仕事が覚えられなくて、もう辞めたい。
もしそう思っているなら、ちょっと待ってください。
安易に辞めれば履歴書にキズが付きます。
そもそも仕事を覚えるのに必要な期間は人によって異なります。
特に新入社員の場合は3ヵ月くらいで仕事を覚えてしっかりこなせるようになる人もいれば、半年かかってもまだ自信をもって仕事をすることができない人もいます。
同期の社員が張り切って仕事をしているのに自分はいつも失敗ばかり・・・焦りや自信喪失に陥ってしまいますよね。
でも、諦めるのはまだ早い !
辞める前に試して頂きたいことがあるのです。
もしかしたらその道の立派なプロになれるかも知れません。
ここでは仕事が覚えられないから辞めたいと思っている人のために、覚えられない原因別に、どうしたら仕事がえぼえられる覚えられるのか、そして辞めずに済むのかについて解説してゆきます。
仕事が覚えられないから辞めたいときどうする ?
仕事が覚えられないから辞めたい!
せっかく採用されたのに仕事が覚えられないと、
- 焦り
- 無力感
- 自己否定
など、とても辛い時状態に陥ってしまいます。
私も新入社員になった当初は、なにかせ何だか分からずに大いに焦りましたから、良く分かります。
この辛さから抜け出す方法は2つ。
- 仕事を覚えてできるようになる
- 今の仕事を辞める
このいずれかです。
辞めることは簡単です。
でも、安易に辞めてしまうと、あとあと一層辛いことになる可能いがあります。
逃げてしまったことに対する負い目
自分はダメなやつなんだという劣等感
こんなものを一生背負ってゆくのはごめんですよね。
今の仕事が本当に自分に合っていないのなら、止むを得ません。
でも、単に要領が悪くて仕事が覚えられないなのなら、冒頭でも述べましたが、あきらめるのはまだ早いですよ。
仕事が覚えられないのはなぜか ?
そしてしごとを覚えるための対策は ?
この2つを順に考えてゆきましょう。
仕事が覚えられない原因は ?
はじめに仕事が覚えられない原因を見ておきましょう。
考えられるのは次の4つです。
- 分からないことをそのままにしている
- 先輩や上司に聞きにくい
- 会社の教育体制・仕組みができていない
- 仕事が自分に合っていない
分からないことをそのままにしている
仕事が覚えられない原因として最初に取り上げるべきは「分からないことをそのままにしている」です。
これでは「仕事を覚える気がありません」と言っているようなものです。
分からないことは自分で調べるか先輩・上司に聞いてクリアしておくことです。
そうは言っても「聞きにくい」と言うかも知れませんね。
その場合の対処についてお伝えしましょう。
先輩や上司に聞きにくい
先輩や上司に聞きたくても忙しそうにしている。あるいは聞くとうるさそうにされる。
だから分からないことが合っても聞きにくい。
でも、遠慮してはいけません。
先輩や上司は新人を教育する義務があるからです。
ここで遠慮や躊躇をしていてはいつまでたっても仕事が覚えられず、「ダメ社員」のレッテルを貼られ職場を去らざるを得なくなります。
うるさそうにする先輩や上司に食い下がる「しぶとさ」を発揮してください。
後年、こんな会話が交わされることを想像してみてください。
先輩 :
「あの頃のお前は実にしぶとかったなぁ。」
「でも、もう一人前で後輩に教える立場になったんだから大したもんだ。」
自分 :
「はい。おかげさまでなんとは仕事を覚えることができました。有難うございました。」
会社の教育体制・仕組みができていない
一般的な社会人教育や会社のこと、製品等については新人教育で教えられますが、実務となればたいていはOJT(オンザジョブトレーニング)です。
簡単な仕事から徐々に教えながらやらせてゆくのが一般的です。
このOJTを行う先輩社員の任命などの体制や仕組みがきちんとできていない会社は口頭で軽く説明して後はやらせてみることになります。
それでは新入社員はよほど要領が良い人でないと仕事を覚えられません。
仕事が自分に向いていない
事務職として採用されたけど、実は数字を扱うのは苦手なのに経理に配属されたとか、なんとなく華々しいイメージの営業を希望したけど、実際はお客様のクレーム対応でメンタルをやられてしまったなど、自分に向いていないケースもあります。
その場合はどうしても仕事に乗り気がしないので、覚えられません。
以上、仕事が覚えられない原因を挙げてきましたが、それでは次のそれらの対策を見てゆくこととしましょう。
仕事が覚えられない~対策
仕事が覚えられない人が取るべき対策は次の4つです。
- 分からなければ分るまで聞く
- メモを取る
- 仕事の手順をノートに書きだす
- todoリストを作って優先順位をつける
ただし、仕事が自分に合っていない場合には当てはまりません。
もう一度、自分は何をやりたいのか、自分に向いている仕事は何かを良く考えた上で転職も視野に入れる必要があります。
その際、こちらもヒントになるかも知れませんよ。
会社に行きたくない ! 休むのはありか ? 理由別対処法を伝授。
それでは個々の対策について順に解説してゆきます。
分からなければ分るまで聞く
「先輩や上司に聞きにくい」のところでお伝えした通りです。
うるさがられても、分からないところは先輩社員に聞いて、疑問を解消しないと仕事はできるようになりません。
会社の教育体制・仕組みができていない場合も、同様に分かるまでしつこく食い下がって「聞く」ことです。
メモを取る
先輩社員や上司に教えてもらったら必ずメモを取ること。
そうしないとせっかく聞いたことを忘れてしまいます。
同じことを2度も聞くのは「できない社員」のすること。
先輩社員から見て、メモを取らず同じことを聞く後輩は「やる気がない」と思われて、だんだん教えてもらえなくなってしまいますよ。
仕事の手順をノートに書きだす
ひとつ一つの仕事ごとに手順をノートに書いてみましょう。
仕事の「見える化」です。
仕事の手順を書き出すことで頭がクリアになって覚えが早くなりますよ。
todoリストを作って優先順位をつける
仕事の手際が悪いと、仕事を覚える余裕がありません。
手際よく仕事をすることで新たな仕事を覚える余裕ができてきます。
仕事の手際を良くするコツはやることをリスト化、つまりtodoリストを作成して優先順位を付けるのです。
①今日一日のやるべきこと、今週一週間のやるべきことを洗いだしてリストにしましょう。
②次にリスト化されたそれぞれの仕事に優先順位を付けます。
③後は優先順位に従ってこなしてゆく。
これで、仕事ができる社員の仲間入りができる可能性あり、です。
この方法はやることが多い場合に特に効果を発揮しますよ。
おわりに
いかがでしたか ?
仕事が覚えられなくてもう辞めたいと思っている人のために対策をお伝えしてきましたが参考になりましたでしょうか ?
ここでご紹介した「対策」はいずれもシンプルでかつ地道にやってゆくものです。
でも、今仕事ができる人たちの多くがやってきたことばかりです。
試してみる価値はありますよ。
あきらめずに、仕事が「できる」人間を目指しましょう。
最後までお読みくださって有難うございました。