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年金をもらいながら働く~メリットとデメリットを徹底解説 !

年金もらいながら働くぞ~ !ところで、メリット・デメリットは ?

年金をもらいながら働くと年金がカットされる。

そう思っていませんか ?

 

確かに60歳から64歳までは給料が月額28万円を超えると年金がカットされるという制度がありました。

 

しかし、2022(令和4)年4月以降はこの制度が大幅に緩和されました。

そのため、年金をもらいながら働くと年金がカットされるケースはほとんどなくなったといっても過言ではありません。

たいていの人は働いた分だけ収入が増えるのです。

 

ではどんな人が働きながら年金をもらうとカットされるのか ?

 

ここでは年金をもらいながら働くことのメリットとデメリットについて詳しく解説してゆきます。

 

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年金をもらいながら働くメリット

年金をもらいながら働くメリットは次の2つです。

・現在の収入が増える
・老齢厚生年金が増える

 

現在の収入が増える

既に確認したように、働いてもほとんどの人は年金の停止はありませんから、当然収入が増えます。

豊かな老後を過ごしたければ、年金をもらいながら働くことです。

 

老齢厚生年金が増える

自営業でなく企業に雇われて働けば厚生年金保険に加入することになります。

その結果将来もらえる厚生年金が増えることになります。

 

厚生年金保険料は70歳まで加入することができます。

そして、国民年金のように「満額」の概念がありませんから、加入期間が長ければ長いほど将来もらえる年金額が増えるのです。

 

年金をもらいながら働くということは二重に「おいしい」ことがお分かりいただけたと思います。

 

ここで厚生年金の加入条件をおさらいしておきましょう。

厚生年金の加入条件は70歳以下で次の(A)、(B)いずれかを満たす人です。

 

厚生年金の加入条件

(A)一般社員の所定労働時間及び所定労働日数の4分の3以上ある従業員
(B)(A)の条件を満たさないが次の5要件を全て満たす従業員
①週の所定労働時間が20時間以上あること
②雇用期間が1年以上見込まれること
③賃金の月額が8.8万円以上であること
④学生でないこと
⑤厚生年金保険の適用事業所に勤めていること

参照元 : 日本年金機構
年金Q&A

 

年金をもらいながら働くデメリット

ここまで年金をもらいながら働くことのメリットについてお伝えしてきましたが、デメリットはないのでしょうか ?

 

年金がカットされるケースがありますので見ておきましょう。

 

65歳未満の人は働かなくても年金がカットされる

65歳未満の場合はデメリットがあります。

じつは働く、働かないにかかわらず、65歳未満で年金をもらうと減額されてしまいます。

 

60歳~64歳で年金をもらうことを「繰上げ受給」と言います。

 

繰上げ受給をすると年金が1ヵ月当たり0.4%減額されてしまいます。

 

減額率 = 0.4%× 繰上げ請求月から65歳に達する日の前月までの月数

 

最大で 0.4%/月 × 12ヵ月 × 5年 = 24% の減額となります。

 

そして減額は一生変わりません。

 

ですから65歳までは年金をもらわずに働いて生活できるならその方が後で楽ということになります。

 

ただし、寿命は分かりませんから一概に損とは言えませんが・・・。

 

参照元 : 日本年金機構
年金の繰上げ受給

 

収入が高い人は年金がカットされる

年齢にかかわらず、次の条件に該当する人は年金がカットされます。

 

年金月額 + 給与月額 > 47万円

 

ここで、年金月額とは1ヵ月当たりの年金総額を言い、給与月額とは給料の標準報酬月額+1年間の賞与÷12で割った額を言います。

 

年金月額 = 1ヵ月当たりの年金総額

 

給与月額 = 給料の標準報酬月額※+1年間の賞与÷12で割った額

 

なお、ここでは分かり易いように次のように言い換えています。

・年金月額 : 正しくは「基本月額」
・給与月額 : 正しくは「総報酬月額相当額」

 

働きながらもらう年金を在職老齢年金と言います。

在職老齢年金がカットされることを在職老齢年金の支給停止と言います。

 

支給停止額の計算

年金月額をA、給与月額をBとすると、

 

支給停止額(減額される年金の月額)は次のようになります。

①A + B ≦ 47万円               0(減額なしで全額支給)

②A + B > 47万円                (A + B – 47万円) x 0.5  が減額される

 

具体的な例はこちらをご参照ください。
年金は働くと減額されるって本当 ? 具体的な額を例で説明

 

 

65歳以降なら年金をもらわないで働くと得なことも

もしも65歳以降も給料だけで十分に暮らしてゆけるなら年金をもらわない方が得ということも考えられます。

 

「65歳未満の人は働かなくても年金がカットされる」で年金の繰り上げ受給についてご説明しましたが、その逆のケースです。

 

65歳になっても年金を受け取らず、受給開始を遅らせるわけです。

これを年金の繰下げ受給と言います。

 

年金の繰下げ受給は1ヵ月受給時期を遅らせると0.7%受給額が増加するという制度です。

 

1年間では受給額は 0.7%/月 × 12ヵ月 = 8.4% 増加します。

 

これはお得ですね。

 

でも、トータルで考えた場合、特になるか損になるかは分かりません。

 

なぜなら何歳まで生きられるか分からないからです。

 

長生きすれば繰下げ期間中に受け取れなかった年金の総額以上に多くもらえますが、長生きできなければ、元を取る前に亡くなってしまって、トータルでは損ということもあり得ます。

年金の繰り下げ受給の損益分岐点は12年

です。

理由はこちらに詳しく解説していますので、あわせてご参照ください。
年金・繰り下げ受給の損益分岐点は何年 ? もらわないと損 ?

 

ただし、一概に損得だけでは判断できません。

繰下げ受給で増えた年金をもらった方が後の暮らしが楽になりますから。

いつまでも働けるわけではありませんから、一生の年金の受け取り総額よりも、より高齢になって働けなくなった時に受け取る年金が多い方が有難いという考え方もできますよね。

 

おわりに

いかがでしたか ?

年金をもらいながら働くことのメリットについて、また、年金をもらわずに働く場合の損得についても解説してきましたが、参考になりましたでしょうか ?

 

ポイントをまとめておきますね。

 

・年金をもらいながら働くと特はあっても損はない
・年金をもらわずに働く場合は年金で元がとれるまで12年間
・厚生年金保険は70歳まで加入できる

 

最後までお読みくださってありがとうございました。