就活のとき、留年していると不利か ?
少なくとも「有利」とは言えませんよね。
問題は、留年の理由です。
趣味ばかりやって勉学がおろそかになって留年してしまったのなら、やはり採用担当者の評価はマイナスとなるでしょう。
後、特別何かに興じたわけではないけど、のんびり屋さんであまり勉強しなかったからとか・・・。
「留年」は事実なので隠しようはありません。
なので、留年の「理由」が合否のポイントとなります。
ここでは、就活で留年したことを不利にしない方法について採用担当者の立場からお伝えしたいと思います。
就活で留年したことを不利にしない方法
就活で留年したことは、もちろん有利にはできません。
でも、すこしでも不利にしない方法はあります。
面接官に「それはやむを得ないな」と思わせる理由を用意することです。
履歴書の書き方と面接での答え方にコツがあります。
順にご説明しましょう。
留年したことは履歴書にあえて書かない
履歴書の入学年と卒業見込み年を見れば、留年したことはすぐに分かります。
なので、あえて留年したことは書かなくても良いです。
ただ、次のケースはしっかり書いておきます。
・留学のため1年休学した
・病気やケガで入院したため留年した
留学の経験は、視野を広げることや語学力の強化に役立ちますから、採用担当者の心象は良くなります。
なので、ぜひ書いた方が良いです。
病気やケガが理由で留年した場合は、要注意です。
採用担当者は
「入社後、体調不良で十分な勤務ができなくなるのでは ?」
と言う懸念を抱きます。
なので、「完治」したこと、入社後の仕事に支障がないことをアピールしておく必要があります。
なので、「○○のため入院し、結果的に留年しましたが、完治して現在は勉学に励んでいます。」
と記載しておくと良いです。
留年が、ほかの理由なら書きません。
かえって言い訳ととられかねないからです。
留年していても、志望の動機や、自己PRのところで、目を引くものがあれば面接に進むことができるでしょう。
不利にならない理由は ?
上で留学か病気が理由ならは履歴書に書くとお伝えいしました。
留学はむしろ有利になりますし、病気は「やむを得ない」事情となるからです。
それ以外の理由で留年した場合は面接の際に必ず面接官が留年の理由を聞きますから、そのときに答えます。
ここで、答えるべき不利にならない理由とはどんなものでしょう ?
例えば次のような理由です。
・親が病気になり、介護のために休学した
・生活費と学資を稼ぐために休学してアルバイトでお金を貯めた
これらは、「自分が怠けたわけではなく、仕方がなかった」と言うことができます。
ただ、「ウソ」を書いてはいけません。
面接官にくわしい状況を突っ込まれたら途中で応えられなくなってしまいます。
これは完全にNGです。
では、あまり勉強をしなかったため、単位が取れなくて留年してしまった時はどう答えたら良いでしょう ?
・休学までしなかったが、生活費と学資を稼ぐためにアルバイトで多くの時間をついやした。
・部活に打ち込んだため、勉強がおろそかになってしまった。
実際にアルバイトをかなりの期間やっていた場合や部活を真面目にやっていた場合はこれらの理由が使えます。
ただ何となく勉強せずに単位を落とした場合は、正直に言うしかありません。
「じつは、○○が苦手で、単位を落としてしまいました。」
○○は実際に単位を落とした学科ですよ。
留年から学んだことを用意しよう
自分はこれこれの理由で留年してしまいました。
でも、そこからこんなことを学びました。
というものを考えてみてください。
人生に「無駄」はありません。
あなたも無駄に留年したわけではなく、なにか学んだものがあるはずです。
たとえば、病気で休学したなら、
「私はこの経験で、『健康』がどんなに有難いことか、普通に体を動かせることがどれほど有難いか、ということを身に染みて学びました。
「これからも健康に感謝しながら、体を大事にしてゆうこと思っています。」
生活費と学資を稼ぐためにアルバイトして留年したなら、
「私は、この経験で、留年はしたものの、働くことの充実感と尊さを学ぶことができました。自分手がお金を稼いでみて、親の大変さ、有難さを知ることができました。」
など、留年から得たことを述べて、「無駄」ではなかったことをアピールすると良いでしょう。
就職直前に留年したら ?
問題は、内定をもらっているのに、残った単位が取れなくて留年が決まった場合です。
追試などで、1~2ヵ月遅れて卒業できるなら、内定先に正直に事情を話して入社の時期を待ってもらえないか相談してみます。
あなたに十分な魅力を感じているなら、待ってもらえる可能性はあります。
3月卒業が内定条件ですから、ダメもとですが・・・。
もしも完全に留年が決まってしまってその年は卒業できないXX
おわりに
いかがでしたか ?
就活で留年を不利にしないためにはどうしたら良いかについてお伝えしてきましたが参考になりましたでしょうか ?
あなたが「留年」という事実を就活の不利な材料とすることなく、望む会社に就職できますように !
最後までお読みくださってありがとうこざいました。