面接のとき、交通費は支給されるものでしょうか ?
それとも自腹がふつう ?
特に遠隔の会社に面接に行く場合は気になりますよね。
じつは、会社によって次のように対応が全く異なっているのが現状です。
・距離にかかわりなく全額支給する
・定額を支給する
・最終選考のときのみ支給する
・支給しない
余談ですが、親元を離れて大学にいっているけど、地元で就職したい人には、帰省のときに面接を合わせる会社もあります。
これは学生さんの都合を考慮しているようでもあり、じつは帰省のついでなら交通費を支給しなくても良いというセコイ考えもあるようですよ。
話が少し横道にずれましたが、結局のところ、面接の交通費が支給されるかどうかは、あらかじめ会社に聞くか、もしくは行ってみなければ分からないのです。
ここでは面接の交通費は支給されるかどうかの確かめ方について、また支給される場合の受け取り方について採用担当者が解説しています。
面接の交通費が支給されるか~確かめ方は ?
面接の交通費が支給されるかどうか ? それとも自己負担なのか ?
自分からは、ちょっと聞きにくいですよね。
そこで確かめ方をご紹介しましょう。
就職エージェントに聞く
もしもあなたが就職エージェントを通して応募しているなら、確かめるのは簡単です。
就職エージェントがあなたの代わりに確かめてくれるからです。
特に遠隔で飛行機を使う場合など、経済的にキツイときは代わりに交渉してくれることもあります。
「推薦して頂いたこの会社から、面接の申し入れを頂いたとのことですが、じつは今お金がなくて、航空券のチケット代が払えないのです。」
「こちらからは言いにくいので、会社さんに交通費が支給されるかどうか聞いてみて頂けますか ?」
就職エージェントは、会社側の「温度」を見て交渉できると思ったら、会社に交渉してくれます。
ただ、その会社がそこまでして採用したいとは考えていない場合は、面接できないことになる可能性がありますが・・・。
遠まわしに会社に聞く
就職エージェントを通した応募でない場合は自分で直接確かめるしか手はありません。
でもやっぱり聞きにくい。
その前に、「募集要項」をもう一度確認してみてください。
そこに「面接の交通費支給」とか記載されていれば支給されます。
そんな記載がない場合はこう聞いて下さい。
「当日持参すべきものをお教えくだい。」
この質問はメールで良いですよ。
持参すべきものの中に「印鑑」が含まれていれば、たいていは交通費を支給するときに領収書に押印させるためです。
無ければ自己負担の可能性が高いと思ってください。
面接の交通費の受け取り方
面接の交通費が支給される場合、受け取るためには必要なことがいくつかあります。
事前に必要なことと、当日必要なことです。
順にご説明しますね。
あらかじめ、経路と金額を申請しておく
面接の交通費が支給される場合は、たいてい、経路と金額を知らせるよう応募先の会社から求められます。
これは、会社側で予め交通費として丁度の額を準備して、面接後にすぐに渡せるようにするためです。
自分で金額を調べてメールで伝えておきましょう。
当日必要なもの
交通費を受け取るために当日必要なものは次の2つです。
・印鑑
・交通機関の領収書
面接のあと、交通費を受け取るには、会社が用意した領収書に署名・捺印を求められます。
なので、面接当日は筆記用具だけでなく、印鑑も持参してください。
交通機関の領収書を忘れずに
あと、交通費を受け取る際に、たいてい交通機関から発行される領収書を求められます。
ですから、自分で新幹線や飛行機のチケットを購入した場合は、領収書を発行してもらってください。
宛名には自分の名前を入れてもらってくださいね。
電車・新幹線
電車・新幹線は窓口で領収書を発行してくれます。
SUICAなどのICカードで購入した場合は、券売機で利用履歴を発行しておいてください。
領収書の代わりになります。
飛行機
航空券を購入した場合は、自動チェックイン機でチェックインするときに、領収書発行のボタンが表示されます。
また、主要航空会社では、ホームページからも領収書の印刷が可能ですよ。
会社から予め航空券を送ってくれる、又は支払済みにして番号だけ入力すれば済むようにしてくれるケースもあります。
路線バス
路線バスの場合は窓口で領収書を発行してくれます。
おわりに
いかがでしたか ?
面接の交通費は支給されるか、その確かめ方と支給の受け方についてお伝えしましたが、参考になりましたでしょうか ?
なかには、自腹で交通費をかけてまで面接に出向いてくる学生は「熱意」があると評価する会社もあると言います。
私は学生に「負担」を強いて「熱意」を計るのはちょっと違うと思いますが・・・。
面接の交通費を支払うかどうかは、会社によっての考え方がまちまちです。
交通費を支給する会社が良い会社で支給しない会社が悪い会社とは必ずしも言えません。
そういう「方針」ということもあります。
ですから交通費だけで判断せずに、総合的に判断されてくださいね。
あなたが航空代金を自腹で払っても、どうしてもその会社を受けたいと考えるか。
逆に会社が航空代金を払ってでもあなたに面接に来てもらいたいと考えるか。
お互いの相手に対する「熱意」次第、ということです。
あなたが、納得して面接に臨めますように !
最後までお読みくださってありがとうございました。