面接では、会社の「製品をどう思いますか ?」とか、「当社の製品について知っていることを聞かせてください。」という質問を受けることがあります。
食品メーカーとか化粧品メーカー、あるいは家電メーカーなどではしばしばこのような質問が出されます。
この質問の意図はなんでしょう ?
志望の「本気度」確かめるための質問です。
「当社を受けるんだから当社の製品のことは当然知ってるよねー。」ということです。
それなら答えるためにはどうしたら良いか ?
あらかじめ応募する会社の製品について調べておくことです。
ここでは、面接で会社の製品について聞かれたときの対応についてお伝えしたいと思います。
応募した会社の製品は買っておくべきか
はじめに、応募する会社の製品を買っておくべきかについてお伝えしますね。
低価格で日常生活に必要なものなら
食品とか化粧品のような学生でも買える価格帯のものなら、やはり実際に購入して試してみるべきでしょう。
面接官は、少なくとも自分の会社に興味があるなら食べてみる、使ってみるのはあたりまえと考えます。
買ったことがなければ、「その程度の興味なら、大して本気度は高くないな」と思うのです。
特に女子学生の場合、化粧品メーカーを受けるなら、その会社の製品を使っているかどうかはよく聞かれます。
経済的負担にならない程度に購入して試しておくと答えやすいですよ。
高価なのも・日常生活で使わないものなら
もしも扱っている製品が高価なもの、たとえば車なんかの場合はもちろん買っていなくても全く問題ありません。
また、日時用生活で使わないもの、たとえば医療器具とか検査装置とかももちろん対象外です。
そういう場合は、カタログや会社のホームページで調べられる範囲のことは最低でも調べておく必要があります。
あ、もちろん全部の製品ではなくて、自分が気になっている製品、興味のある製品1つに絞って良いですよ。
面接で会社の製品について聞かれたときの答え方
それではいよいよ面接で会社の製品について聞かれたときの答え方をご説明しましょう。
とてもシンプルですよ。
志望の動機と結びつけて答える
ポイントは次の1点。
・製品に対する感想と志望の動機を結び付けて答える
これだけです。
技術職を志望しているなら例えばこんな風に答えます。
「御社の○○は他社にない○○という特徴をもっているところがすごいと感じています。」
「私は物づくりが好きでエンジニアになりたいと思っていますので、○○のようなユニークな製品を開発されている御社で物づくりをしたいと考えて応募させていただきました。」
営業職を志望しているなら、
「御社の○○のヨーロッパ風のデザインが素敵だと感じています。」
「私は、○○のようなデザインの優れたな製品をより多くのお客様に紹介したいと考えて応募させていただきました。」
という感じです。
応募した会社が食品メーカーなら実際に製品を買って食べてみることができます。
答え方のポイントは、どんなところが気に入ったか、良いと思ったかを具体的に言うことです。
例えば
「じつは、御社の製品のファンなんです。その理由は、食べやすい大きさでそれでいて味がしっかりしているので満足感が得られるからです。」
という感じで言えれば印象は良いでしょう。
ただし、本心でなければすぐに面接官に見透かされてしまいます。
うそは言わないことです。
でも、「おいしかった」ということだけでは志望の動機につながりません。
この場合は、製品に対してどう思うかとは別に、会社の特徴を調べた上で志望の動機を言う必要があります。
自分のやりたいことと会社の得意なことをリンクさせて志望の動機とします。
志望の動機の具体的な答え方についてはこちらに詳しくまとめていますので、あわせてどうぞ。
知ったかぶりをしない
注意することは、実際に見たことがない、使ったことがない製品については知ったかぶりをしないことです。
「御社のホームページで拝見させていただいた知識しかないのですが・・・」
と前置きしてから答えるとよいです。
おわりに
いかがでしたか ?
面接で会社の製品について聞かれたときの準備と答え方についてお伝えしてきましたが、参考になりましたでしょうか ?
最後に、応募する会社の製品について、聞かれる準備をまとめておきますね。
・応募する会社の製品について調べるのは本気度のバロメーター
・低価格の製品なら基本的に買って試しておく
・高額なものや日常生活で使わないものはカタログや会社のホームページで調べておく
・どんなところが良いと思うか自分なりの感想を用意しておく
・お世辞やウソは言わない
・使ったことがなければホームページで調べた範囲でしか知らないことを素直に言う
・製品に対する「感想」と「志望の動機」と結びつけて答える
受ける会社の製品をしっかり調べることで、あなたが面接で好印象を残せますように !
最後までお読みくださってありがとうございました。