面接に遅れたらどうしたらいい ?
これはもう、絶対に落ちるか ?
常識で考えれば、面接に遅れたらやっぱり落ちますよね。
面接に遅れる人は、「お客様との大事な取引のときにも遅れる人だな」と思われますから、当然です。
時間厳守は社会人としての最も大事なルールのひとつ。
それができないようでは落とされても仕方がありません。
でも、まだ諦めないで。
手を尽くせばチャンスはあります !
ここでは面接に遅れたときの対処法と可能性について、面接官の視点からお伝えしたいと思います。
面接に遅れそう ! するべきことはこれ !
「やばい! 面接に遅れそう !!」
そのときどうすべきか ?
さっそくお伝えしましょう。
電話で連絡、メールはNG
第一にやるべきことは、遅れそうになった時点で面接先の会社に連絡することです。
メールだとすぐに読まれない恐れがありますから、電話をすること。
その上で、理由とどれくらい遅れそうかを伝えて、それでも今日面接してもらえるか、あるいは日を改めて面接してもらえるか確認してください。
もちろん、「ダメもと」ですよ。
伝える内容は ?
面接官が電話に出たら、なにを伝えたら良いでしょう ?
こんなふうに言います。
「本日○○時に面接で伺うことになっている□□と申します。
じつは、電車を乗り違えてしまいまして、誠に申し訳ありませんが、お約束の時間に1時間ほど遅れてしまう見込です。
可能でしたら時間の変更、もしくは日程の変更をご検討頂ければ有難いですが・・・。」
先ずは、そのように伝えて見てください。
ポイントは、次の5点を盛り込むことです。
・お詫び
・遅れること
・遅れる時間
・遅れる理由
・時間または日程の変更が可能か打診
遅れそうだと伝えた時点で即アウトの場合。
これは仕方がないと思ってあきらめるしかありません。
一方、その日はダメでも、後日改めて面接の機会を与えてもらえることがあります。
その場合はじつにラッキーです !
断られても仕方がないところで、チャンスを与えられたわけですから。
ぜひ、そのチャンスを活かすよう、面接で頑張ってください。
時間前に連絡できなかったら ?
遅れそうで急ぐあまり、面接先に連絡をしそびれてしまった。
その場合は最悪です。
面接官は時間になっても連絡なしに現れない応募者に腹を立てます。
「辞退にしろ、遅れるにしろ、連絡くらいは寄こせよ。」
と思います。
心象はかなり悪い。
面接の時間前に連絡した場合に比べて、リトライのチャンスはグッと減ると思って下さい。
それでも、後から連絡する方が、何もしないよりは「マシ」です。
しっかりお詫びを伝えてください。
この場合も、再度日程を変えて面接してもらえるかどうか聞いてみます。
こんなふうに。
「○○大学の□□です。
本日はお約束の時間に伺えなくて大変申し訳ありませんでした。
道に迷って探しているうちに時間が過ぎてしまいました。
これから伺うことは可能でしょうか ?
或いは日を改めて面接の機会を頂くことは可能でしょうか・・・。」
「超」運が良ければリトライのチャンスが与えられる可能性があります。
「ずうずうしさ」を買われて面接しようという気になってくれるかも知れません。
リトライできたら言うべきこと
幸運にも、時間もしくは日程を変更してもらえた場合は、もちろん「お詫び」と「御礼」からスタートします。
「先日は面接に遅れてしまい、大変ご迷惑をお掛けしました。
申し訳ありませんでした。」
「それにも拘わらず、本日は面接の機会を頂きまして誠に有難うございます。
この言葉から面接を始めてください。
そうしないと、「なんだ、コイツは。先日のお詫びの言葉もないのか。」「やはり遅刻した時点で不合格にしておけば良かった。」ということになってしまいます。
面接官はこう思う
ここでは、面接に遅れた人を面接官はどう思うかを採用する側の立場からお教えしましょう。
連絡しない人は論外ですが、連絡した上で、さらにスケジュールの再調整を申し入れた人を、こう見る面接官もいます。
「コイツは諦めないで何とか最悪の状況を打開しようとする人間だな。」
「それなら、仕事でもマズイ状況に陥ったときに何とかしようと努力するだろう。」
諦めずに食い下がることで、「悪い状況」をなんとか切り抜けようとする姿勢を買う面接官もいることを覚えておいて下さい。
だから、諦めないで。
「ダメもと」でもリトライのチャンスを打診してみて下さい。
おわりに
いかがでしたか ?
面接に遅れてしまったときの対処法についてお伝えしましたが、参考になりましたでしょうか ?
面接に遅れること自体は極めて「マズイ」状況です。
でも、そこで諦めてしまえばそれっきりですが、諦めなければチャンスをつかめることがあることをお分かり頂けたと思います。
最後にまとめておきますね。
・遅れそうだと分かった時点で電話を入れる
・遅れることを伝えお詫びする
・時間または日にちを変えて面接してもらえるかを聞く
・面接してもらえたら最初にお詫びとお礼を述べる
基本は、面接には遅れないよう余裕を持って移動すること。
そして万一遅れた場合は、ここでお伝えしたことを思い出して下さい。
諦めるな !
手を尽くせばチャンスをつかめる !
最後までお読みくださってありがとうございました。