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60歳の定年退職で失業保険はいくら ? いつまでもらえる ?

この記事を読むのに必要な時間は約 12 分です。

60歳で定年退職 失業保険はいつまでもらえる ?

60歳で定年退職したら失業保険はいくらもらえるのか ?

そしていつまでもらえるのか ?

 

とても気になりますよね。

 

年金は65歳にならないともらえないから、それまでは働かないといけない。

でも、これまで40年近くも働いてきたのだから少し休みたいし・・・。

 

その間、失業保険でつなげるだけもらえるのでしょうか ?

 

初めにざっくりお伝えしておきますね。

 

もらえる額は

・それまでもらっていた給与の45~80%

 

もらえる期間は

・90日間~150日間

 

ここでは、60歳で定年退職したら失業保険はいくらなのか、そしていつまでもらえるのかについて具体的な例をあげて詳しく解説してゆきます。

 

 

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60歳で定年退職して失業保険をもらえるか ?

定年退職した場合でも、条件さえ満たしていれば失業保険をもらうことができます。

はじめに失業保険をもらえる条件を確認しておきましょう。

 

失業保険をもらえる条件

失業保険は、雇用保険に加入していた期間が条件となります。

ただし、自己都合の場合は「厳しく」、会社都合の場合は「ゆるく」設定されています。

 

自己都合で退職した場合

・離職日以前の2年間に、雇用保険の被保険者期間が通算して12ヵ月以上あること

 

会社都合で退職した場合

・離職日以前の1年間に、被保険者期間が通算して6ヵ月以上あること

 

定年退職は会社都合でしょうか、それとも自己都合でしょうか ?

会社の決まりなので、当然会社都合と思いますよね。

 

でも、必ずしも会社都合とはならないのです。

 

その理由は「継続雇用制度」にあります。

 

 

継続雇用制度とは

2025年4月1日から「65歳までの雇用確保」がすべての会社の義務となることが決まっています。

 

それまでの間、「経過措置」として、徐々に雇用義務の年齢が引き上げられてゆきます。

この記事を書いている2020年では、会社は63歳まで雇用する義務があります。

 

下の表をご参照ください。

 

時期雇用義務の年齢
2019年4月~2022年3月63歳まで
2022年4月~2025年3月64歳まで
2025年4月以降65歳まで

 

 

このように、会社は定年後にさらに継続して雇用する制度を設けなければならない義務があるのです。

これを「継続雇用制度」とか「再雇用制度」と言います。

 

会社に継続雇用制度があるのに60歳で退職してしまった場合は、「自己都合」となります。

この場合は失業保険をもらえる条件は

 

・離職日以前の2年間に、雇用保険の被保険者期間が通算して12ヵ月以上あること

 

となります。

そして、一般の自己都合対処同様に7日間の待機期間の後3ヵ月の給付制限期間が設けられます。

ですから継続雇用制度があるのに60歳で退職した場合は退職から4ヵ月目にならないと失業保険をもらうことはできないのです。

 

まんいち、何らかの事情で会社に継続雇用してもらえなかったら、その場合は会社都合(特定受給資格者)となりますので、失業保険をもらえる条件は

 

・離職日以前の1年間に、被保険者期間が通算して6ヵ月以上あること

 

となります。

 

この場合は7日間の待機期間が終われば失業保険をもらうことはできます。

 

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失業保険はいくらもらえるか ?

ではいよいよ「いくら」もらえるかを確認しましょう。

 

冒頭述べたようにざっくり、それまでもらっていた給与の45~80%です。

ここでは正確に算出する方法を解説します。

 

基本は退職前6ヵ月間の給与から計算される基本手当日額です。

 

例えば基本給+手当(役職手当・扶養手当・残業代など)が月額380,000円としてみましょう。

 

はじめに、6ヵ月の平均の1日当たりの賃金を求めます。

これを賃金日額と言います。

 

賃金日額 = 380,000/月 x 6ヵ月÷ 180 = 12,666円

 

