もう会社に行きたくない !
そう思うとき、あるいはそう思い続けているなら、どうしたら良いでしょう ?
選択肢は2つです。
・我慢して今の会社で働き続ける
・辞めて転職する
どちらがいいかはケースバイケースです。
そして、決めるのはあなたです。
いつでもやめる決断を下すことができます。
そう思えば少し気持ちが楽になりませんか ?
ここでは「もう会社に行きたくない」そう思ったときどう判断すべきかについてお伝えします。
特に家族を養うために辞めたくても辞められない人のために、対処法についてもお伝えしたいと思います。
もう会社に行きたくないならどうする?
もう会社に行きたくないと思うようになったとき、選択肢は当然次のの2つとなります。
- 会社を辞める
- 我慢して留まる
会社を辞める場合と我慢する場合のそれぞれについて条件を確認しておきましょう。
辞めて良い場合
あなたがまだ若く、他の会社に転職ができるなら嫌な会社に無理に留まることはありません。
ただ、次のことは心に留めておいてください。
・転職先が合うとは限らない
・どこに行ってもイヤな相手は必ずいる
・反対に合う相手も必ずいる
・転職が多いと採用されにくくなる
・辞める場合は転職先が決まってからにする
ここが踏ん張りどころと考えて、頑張れるなら良いてすが、辛すぎて心が壊れてしまいそうなら、心の健康を優先しましょう。
辛すぎることから逃げるのは決して恥ずかしいことではありませんよ。
判断基準は「自分は良く頑張った。ここまで耐えたけど、これ以上は無理だ。ここで辞めても恥ずかしくない。」そう思えるかどうかです。
精一杯やったという自負があれば辞めて良いのです。
我慢すべき場合
本当に会社に行くのが嫌だ。
早く辞めたい。
でも、養うべき家族がいる場合、簡単には辞められません。
まして、転職先が見つからなければ今の職場で我慢するしかないのです。
そうは言ってもこのままでは心が壊れてしまいそう・・・。
そこで、そうならないように対処法をお伝えしましたょう。
辞める時の対処法
辞めるにはそれなりの対処法があります。
ポイントは次の2つ。
- 転職スキルを身に付ける
- 退職スキルを身に付ける
つまり、新たな会社に採用されるためのスキルと今の会社をトラブルなく辞めるスキルです。
転職スキルを身に付ける
転職スキルは次の3つから構成されます。
- 採用される履歴書の書き方
- 採用される職務経歴書の書き方
- 面接スキル
それぞれのポイントをあげておきます。
- 転職の理由、特に前職を辞めた(あるいは辞める)理由が前向きであること。
- 志望の動機が明確で応募先の特徴やニーズに合っていること。
特に転職回数が多い人はそれぞれの転職の理由が重要ですよ。
詳しくはこちらにまとめてありますので是非ご一読くださいね。
- 業務での自分の役割を記載する
- 業務におけるトピックを記載する
下の記事で具体例をあげて詳しく解説しています。
- 前職を辞めた(あるいは辞める)理由が前向きであること
- 志望の動機が明確であること
面接では必ず前職を辞めた(あるいは辞める)理由を聞かれます。
そして、退職の理由は、採用される履歴書のところで説明したように、前向きであることが期待されます。
まちがっても前職での不満や批判を言ってはいけません。
忍耐力の乏しい人、不満があるとすぐ辞める人と見られてしまいます。
また、志望の動機も履歴書のところで述べたとおり、応募先の特徴とニーズに合っている内容を答えられるように用意しておきましょう。
身に付けるべき面接のスキルはこちらに詳しくまとめてありますのでご参照ください。
転職回数が少ない人も、初めての人も活用できる内容ですので是非ご一読くださいね。
退職スキルを身に付ける
トラブルなくたいし良くするためには次の3つを心がける必要があります。
- 辞める理由は前向きに
- 辞める時期を上司と調整する
- 引継ぎをしっかりおこなう
順にご説明してゆきます。
辞める理由は前向きに
まず初めに上司に辞めたい旨を申し入れます。
その際に必ずなぜ辞めたいのか、理由を聞かれます。
ですから、あらかじめ辞める理由を会社向けに用意しておく必要があります。
職場の批判、不満は言わずに、現在の会社では応じられない希望を述べるのがコツです。
例をあげてみましょう。
中小企業で営業職に就いているなら、
「大手商社での営業を経験したいと考えています。」
とか、
技術職なら、現在の会社では扱っていない技術に挑戦したいなどと答えると良いでしょう。
例えば次のように。
「私は生成AIの開発に携わりたいと考えていますが、残念ながらここでは機会がありませんので辞めた上で挑戦したいと思います。」
辞める時期を上司と調整する
民法では退職の意志表示をしたら2週間で有効になります。
でも、会社としては急に辞められては困る場合が多く、無理やり辞めるとトラブルを引き起こす可能性があります。
後任者の手当や引継ぎが必要など、会社側にも事情があるからです。
そこで、辞める時期については上司と良く相談して、双方が納得できるよう調整する必要があります。
無理に辞めると取引先にも影響がでて、悪い評判がたったりします。
そうすると次の就職に差しさわりが生じかねません。
ですから、円満退職を持ってゆくことは大事な退職スキルと言えるのです。
引継ぎをしっかりおこなう
引継ぎをしっかりすることも円満退職の大事な要素です。
辞める時期の調整と同様、ロクに引継ぎをしないで辞めるとやはり悪い噂となって次の就職に悪影響となってしまいます。
そこでおすすめしたいのが、辞める決心をしたら内々に引継ぎの項目やポイントをまとめるなどの引継ぎ資料の作成に着手しておことです。
それによって退職時期の調整や引継ぎがスムースにゆくこととなります。
キレイに辞めることができれば再就職への支障とはなりません。
引継ぎについてはその必要性、資料作成のコツについて下の2記事もご参照ください。
退職の引継ぎ資料の作り方~失敗しないコツを伝授
退職するとき引継ぎは義務か ? 拒否したら損害賠償って本当 ?
