面接のとき、「あなたの特技を教えて頂けますか?」と聞かれることがあります。
「特技と言われても・・・私にはないんだよねぇ・・・。」と内心「イヤなこと聞くなあ。」と思うかも知れませんね。
でも、自分でもしょうもないと思うことでもかまわないんです。
ポイントは、特技が「自慢」にならないように話すことです。
面接管は特技を自慢げに話す人を好みません。
理由は、自意識の強い人、うぬぼれが見られる人は、協調性に欠けるところがあって職場で敬遠される傾向にあるからです。
ここでは面接で特技を聞かれたときの答え方について、面接官の経験から好ましいと思われる方法をお伝えしたいと思います。
面接で特技を聞かれときの答え方は ?
ポイントは、冒頭述べたように自慢げに話さないことです。
例えば英会話が得意で特技と言えるほどなら、こんなふうに答えます。
「特技と言えるかどうかわかりませんが・・・私は英語が好きで、外人さんに英語で話しかけられてもだいたい大丈夫です。」
TOICで900点とかは、ことさら話すと自慢ととられかねません。
応募書類にさりげなく書いておけば見てくれますし、面接官が興味を持ったら「TOICの点数はどれくらいですか ?」と聞いてきますから、その時答えれば良いです。
特技がない !!
一方、自分には特技がないと思っている方は、例えばこんなことでも良いのです。
「頭を枕につけたら1分で寝れます。」
しょうもないと思う人もいるでしょうけれど、これは立派な特技。
どんなときでも寝つきが良い人は、ストレスを溜め込まないので心が安定した人物ととられます。面接管から見たら好感が持てますよ。
また、直ぐに人の顔を覚えることも特技と言えますし、似顔絵を描けるのもお客様をすぐ覚えることができますから、どちらも営業職に活かせそうですね。
非常に役に立つ特技と言えるでしょう。
「早食いです ! ゼミ活動では実験の合間にすぐ食べてしまうので、便利です。」
でも良いですよ。
面接管は「面白いヤツ」と思うでしょう。
どうです ?
この程度で良いので、あなたも探せば何か見つけることができるでしよう ?
特技の質問にこの答え方はNG !
じつは、自分には特技がないと思っている方は意外と多いんです。
私が面接の際に「あなたの特技を教えて頂けますか ?」と聞くと、
「えっ ?・・・いや、特技って・・特に・・・。」
と困ってしまう人に出会うことがあります。
でも、「ありません」と言う答えはやめましょう。
面白みのない人間と思われてしまいます。
たとえそれが仕事に活かせない特技でも、あなたを印象付けるチャンス。
上にご紹介したような、一見しょうもないと思われるものでも堂々と「私の特技」として答えれば良いのです。
むしろどうでも良さそうなことを「特技」として話す人の方が好感を持たれたり、印象に残ったりするものです。
ただ、言うまでもありませんが、こんなのはNGです !
「特技は酒が強いことです。」・・・大酒のみは決して良い評価をもらえません。
「競馬の予想が良く当たることです。」・・・ギャンブルも同様です。
もっとも良くないのは「黙ってしまう」こと。
これはこのサイトのほかの記事でも何度も述べていますが、答えに詰まっても絶対に黙りこんではいけませんよ。
だいだいその時点で面接は「不合格」となります。
答えに詰まったら「済みません。ちょっと思い浮かびません。」とか、とにかく何か言葉を返してください。
これ、面接の鉄則ですよー。
ここまで読んでくださったあなたなら、もうご自分の「特技」は答えられますよね。
面接官は何を知りたいのか ?
面接管は、あなたの自己表現能力を見ているのです。
ですから、特技そのものはなんだって良いのです。
嫌みなく自分の特技や得意なことを言えればOKですよ。
よく、就活のノウハウ本などで、特技に対する取り組み方とか、そこから何が得られたかとかが大事だと書かれていたりしますが、私が面接管として応募者の方に特技を聞くときは、そんな面倒なことは求めていません。
素直に自己表現できるかを見ています。
たまに、特技に対する取り組み方とか、そこから得られこととかを「しっかり」答えようとする方に出会うことがあります。
そんなときは、内心「ははぁ。この人はマニュアル通りに答えようとしているな。」と思ってその人物に対する興味が低下してしまいます。
好印象を得ようとして無理な答えをすると墓穴を掘ってしまいますよ。
「特技」は難しく考えることはありません。
「特技」が答えにくければ「得意なこと」に置き換えて答えても良いですよ。
おわりに
いかがでしたか ?
面接で特技を聞かれたときの答え方についてお伝えしましたが、参考になりましたでしょうか ?
理路整然と特技を説明する必要はありません。
また、「ウケ」を狙う必要もありません。
難しく考えずに、自分の得意なことを素直に話せば良いのです。
あなたの就活がうまくいきますように !
最後までお読みくださってありがとうございました。