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学生生活で打ち込んだことを聞かれたら ? NGな答えって ?

 

学生生活で打ち込んだことって ?

「学生生活で、最も打ち込んできただことはなんですか ?」

 

これも面接のときによく聞かれる質問のひとつです。

 

「学生生活を何となく過ごしてきたので、特別打ち込んだことなんかないよ。」

という方は、答えに悩みますね。

 

あなたは何かに打ち込んできましたか ?

 

この質問で、面接官は何を知りたいのでしょうか ?

 

ここでは、学生生活で打ち込んだことを聞かれたらどんなことを答えるのが望ましいのか、また、なぜこんな質問をするのかについて、面接官としての経験からお伝えしたいと思います。

 

 

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学生生活で打ち込んだこと~望ましい答えは ?

初めに答えを言いましょうね。

学生の本分はやはり、「勉学」ですよね。

ですから、ここは学生の本分に則った内容を答えるのが望ましいのです。

 

具体的にあげてみましょう。

 

卒業研究

例えばこんなふうに。

「卒論です。」とか、「卒業研究です。」あるいは「ゼミ活動です。」と答えることをおすすめします。

 

面白くもなんともない答えですが、「ウケ」を狙うわけではないのでこれで良いのです。

 

成績があまり芳しくないことを自覚している方は、「単位を落とさないようにしっかり勉強することでした。」と答えて良いですよ。

 

ただ、就活の時期が早い場合は、卒業研究だとまだ始まったばかりで「最も打ち込んだ」という過去形は使えませんから、「これから卒業研究に打ち込んでゆこうと思います。」と答えましょう。

 

面接官が、「これから・・・ですか ? では今まで打ち込んできたことは ?」と切り返してきたらどうしましょう ?

 

「ゼミの活動に取り組んできました。」でも良いですし、「特に○○(あなたの得意な科目)が好きなので頑張ってきました。」と答えても良いでしょう。

 

卒論を書く為のゼミの活動は、多くの大学では3年次からが始まりますから、「打ち込んできたこと」として挙げやすいですよ。

 

専門的に取り組んできたわけですから、さらに何か質問されても答えやすいですしね。

 

部活・サークル活動

また、部活を頑張ってきた人は「クラブ活動です。」とか「サークル活動です。」と答えても構いません。

特に何かの大会に出場していると、面接官の興味を引きやすいです。

 

面接官は、そこから部活やサークル活動について質問を続けてきます。

 

自分の得意な方向へ面接官の興味を誘導できるので、あなたは質問に答えやすくなりますよ。

 

先におすすめした「卒業研究」や「ゼミ活動」も、やはり自分の得意とする内容に面接官の質問を誘導することになるので、話しやすくなるのです。

 

学生生活で打ち込んだことでNGな答えって ?

それでは逆に、学生生活で打ち込んだことでNGな答えって何でしょう ?

具体例をあげてみましょう。

 

アルバイト

まず挙げられるのは、意外と思われるかも知れませんが、じつは「アルバイト」なんです。

 

たとえ苦学生で生活のために頑張って働いていたとしても、それはあくまで勉学に打ち込むための「手段」であって、けっして学生生活を送る「目的」ではないからです。

 

アルバイトについては、たいていの面接官は「打ち込んだこと」とは別に質問してくると思いますので、そのときまで取っておいてください。

 

趣味

同様に、「趣味」も学生生活を送る「目的」ではありませんから、学生生活で打ち込んだこととしてはいただけませんね。

 

ただ、それがご自分の専攻に関連のあることならOKです。

 

例えば、ドイツ文学を専攻されているなら、「好きなドイツ人作家の生まれ育った街や当時の時代背景を徹底的に調べるのが趣味になってしまい、勉学以外では最も打ち込みました。」

 

とか、「その作家が済んでいた街を見たくてアルバイトでお金を貯めてドイツに行ってきました。」も、ありですよ。

 

ただ、あくまで「勉学以外では」を添えてくださいね。

「もちろん勉学に打ち込みましたが・・・」を言外に伝えることになりますから。

 

ここでは例としてドイツ文学専攻の方を取り上げてみましたが、数学や物理、工学専攻なら、ある学者に興味をもって自分なりに調べたとかでも良いでしょう。

 

趣味に関しても、アルバイトと同様に大抵の面接官が別途質問することが多いですよ。

ですから、専攻と関係のない趣味ならば、「打ち込んだこと」を質問されたときには触れないでおいてくださいね。

 

ちなみに「クラブ活動」だって「趣味」とあまりかわらないじゃないか ?

と思うかも知れませんが、クラブ活動は学生生活の一部なのでセーフなんです。

 

自分がアルバイトや趣味以外で一番心血を注いできたと思うことがあって、それが学業や専攻と関連づけて答えられるならOKです。

 

それなら、さらに何かつっこまれて聞かれても、一所懸命にやってきたことですから、答えられますよね。

 

学生生活で打ち込んだことってどうして聞くの ?

面接官が、学生生活で打ち込んだことを聞くのはなぜでしょう ?

 

それは、じつに月並みなことではありますが、応募者の真面目さを確認したいからなんです。

拍子抜けしましたか ?

 

少なくとも、卒論やゼミあるいは専攻に関連したことに打ち込んできた学生は「真面目」と判断されます。

 

極端に趣味に走っている学生だと、面接官は「この人物を採用したら真面目に仕事をやってくれるのだろうか ?」と不安を覚えてしまいます。

 

アルバイトに多くの労力を費やさざるを得なかった苦学生も、「打ち込んだこと」としてはあえて出さずに、勉学に関連したことを挙げた方が良いのです。

面接官は、アルバイトについても聞きますから、頑張ったことはちゃんと見てくれますよ。

 

 

おわりに

いかがでしたか ?

学生生活で打ち込んだことを聞かれたら、どう答えたら良いかについてお伝えしましたが、参考になりましたでしょうか ?

 

ここでは、答えの例も掲載しましたが、あくまで「参考例」ですから、ご自分の考えで自らの言葉で答えてくださいね。

 

自分の考えに基づいているか、就職のノウハウ本などの答えを使っているか、面接官はお見通しであることを申し添えておきます。

 

就活、頑張ってくださいね !

 

最後までお読みくださってありがとうございました。