続いて、辞められないときの対処法をご説明します。
辞められないときの対処法
・仕事と割り切る
・休んでリフレッシュする
・心療内科を受診する
仕事と割り切る
会社に行きたくない理由の多くは、上司や先輩の仕打ちに耐えられないことにあります。
でも、どこに行ってもイヤな相手は必ずいます。
今の会社で我慢できなければ転職先でも同じことを繰り返す可能性があります。
仕事と割り切って必要最小限の会話はする。
逆に言うとそれ以外は会話をしないことで少しは楽になります。
ただ、相手が執拗に叱責を繰り返すような上司だとそうはいきません。
そんな相手には反論しないこと。
自分の立場を守ろうとして反論すると「火に油」を注ぐことになります。
むしろ「ご指摘有難うございます」とお礼を言うと鎮火効果があります。
怒鳴る上司への対策はこちらに詳しくまとめましたのでご参照ください。
上司が怒鳴るのはなぜ ? 回避するには6つの対処法がある。
嫌な上司に叱責されたとき、「お礼を言う」ことを挙げましたが、もっと言うと「感謝する」とさらに効果があります。
どんな嫌いな相手でも感謝することはできます。
「この人は怒鳴るから大嫌いだけど、おかげで生活できている。そのことに感謝。」
そう思うと心の重荷が少し軽くなる効果があります。
そこまでたどり着くには、時間がかかるかもしれませんが・・・。
さて、会社に行きたくない理由が人間関係でなく、仕事そのものが合っていないと感じている場合はどうしたら良いか ?
難しく考えない方が良いです。
自分の好きなことを探そうとしてもなかなか見つからない人は多いです。
その場合は、嫌なことはしない。
嫌だと思わない仕事を選ぶ。
それだけで十分です。
嫌だと思わない仕事で食べていけるなんて有難いことですから、無理に「好きなこと」を探す必要はありません。
自分ができそうな仕事を探して、応募して、転職先が決まったら今の嫌な会社を辞めれば良いのです。
休んでリフレッシュする
会社に行きたくないときは、無理に行かないで思い切って休んでしまうのもありですよ。
それで気分転換してリフレッシュできればまた明日からしばらくは仕事を続けられるようになります。
但し、これは根本的な解決策ではありません。
もう会社に行きたくない。でも家族を養うために今辞めるわけにはいかない。
そんな人が何とかだましだまし仕事を続ける一つの方便です。
仕事と割り切って嫌な上司や先輩と付き合うことがどうしても無理なら、できるだけ早く転職先を見つけて辞めるのが望ましいです。
ただ、繰り返しますが、転職先でまた嫌な上司に当たる可能性もありますから、現在の嫌さ加減を良くご自分で分析してから実行されると良いです。
心療内科を受診する
朝、会社に行こうとすると動悸がする、めまいや吐き気がする。
そんな場合は「うつ病」などの心の病に罹っていることを疑う必要があります。
専門家の治療を受けないと自分だけで直せるものでもありませんし我慢を続けることもできません。
是非とも評判の良い心療内科を受診してください。
診療内科は患者とドクターの「相性」が重要です。
「この先生は合わない」と思ったら担当医を替えてもらうか、個人病院なら他の病院を受診し直すのが早道です。
なんとなく会社に行きたくないときどうする?
「どうしても会社に行きたくない」とまでいかなくても、「なんとなく会社に行きたくないなあ」と思うことがあります。
そんなときはこんな方法で気分転換を図ると、会社に行きたくない気分から抜け出すことができます。
- 早寝・早起きをしてみる
- 出勤時間をずらしてみる
- 1日休んでリフレッシュする
それでも解消しないときは、本質的な問題が隠れている場合があります。
次のような場合です。
- やりたい仕事ではない
- 今の仕事が向いていない
この場合は1日休んでリフレッシュした上で、次のことをよく考えてみましょう。
- 今の仕事の面白さを探してみる
- 本当にやりたい事がほかにあるか考えて見る
今の仕事の面白さを探してみる
今の仕事は本当に面白くないのか ? よく考えてみれば面白味が見つけられるかも知れません。
そうしたら辞めずに続けてみたらどうでしょう?
本当にやりたい事がほかにあるか考えて見る
また、本当にやりたいことって何だろうって1日考えてみて、「これだ !」というものが見つかったら徹底的にその仕事のことを調べてみると良いです。
調べれば調べるほど「これが自分のやりたいことだ」という確信が強くなるなら、次はその仕事に就くにはどうしたらよいかを調べる。
出来そうであればその仕事に就くための準備を始める。
やりたい事をやるための準備期間と思えば今の仕事は割り切って、むしろ張り切って出来るようになります。
充実した日々が過ごせること間違いありませんよ。
おわりに
いかがでしたか ?
もう会社に行きたくない !
そう思った時の対処法についてお伝えしてきましたが、参考になりましたでしょうか ?
生きてゆくためには働かなくてはなりません。
できれば嫌な思いに耐えて・耐えて・耐え続けなければならない稼ぎ方はしたくありませんよね。
あなたが今よりも心穏やかに働くことができるようになりますように !
最後までお読みくださって有難うこざいました。