいきませんよね。
こちらに答えをまとめてありますので是非参考にされてください。
苦手なタイプを面接で聞かれたら~面接官が答え方を伝授。
おわりに
いかがでしたか ?
面接で、ストレスを感じるときやストレス解消法について聞かれたときの対処と答えの例文についてお伝えしましたが、参考になりましたでしょうか ?
ストレス耐性は、採用の判断基準のひとつとなること、お分かり頂けたと思います。
面接自体が「ストレス」かも知れませんが、上手に解消して乗り切ってくださいね。
あなたの就活が順調に進みますように !
最後までお読みくださってありがとうございました。