転職で収入減になると、転職前の収入に戻すのは非常に難しくなります。
また転職したとしても、応募先はあなたの現在の収入をベースに判断するからです。
採用が決まれば前年度と今年度の途中までの源泉徴収票を提出しなければいけませんから、ウソはつけませんし・・・。
収入が下がっても転職すべきか、それとも好条件の転職先が見つかるまで現在の職場で頑張るか ?
迷うところですね。
ここでは、転職で収入減となるときどうしたら良いか?
転職しない方がよいのか?
その判断と対処法についてお伝えしたいと思います。
転職で収入減となる場合
首都圏から地方の会社にUターン転職するとほとんどの場合、収入は落ちます。
独身者と家族がいる場合では収入減の影響は大きく違います。
順に見てゆきましょう。
単身赴任でUターンするとき
単身赴任している人がUターンする場合は特に収入減に注意が必要です。
なぜなら、家族の生活が懸かっているから。
Uターン転職で収入が減る。
すると家族の生活が苦しくなる。
パートナーにも働いてもらわないといけないかも知れません。
なので、事前によく話し合う必要があります。
もしかしたら家族はあなたと一緒に暮らすよりも、今の生活水準を維持したいと考えているかも知れません。
冷たいようですが、現実的に考える必要があるからです。
パートナーが「生活が苦しくても自分も働いて何とかするから早く帰ってきて」と言ってくれるならUターン転職OKです。
そうでない場合、考えられるのはあなた赴任地へ家族を呼ぶこと。
子供の転校とはそれはそれでたいへんですが、新しい友達ができます。
今の職場で頑張って、家族の生活を維持するか、収入を下げてでも家族と一緒に暮らすか。
いずれにしても家族とよく話し合って決めることをおすすめします。
独身者がUターンするとき
独身者がUターンするなら、多少収入が減っても何とかなります。
地方なら家賃もある程度安いところが探せます。
自分のやりたいこと、経験を活かせる会社を探せばよいです。
そうは言っても著しい収入減は避けたいですよね。
対処法は後程お伝えします。
現在の職場がイヤで転職するとき
できるだけ早く今の会社から離れたい !
そう思う気持ちはとても良くわかります。
でも、慌ててはいけません。
早く転職先を決めたいために、収入を大幅に落してしまうと結果的に後悔します。
少なくとも現在の収入を下回らない会社が見つかるまで転職は待った方良いです。
今の環境でもう少し我慢して、転職先をじっくり探すことをおすすめします。
ただし、パワハラで耐えられない場合は別です。
その場合は経済状態が許すなら先ず辞めて、それから就職先を探すことも視野に入れた方がよいです。
心が壊れてしまわないように・・・。
転職で収入減にならない対処法
冒頭述べたように、収入はいったん下げてしまうと、そこから再び上げるのは大変です。
転職先は現在の収入をベースに判断するからです。
では、転職で収入減にならないようにするにはどうしたらよいか?
本サイトの他の記事でも書きましたが、方法は応募書類に希望年収を記載することです。
履歴書の「本人希望欄」に「希望年収 : ○○○万円」と書いておきます。
こうすることで、条件の合わない会社からはオファーは来ません。
逆に面接のオファーがあったら当然あなたの希望年収を見た上で面接を申し入れているわけですから、収入面の条件は通る可能性有りということです。
もし、今の職場がイヤで転職を考えているなら、そして独身なら首都圏の大きめの会社を受けてみるという手もあります。
地方の会社から首都圏の会社に転職すれば収入アップは比較的無理なく図ることができます。
その上でどうしても地元に帰りたければ、首都圏での年収をベースに少しだけ下げた額を希望年収を設定して地元の会社に応募すると良いです。
ある程度名の通った会社での経歴が、年収の交渉にプラスに働いてくれます。
ただし、転職の回数が多くなりますから、敬遠する会社もあることは想像に難くありません。
ただ、現代は2~3回程度転職は普通ですから受け入れてくれる会社はきつと見つかりますよ。
特にスキルに自信があるなら、応募先に高い希望年収を申し入れると以外と通るものです。
おわりに
いかがでしたか ?
転職で収入減となることわ受け入れるか、それとも転職しないか、また収入減を防ぐ方法についてお伝えしてきましたが、参考になりましたでしょうか ?
収入は多いに越したことはないですよね。
でも、それ以上に大事にしたいことがあったら・・・。
もっとも判断が難しいのが家族を養っている場合です。
おひとりだけで決めないでご家族とよく話し合ってみられることをおすすめします。
家庭人の道は厳しいですね。
私は地元に戻って家族と暮らすために、単身赴任先を辞めてUターン転職しましたが、戻った当初はやはり経済的に大変でした。
でも、そこからさらに転職して幸いに収入を増やすことができました。
給料は交渉とそれにふさわしいスキルがあれば上げてゆけます。
関連記事があますのでよろしければご参照ください。
あなたが納得できる会社人生活を送れますように。
最後までお読みくださって有難うございました。