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新入社員は残業するな ! するならここに注意 !

課題が終わらない !

晴れて社会人としてスタートを切ったあなた、おめでとうございます。

 

でも、入社早々、判断に困ることがある。

 

そのひとつに、「残業」があげられます。

先輩社員たちがみんな残業していると、先に帰るのが申し訳ないような・・・。

やっぱり、ちょっと帰りにくいですよね。

 

でも、無駄に残業すると残業代欲しさに残っていると思われてしまいます。

初めのうちは、上司に言われないかぎりは残業せずにとっとと帰った方が良いです。

 

では、新入社員はいつごろから、あるいはどんなときに残業するものなのか ?

 

ここでは、新入社員が残業するときの注意について人事担当者の視点からお伝えしたいと思います。

 

 

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新入社員は残業するな !

基本的には「新入社員は残業するな!」です。

新入社員のうちは、やることと言えば仕事の勉強をするか、せいぜい簡単な作業を与えられて取り組むくらいです。

 

まだ、残業する段階ではありません。

入社間もないうちから残業していると、冒頭で述べたように、残業代欲しさに居残っていると思われかねません。

 

ただ、与えられた作業や課題がなかなかできなくて、「もう少し頑張ってみたい。」と思ったら、上司に許可を求めて下さい。

 

「済みません。今日頂いた課題がまだ終わらないのでもう少しやっててもよろしいですか ?」

 

「作業」ならたいていは残業OKですが、「課題」をやるためだとちょっと微妙です。

 

この辺りのことはこちらに詳しくまとめましたので、よろしければご参照ください。

残業時間に勉強してもいいの ? 新人が気を付けるべきこと。

 

 

新入社員が帰るときは ?

先輩社員たちが残業しているのに帰る時は、ひと言声を掛けます。

 

「お先に失礼致します。」

 

これだけで良いです。

 

新人のうちは、さっさと帰る方が爽やかですよ。

 

最初、帰りにくいときは上司に聞くと良いです。

「あの、今日は他に何かすることはありますか ? なければこれで帰ってよろしいでしょうか ?」

 

たいていは「新人のうちは定時になったら、いちいち聞かなくても帰っていいよ。」と言われるはずです。

 

そうしたら次の日からはひと言挨拶を言って帰る。

 

 

新入社員が残業するときの注意 !

「新入社員は無駄に残業しない」とお伝えしました。

でも、いずれは残業するようになります。

 

その時の注意すべき点を2つお教えしましょう。

 

いつから残業するか ?

新入社員はいつごろから残業するものなのか?

 

残業するタイミングは「課題」を与えられたとき。

それ以前は、上司の命令がなければ「無駄」に居残っていることになります。

 

「課題」を与えられるのは、入社数日後のこともあれば2週間も過ぎてからのことも。

 

会社や職場によってさまざまです。

最初のうちは、簡単な「課題」でも手こずるもの。

残業のきっかけになることが多いですよ。

 

残業するなら上司に聞く

残業する際に、守らなくてはいけないことがあります。

 

それは、「上司に聞く」こと。

特に課題をやるための残業なら、なおさらです。

 

基本的に「残業」は、上司の「命令」で行うものです。

或いは「申請」して「許可」をもらって行います。

 

勝手にするものではないのです。

 

ただ、たいていの会社では実態として、個々の社員の裁量で残業して上司が事後承諾をする。

このパターンが多いです。

もちろん、事後承諾が許されるのは、社員が経験を積んでからですよ。

 

正しいやり方ではありません。

 

でも、個々の社員に残業を命じたり、いちいち申請を出させて許可を与えていては、部下の多い上司は手間がかかって大変です。

 

なので、運用上「事後」承諾となってしまうのが一般的。

 

新入社員のうちは、残業すべきかどうかは、上司の判断を仰ぐこと。

 

新入社員に残業させない理由

企業側にも新入社員に残業させない理由があります。

 

次の理由が挙げられます。

  • 早期退職を防ぐ
  • 一定期間は残業ゼロと決めている

 

入社後にいきなり残業させると、きつい職場と思って辞めてしまう可能性があることから、新入社員には残業させない方針の会社もあります。

 

同様に、勤怠管理の規則として、新入社員は入社後一定期間は残業ゼロと決めている会社もあります。

 

このような場合、新入社員に残業させてしまうと管理監督者として上司が怒られてしまいます。

 

こういう面からも、残業したい場合は上司に確認する必要があるのです。

 

 

新入社員でもいきなり残業

多くの会社では、新入社員にいきなり残業を命じることはありません。

徐々に仕事に慣れてもらって、ある程度任せることができるようになってからです。

 

そうは言っても、急に仕事がたてこんだり、会社によっては4月、5月が忙しいところもあります。

 

そんな場合は、新人でも、簡単な作業を手伝わせて「残業」ということもあります。

 

新入社員がいきなり残業するケースについてはこちらにもっと詳しくまとめていますよ。

新入社員の残業はいつから ? いきなりさせるのはブラック ?

 

残業を命じられたら

「残業」は「業務命令」ですから、従わない訳にはいきません。

「残業」して下さい。

 

新入社員がいきなり残業を拒否することはないと思いますが・・・。

念のため、こちらもご参照くださいね。

残業を拒否すると解雇される !? 回避するには日ごろが大事 !

 

新入社員は残業代が出ない ?

新入社員の残業について良く聞かれることに、「新入社員は残業代が出ないのか ?」と言うことです。

 

特に、初めの2ヵ月とか3ヵ月の間は「試用期間」と言って、まだ正社員ではありません。

なので正社員にならないと残業代は付かないと勘違いされる方が時々います。

 

新入社員でも、試用期間中でも、残業代は出ます。

 

ただ、ろくには仕事ができていないのに残業を付けては申し訳ないと思って、付けにくいですよね。

 

これも、上司に聞くと良いです。

 

「今日のような場合は残業を付けて良いのでしょうか ?」

 

本来、残業は、上司の命令・許可で行うものです。

 

上司が命じた以上、残業を付けるのが当たり前です。

 

そうは言っても、念のため聞いてから付けるのが良いでしょう。

 

万一新入社員のうちは残業を付けてはダメと言われたら・・・これ違法ですけど・・・中小企業には稀にあります・・・そのときは、とっとと帰ることです。

 

 

おわりに

いかがでしたか ?

新入社員は残業するなという理由、また、残業を付けて良いのかについてお伝えしましたが、残業に関する疑問が解消しましたでしょうか ?

 

最後にまとめておきますね。

 

・新入社員のうちは無駄に残業しない
・残業する/しないは上司に判断を仰ぐ
・試用期間でも残業代は出る
・帰るときはひと言声を掛けて

 

最後までお読みくださってありがとうございました。