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社会保険料が上がったのはなぜ ? 上がるタイミングは ?

この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。

社会保険料が上がった ! なぜこのタイミングで・・。

社会保険料が上がった !

昇給があったわけでもないのになぜ ?

 

それは残業が多かったからかも知れません。

 

社会保険料(健康保険料・厚生年金保険料)は毎月固定で給料から差し引かれますから、一度上がると家計に影響が出ることもありますよね。

 

ここでは社会保険料(健康保険料・厚生年金保険料)が上がったのはなぜか、また上がるタイミングについて解説してゆきます。

 

 

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社会保険料が上がった理由

健康保険料と厚生年金保険料の社会保険料はじつは「標準報酬月額」によって決定されています。

 

社会保険料が上がった理由は、給与改定や残業などによって、この「標準報酬月額」が上がったからです。

 

標準報酬月額とは

標準報酬月額とは、給料(報酬月額と言います)の等級のようなもので、健康保険料は50段階、厚生年金保険料は31段階に区分されています。

 

そして、標準報酬月額を決定する報酬月額には、次のものが含まれています。

 

・基本給
・役職手当
・通勤手当
・家族手当
・住宅手当

 

この等級を一覧にしたものを標準報酬月額表と言います。

こちらをご参照ください。

都道府県別・標準報酬月額表

出展 : 東京都の標準報酬月額表

 

ちなみに、標準報酬月額等級表で定められている健康保険料・厚生年金保険料のうち、健康保険料は都道府県によって微妙に異なっています。

 

理由は、都道府県ごとに必要な医療費の支出が異なるからです。

 

たとえば、給料が 250,000円以上 ~ 270,000円未満なら、標準報酬月額は260,000円で東京都では健康保険料は12,792円、厚生年金保険料は23,790円となります。

 

一方、北海道では同じく標準報酬月額は260,000円で健康保険料は13,585円、厚生年金保険料は23,790円となります(いずれも2021年3月現在)。

 

社会保険料が決められる仕組みが分かったところで、金額が変更されるタイミングを確認してゆきましょう。

 

 

社会保険料が上がるタイミング

社会保険料が上がるタイミングは2通り有ります。

・算定基礎届による場合
・月変(げっぺん)による場合

 

算定基礎届による場合は9月から社会保険料が変わります。

 

一方、月変(げっぺん)による場合は給料に変動があってから4ヵ月後に社会保険料が変わります。

 

順にご説明しますね。

 

 

算定基礎届による場合

会社は毎年7月1日~10日の間に4月から6月の全社員の個別の報酬を日本年金機構に報告することになっています。

 

これを「算定基礎届」(正しくは「被保険者報酬月額算定基礎届70歳以上被用者算定基礎届」)と言います。

 

算定基礎届によって日本年金機構は個々の社員の標準報酬月額を定めます。

 

そして、7月末ころに会社に全社員の標準報酬月額の「決定通知」(「健康保険・厚生年金保険標準報酬月額決定通知書」)を送ります。

 

会社はこの決定通知に従ってその年の9月から健康保険料と厚生年金保険料を変更しなければなりません。

 

そのため、昇給があったり残業などによって4月~6月の平均の給料が高いと標準報酬月額が上がってしまうのです。

 

もし7月以降は仕事が暇になって残業代があまりつかなくなったとしても、9月からの社会保険料は4月~6月の給料で決められてしまうので、高くなってその後1年間変わりません。

 

なので、4月~6月だけ忙しい人には不利な決め方ではあります。

 

また、標準報酬月額を決める要素に通勤手当が含まれていますから、遠くから通勤している人も社会保険料が高くなっている可能性があります。

 

逆に、4月~6月が前年に比べて給料の平均が低くなっていれば標準報酬月額が下がって社会保険料が安くなる可能性があるということです。

 

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「月変」でも上がる

昇給は4月だけとは限りません。

 

年度の途中で昇給したり役職者になって役職手当がついた場合は、標準報酬月額が変わる可能性があります。

 

つまり、標準報酬月額表での給料の等級が上がる可能性があるということです。

 

等級が2等級以上上がった状態が3ヵ月間連続したら、会社は「月額変更届」を日本年金機構に提出しなければなりません。

 

そして、4ヵ月目から社会保険料が変更となります。

 

これを通称「月変(げっぺん)」、正式名称は「随時改定」といいます。

 

厳密には、月変は次の3つをすべて満たしていることが条件となります。

 

・基本給などの固定賃金が変更となった
・支払基礎日程が17日ある
・変動した月から3ヵ月平均の標準報酬月額と変動前の標準報酬月額に2等級以上の差がある

 

 

社会保険料が上がるのはメリットもある

社会保険料が上がると給料から天引きされる額が多くなるのでデメリットを感じられると思いますが、じつはデメリットだけではなく、ちゃんとメリットもあるのです。

 

それは、

厚生年金保険料の増額によって、将来もらえる老齢厚生年金が増える

ということです。

 

社会保険料が上がると老齢厚生年金はどれくらい上がるのかについてはここでは詳しくは書きません。

 

こちらをご参照ください。

標準報酬月額と年金受給額の関係~高い保険料にはメリットも

 

 

おわりに

いかがでしたか ?

 

社会保険料が上がったときの理由、また上がるタイミングについてお伝えしてきましたが参考になりましたで ?

 

さらには社会保険料が上がることは不利益ばかりではなく、将来もらえる年金の老齢厚生年金(比例報酬部分)が増えること、計算式の基本についても簡単に解説させていただきました。

 

社会保険料の仕組みを理解する上でついて少しでもお役に立てれば幸いです。

 

最後までお読みくださってありがとうございました。

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