60歳から64歳の場合は、賃金日額から基本手当日額を下の表で計算します。

 

[離職時の年齢が 60~64 歳]
賃金日額(円)給付率基本手当日額(円)
①2,500 円以上 5,010 円未満80%2,000 円~4,007 円
②5,010 円以上 11,090 円以下80%~45%4,008 円~4,990 円 (※1)
③11,090 円超 15,890 円以下45%4,990 円~7,150 円
④15,890 円(上限額)超7,150 円(上限額)

 

 

給付率が変動する場合は次の計算式によって算出します。

 

※1次のいずれかの低い方

・基本手当日額 = 賃金日額 x 80% – 賃金日額 x (賃金日額-5,010)/6,080) x 0.35

・基本手当日額 = 賃金日額 x 50% + 4,436

 

 

この例では賃金日額が12,666円で賃金日額 = 380,000/月 x 6ヵ月÷ 180 = 12,666円ですから、上の表の③に該当します。

 

基本手当日額

= 賃金日額 x 45%

= 12,666円 x 45%

= 5,699円

 

これが定年退職時に月額380,000円もらっていた人がもらえる失業保険の日額です。

 

 

もう一例見ておきましょう。

 

今度は、定年退職時に月額330,000円の場合を例にとります。

 

賃金日額 = 330,000/月 x 6ヵ月÷ 180 = 11,000円

なので、上の表の②に該当します。

 

基本手当日額は次のいずれか少ない方です。

(a)基本手当日額 = 賃金日額 x 80% – 賃金日額 x (賃金日額-5,010)/6,080) x 0.35

(b)本手当日額 = 賃金日額 x 50% + 4,436

 

順に計算してみます。

(a)
基本手当日額
= 11,000 x 80% – 11,000 x (11,000-5,010)/6,080) x 0.35
= 8,800円 – 3,793円
= 5,007円

 

(b)
基本手当日額
= 11,000 x 50% + 4,436
= 9,936円

 

結果として(a)の法が少ないので

基本手当日額= 5,007円

となります。

 

もらえる失業保険の総額は、この基本手当日額 x 給付日数です。

 

何日分もらえるのか、次の章で確認しましょう。

 

60歳で定年退職したら失業保険の給付日数は何日か ?

失業保険の給付日数は、雇用保険の加入期間で決まります。

 

定年退職の場合

普通に定年退職した場合は

雇用保険加入期間失業保険支給期間
1年以上10年未満90日
10年以上20年未満120日
20年以上150日

 

 

先ほど算出した基本手当日額に上の表の支給期間を掛けた額がもらえる失業保険の総額となります。

 

定年退職時の給与月額が380,000円の場合と330,000円のはの両方の例で確認してみましょう。

 

また、いずれも20年間勤めていたと仮定します。

 

退職時の月給380,000円だった人

失業保険の総額
= 基本手当日額 x失業保険支給期間
= 5,699円/日 x 150日
= 854,850円

 

退職時の月給3月額330,000円だった人

失業保険の総額
= 基本手当日額 x失業保険支給期間
= 5,007円/日 x 150日
= 751,050円

 

これが60歳で定年退職した人がもらえる失業保険の総額です。

 

注意すべきことは、転職などで失業保険を使ったことがある人は、その時点で雇用保険加入期間はリセットされているということですね。

 

継続雇用してもらえなかった場合

次に、継続雇用してもらえなかった場合の給付日数です。

 

6ヵ月以上1年未満1年以上5年未満5年以上10年未満10年以上20年未満20年以上
90日150日180日210日240日

 

継続雇用制度があるにも関わらず定年退職した場合に比べて、働きたいのに継続雇用してもらえなかった場合は、最長240日間も失業保険を受けることができるのです。

 

おわりに

いかがでしたか ?

60歳の定年退職で失業保険はいくらで、いつまでもらえるのかについて、また、継続雇用制度との慣例についてお伝えしてきましたが、参考になりましたでしようか ?

最後までお読みくださってありがとうございました。

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