内定を複数もらった時の決め方はどうしたらいいでしょう ?
どれも一長一短に見えたり、どれもよさそうに見えたり・・・。
迷ってしまいます。
でも就職できるのは1社だけ。
結論を言います。
新卒ならまずは全部承諾してキープしておきます。
その上で全社の比較表を作成すれば判断しやすくなります。
最重要項目を決めておくのがポイントです。
最後は「心」の声にしたがって決めます。
そうすれば、良いところ、不満なところを理解した上で決めたわけですから、後悔はしません。
ここでは内定を複数もらった時の決め方はどうしたらよいか、迷ったとき後悔しない方法について詳しく解説してゆきます。
内定を複数もらったらまずキープしよう !
内定を複数もらったらまず承諾しておきます。
一旦承諾して、後で辞退しても大丈夫です。
ただし、学校の推薦の場合は「保留」とします。
理由は、承諾した後で辞退すると学校の信用にかかわるからです。
辞退者が出ると次年度から採用枠を減らされるなど、後輩や学校に迷惑をかける恐れがあります。
ですから学校推薦で内定をもらったけど独自に応募した会社からも内定をもらって決めかねているときは、学校推薦の方は「保留」としておきます。
企業側がいつまで待ってくれるかは交渉になりますが、保留の期間は2週間程度を目安として申し入れると良いでしょう。
あと注意すべきことは、入社する会社を決めた後の辞退のし忘れです。
1社でも辞退を忘れたら大変なことになります。
入社日が近づいてから辞退の連絡をし忘れたことに気づいて慌てて辞退したら、場合によっては損害賠償請求をされることもあり得ます。
会社としては定員に達したのでその後の採用を打ち切ったため、人材確保の機会を逸してしまったことになります。
1社に絞ったら他は忘れずにすべて辞退の連絡を入れてください。
内定を複数もらったときの決め方
内定を複数もらってどの会社にしようか決めかねている場合は、冒頭述べたように比較表にしてみると判断がしやすくなります。
比較検討する項目ごとに例えば1ポイントから5ポイントの「点数」を付けてゆきます。
そうすると、合計ポイントが高い会社が自分の下した評価が高いということになります。
例えばこんな感じです。
[内定先比較表]最重視 | A社 | B社 | C社 | D社 | |
やりたいこと | ○ | 5 | 4 | 3 | 4 |
待遇 | 3 | 5 | 3 | 3 | |
福利厚生 | 3 | 5 | 4 | 3 | |
職場の雰囲気 | 4 | 5 | 3 | 3 | |
勤務地 | 5 | 3 | 5 | 5 | |
安定性 | 3 | 5 | 4 | 4 | |
その他の魅力 | 1 | ||||
懸念事項 | -2 | ||||
合 計 | 26 | 32 | 25 | 26 | |
備考 | 社長がワンマンのようだ | 先輩社員が親切に対応してくれた |
最重視する項目に「○」を付けておきましょう。
そして、最重視項目はポイントを2倍として計算します。
こうすることで、自分にとって最も大事なことが最も重く点数に反映されて判断しやすくなるからです。
上の例では「やりたいこと」を最重視する人を例にしました。
備考欄には「その他の魅力」とは何か、あるいは「懸念事項」とは何かを具体的に書いておきましょう。
こうして一覧表にしてポイントを入れて比較することで、就職してから後悔することが少なくなります。
いろいろな要素を検討したうえで選んだ会社だからです。
こうすると、たとえ「待遇」面があまり良くなくても、あるいは「安定性」に懸念があったとしても自分は「やりたいこと」を最優先して選んだのだと自分自身で納得できるでしょう。
もしもポイントが他社より低くても、この会社で働きたいと思うなら、その気持ちに従えば間違いありません。
魂の叫びだからです。
いろいろ比較した上で、最後に決めるのは「心(魂)」。
一覧表を作成する目的は、
客観的な判断を踏まえた上で最後は主観的に判断する
ためです。
疑問点は解消しておく
内定をもらった会社のマトリックスを作成中に、なにか疑問点が出てきたときは迷わず聞いてしまいましょう。
疑問点があると他社と比較できなくなってしまいます。
就職エージェント経由で応募している場合はエージェントにお願いすれば聞いてもらえます。
自分で直接応募している場合は、採用担当者にメールで問い合わせます。
あとおすすめしたいのが職場見学や先輩社員との座談会、懇談会への参加です。
職場の雰囲気を見ておくことで、自分がそこで働くイメージをつかむことができます。
また、先輩社員に直接質問して疑問を解消することも有効な方法です。
企業側から内定者に座談会などのオファーがあれば積極的に参加します。
もし、なければ自分から申し入れてみましょう。
「会社のことをもっと良く知りたいので職場見学させて頂ければありがたいです。」
とか
「一日の仕事の流れとか職場生活などについて伺いたいので、先輩社員の方々とお話する機会を頂くことはできないでしょうか ?」
などと採用担当者に問い合わせてみます。
繁忙期でなければ応じてくれる可能性は高いです。
積極的に会社のことを知りたいという姿勢は内定後でもさらに好印象を持たれるでしょう。
おわりに
いかがでしたか ?
内定を複数もらった時の決め方はどうしたら良いのか、迷ったときの後悔しない決め方について解説してきましたが、参考になりましたでしょうか ?
会社の比較表を作成することは、客観的な見方をする助けとなります。
そして最後は自分の心に従って決める。
これが内定を複数もらって迷ったときの公開しない決め方です。
納得のゆく就職ができますように !
最後までお読みくださって有難うございました。