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上司にお中元やお歳暮を贈るべき ? ゴマすりと見られる ?

上司にお中元って、贈るべき ?

お世話になった人に贈るお中元とお歳暮。

社会人になって、お世話になった人と言えばなんと言っても職場の上司。

 

お中元やお歳暮は贈るべきなのか ?

お中元やお歳暮を贈るとゴマをすっていると見られないか ?

ちょっと悩ましいところですね。

 

結論を言えば通常は「必要ありません」。

ただし、贈った方が良い場合もあります。

 

ここでは、上司へのお中元、お歳暮についてどんな時に必要なのか、さらに一度贈ったら止めるときはどうしたら良いのかについて、総務担当者の視点からお伝えしたいと思います。

 

 

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上司へのお中元やお歳暮は贈らない

お中元やお歳暮を贈るのは礼儀として当たり前。

かつてはそんな時代がありました。

 

でも、今は違います。

ほとんどの会社では、「虚礼廃止」。

 

いまどき上司にお中元やお歳暮を贈ると、かえって相手も困ってしまいます。

「お返し」を考えなくてはならないので、わずらわしい思いをさせることになる。

 

なので、上司へのお中元やお歳暮は贈らない方が良いのです。

 

お中元やお歳暮を贈るケース

 

「上司へのお中元やお歳暮は贈らない方が良い」と上でお伝えしました。

でも、どうしても贈りたいとき、また、贈らないといけないという例外的なケースがあります。

 

そんな時はどうするか ?

順にご説明しますね。

 

どうしても贈りたいとき

「虚礼廃止」とは言ってもものすごくお世話になったから、どうしてもお礼がしたい。

その場合は、初めから「御礼」として贈ると良いです。

 

お中元もお歳暮も、お世話になったお礼の気持ちを伝えたくて贈るわけですからね。

 

ただ、お中元なら「御礼」ではなく、「暑中御伺(しょちゅうおうかがい)」として贈ります。

タイミングは暑中見舞いの時季が終わるころ。

 

お中元ではなく、あくまでも「暑中御伺」です。

これなら、一度きりで翌年から贈らなくても失礼にはなりません。

 

注意することは、熨斗(のし)は「暑中御見舞い」ではなく、「暑中御伺」とすることです。

これ、目上の上司に暑中見舞いを贈るときの礼儀です。

 

お歳暮なら単に「御礼」として贈る。

 

これらのやり方なら、お中元でもお歳暮でも一回きりで止めてOKです。

失礼になりませんよ。

 

必要な場合とは ?

あと、結婚するときに上司に仲人を頼んだ場合はやはりお中元やお歳暮は贈った方が良いです。

これも「礼儀」ですから。

 

どちらかひとつにするなら、その年にお世話になった「お礼」と言う意味でお歳暮にすると良いですよ。

 

そして、注意することは、仲人をして頂いたときのお歳暮は、通常3年間は続けるのが礼儀とされていることです。

 

上司に仲人をしてもらったときは、3年間お歳暮を贈る。

覚えておいてください。

 

上司へのお中元、お歳暮はどう止める ?

現在上司にお中元やお歳暮を贈っているけど、そろそろ止めたい場合はどうしたらたら・・・。

 

じつは、相手が「もう贈って頂かなくて結構ですよ。」と言うまでは贈り続けるのが礼儀なんです。

 

ですから、相手がそれを知らないと、止められなくなってしまう。

これってけっこうシンドイですよね。

 

そこで、こちらから止める方法をお教えしましょう。

 

 

お中元の止め方

お中元をやめるには次の二つのやり方があります。

順にご説明しますね。

 

お中元の代わりに暑中見舞いにする

 

お中元を暑中見舞いに切り替えるときは、上でお伝えしたように「暑中御伺」の熨斗(のし)を付けてお中元の時季が過ぎるころに贈ります。

 

そして、翌年からは「暑中見舞い」のハガキだけにする。

これなら抵抗感なくお中元を止められますよ。

 

あと、お中元を止めることは、ことさら上司に伝えません。

お中元を止める理由は言いにくいですから。

 

黙って暑中見舞い(暑中御伺)に切り替えてください。

 

お中元とお歳暮の両方を贈っている場合はお歳暮だけにする

この場合も最初の年は夏に「暑中御伺」も贈ります。

 

そうすれば、翌年の夏からは、暑中見舞いのハガキだけで大丈夫。

後はお歳暮だけで済みます。

 

お歳暮の止め方

お歳暮の止め方も二通りあります。

 

ひとつ目のやめ方は、いきなりお歳暮をやめて、かわりに年末の挨拶状を送る方法です。

 

上司に仲人をお願いして3年間お歳暮を贈ったら、4年目は年末の挨拶状に切り替える。

 

でも、「お歳暮をいきなり止めるのはちょっと気が引ける」。

 

そう感じる方のために、ふたつ目の止め方をお教えしましょう。

 

「段階的に止める」のです。

 

具体的にはこうです。

 

最初の年はまず品物のグレードを少し下げる。

いままで5,000円相当の品を贈ってきたなら3,000円程度の品にする。

そして、翌年にはお歳暮は止めて、その年の感謝を伝える年末の挨拶状だけ送ります。

 

これなら上司も違和感を覚えずに、察してくれるでしょう。

 

転勤も止めるタイミング

上司へのお中元やお歳暮はこんなタイミングなら止めても不自然ではありません。

・退職
・転勤
・異動
・身内に不幸があった

 

上司が定年退職したとか、自分が転職したとか、あるいはどちらかが転勤したなど、職場が替わったらお中元やお歳暮を止めても問題ありません。

 

あと、身内に不幸があって上司がそれを知っているなら止めても違和感はないでしょう。

 

おわりに

いかがでしたか ?

上司へのお中元、お歳暮を贈るべきか、また止めるにはどうしたら良いかについてお伝えしましたが、参考になりましたでしょうか ?

 

お中元もお歳暮も、一旦贈ると「贈り続ける」のが基本です。

 

なので、贈り続けることを考えないのなら、はじめからお中元やお歳暮は贈らないで、ここで紹介したように一回だけの「暑中御伺」や「御礼」として贈ることをおススメします。

 

「虚礼廃止」とはいえ、お世話になった上司に「お礼」や「感謝」を伝えることは良いことです。

 

ただ、くれぐれもムリにならないように・・・。

 

あなたが上司との良い関係を続けられますように !

 

最後までお読みくださってありがとうございました。