新入社員は、たいてい歓迎会を開いてもらえます。
ここで気になるのが、挨拶。
何を話したらいいでしょう ?
あと、歓迎会では上司とかにお酌をして回らないといけないのか ?
宴会が苦手な人にはちょっと苦痛ですよね。
ここでは、新入社員の歓迎会での挨拶の仕方について、また、お酌をすべきか、するなら注意点はあるのかについてお伝えしたいと思います。
新入社員の歓迎会で挨拶は何を言う
新入社員の歓迎会では、たいてい上司の挨拶のあと、新入社員に挨拶の順番が回ってきます。
そのとき、何を言えばよいか ?
ポイントは次の3つです。
・簡単な自己紹介
・時間は長くても1分以内
・お礼を述べる
挨拶の例
例をあげてみましょう。
たとえば、こんな感じです。
「〇〇〇〇です。
趣味はサイクリングです。
もし、同じ趣味をお持ちの方、興味のある方がいらっしゃいましたら、一緒に走りましょう。
今日は、このような席を設けていただきまして、誠に有難うございます。
仕事、頑張りますので、どうぞ宜しくお願い致します。」
名前を言って、あと趣味があればちょっとだけ言います。
過度なウケねらいはやめておきましょう。 お調子者と思われますので、控えめに。
あと長すぎるのはNGです。
話をまとめられないヤツと思われます。
上の例のように数十秒で済ませてよいです。
趣味についてもっと聞きたい人や質問のある人は問いかけてきますから、それでちょうどよい時間になりますよ。
新入社員の歓迎会でお酌はすべきか?
気になるのが、「お酌」ですよね。
歓迎会ですから、主役は新入社員。
主役はいわばお客様ですからお酌しなくてもよいのでは・・・。
と思うかも知れませんね。
でも、お酌はした方がよいです。
お客様のようにじっと座っていると「気の利かないヤツ」とか「礼儀を知らないヤツ」と思われてしまいます。
歓迎会では「これから宜しくお願いします」という気持ちを込めて上司、先輩社員一人一人にお酌してまわりましょう。
些細なことですが、今後の職場生活を円滑にするために「苦手」でも頑張ってお酌することをお勧めします。
お酌の注意点
お酌をするにはタイミングと順番があります。
そして、お酌の仕方とご返杯の受け方にも注意が必要ですので、ご説明ましょう。
タイミング
「乾杯」が終わったらすかさず手近のビール瓶を持って席を立ちます。
このタイミングを逃すと隣の人から話しかけられたりして、席を立ちにくくなります。
順番
もちろん役職の一番高い人に最初にお酌します。
そこから順に隣の人に注いで回ればよいです。
最後に自分の席に戻った時に両隣の人にお酌する。
これで完結です。
お疲れ様でした。
あとはゆっくり歓談しながら飲んで食べて、歓迎会を楽しんでください。
お酌の仕方
お酌するときは、両手で持ちます。
座敷の場合は立ったままではなく、両膝をついてお酌します。
座っている先輩・上司に対して立ったまま前かがみでお酌するまは礼儀に欠けるのでNGですよ。
ご返杯
お酌をして回ると「ご返杯」を頂くことがあります。
このときもグラスは両手で持ちます。
利き手で持ってもう一方の手をグラスの下に添えて差し出します。
片手で持って差し出すと、「注げ」と言っているようになって、よろしくありませんからご注意くださいね。
二次会を抜けるには ?
歓迎会は一次会が終わると二次会に流れることが多々あります。
お酒に強くないし、宴会や飲み会が苦手な人はどうしたらよいでしょう?
一次会が終わったら、お店の前でみんなに向かってこう言います。
「今日はありがとうございました。楽しいときを過ごさせていただきました。」
「今日はここで失礼致します。ありがとうございました。」
お辞儀をして帰ればOKです。
「あれ、〇〇くん、二次会行かないの ?」
と言われたら、
「すみません。お酒、強くなくて・・・。もうだいぶ回ってますので…失礼させていただきます。」
ちょっと付き合いが悪いと思われるかも知れませんが、そこは割り切ってよいですよ。
一次会でしっかり「礼」を尽くしていきば問題ありません。
あ、もちろんお酒が好きな方は二次会に付き合ってください。
ただ、「無礼講」といっても節度は守ってくださいね。
新人歓迎会の日に酔いつぶれたとか次の日二日酔いになってはいけません。
「あいつは節度のないヤツ」というレッテルを張られてしまいますから、くれぐれも気を付けてください。
歓迎会のお礼は
翌日、出社したらこうあいさつしましょう。
「お早うございます。昨日はありがとうございました。」
たったこれだけで、礼儀正しい人物と思われます。
逆にこの一言がないと「今どきの若者は・・・。」ということになりますよ。
おわりに
いかがでしたか ?
新入社員の歓迎会での挨拶の仕方、お酌の注意事項についてお伝えしてきましたが参考になりましたでしょうか ?
最後にまとめておきますね。
・挨拶は名前と趣味とお礼を簡単に
・乾杯が済んだらすぐにお酌に回る
・一番役職の高い人に最初にお酌する
・お酌は両膝をついて両手で
・ご返杯のグラスは両手で持つ
・帰るときにお礼を述べる(二次会を断るときも)
・翌朝はひとことお礼を言う
新人歓迎会、挨拶とお酌が済んだらあとは適度に歓談して楽しんでください。
あなたが希望に満ちた社会人生活を始められますように !
最後までお読みくださってありがとうございました。