就活に成績は関係あるでしょうか ?
やっぱり成績が良い方が有利で、成績が悪いと不利 ?
気になりますよね。
結論を言えばあまり関係ありません。
成績は過去のこと。
それより、これから何をやりたいか、なぜその会社に応募したのかの方が大事です。
とは言え、就活では必ず卒業見込み証明書と成績証明書の提出を求められます。
なので、成績証明書を面接官はどう見ているのか、成績が悪くても就活で不利にならないためにはどうしたら良いかについて、面接官の立場からお伝えしたいと思います。
面接官は成績証明書をどう見ているか
以前は、成績証明書は「厳封」と言うことで、学生本人が見れないように封をして、ご丁寧に「厳」のスタンプが押されていました。
でも、この頃の大学は、封をしないで本人に渡すところが増えているようです。
ところで、この成績証明書を面接官はどう見ているでしょう ?
まずは、「卒業に必要な単位は取れているな」と確認します。
その後は、ほとんどの科目が「優」とか「A」という評価なら、「この学生は真面目なんだな」と考えます。
真面目に勉強してきたから成績が良いと見るわけです。
一方、あまり成績が芳しくない学生の場合、その中で何かひとつか二つ特に成績の良い科目に注目します。
例えば英語や国語がからっきしダメでも数学系の成績が良い場合は、「勉強はあまり得意ではなさそうだが、論理的思考ができる人なんだな」
逆に理数系の成績は低くても英語だけ成績がいい場合は「論理的なことは向かないようだが、語学の感性は高そうだから、海外との取引で役に立つかも・・・」とか、かえってその学生の光るところに目が行くものです。
ですから、成績が悪いからと言って卑下することはありません。
自分の得意なことは何かをしっかり押さえておきましょう。
自分の成績が気になるときは、成績証明書を、受ける会社の数よりひとつ多く大学に発行してもらうと良いです。
一通は自分で開封して、自分の成績を確認しておくのです。
面接官はめったに成績のことを言いません。
でも、まんいち成績について触れられても自分で分かっていれば、あわてることはないでしょう。
成績が悪い場合はどうする ?
もしも成績がだいぶんに芳しくない場合は、面接官に指摘されるかも知れません。
「君は成績がおもわしくないけど、あまり勉強しなかったの ?」
痛い質問ですよね。
そんなときは、こう答えると良いです。
「はい。お恥ずかしいのですが、部活とバイトに力を入れ過ぎました。」
「でも、やりたいことをやりながら、苦しい中、なんとか単位を取れたので自分としてはホッとしています。」
と、これは、部活やバイトを大分にやった人なら言えることです。
そうでない場合は、何か打ち込んだことを用意しておくと良いです。
部活とバイト以外なら、たとえばボランティア活動に力を入れたのなら、悪くはありません。
人の役に立つのは良いことですから。
でも、そのために自分のことがおろそかになって、成績が思わしくないのはプラスの評価にはなりにくい。プラス・マイナス・ゼロくらいと思った方が良いですよ。
ほかに、なにか打ち込んだことがあって、それが卒論のテーマにつながることや、応募している会社の製品、商品につながることだと説明がしやすいですが、なかなか都合良くは行きませんよね。
まったくかけ離れたことにはしないようにご注意ください。
「この人は、入社しても仕事とまったく関係ないことに力を入れて、仕事がおろそかになるのでは・・・。」
と、面接官に思われかねませんから。
趣味に打ち込んだというのも、成績が悪い言い訳にするのはNGです。
「この人はやりたいことしかやらない人なんだな」
と思われてしまいます。
成績が悪くて、部活やバイト、ボランティア活動などもしていない場合は、面接官に
「あまり勉強しなかったの ?」
と聞かれたら、へたな言い訳をせず、素直に
「はい。あまり得意ではありませんでした。」
と答えるのが、かえって面接官に潔い印象を与えますよ。
成績より大事なことは ?
冒頭で述べたように、「成績は過去のこと」です。
いまさら変えられるものではありません。
それより、就活で大事なのは、次の4つです。
・面接での態度
・志望の動機
・本気度
・人柄
ひとつずつ見てゆきましょう。
面接での態度
まっすく面接官の目を見て、ハキハキと元気に受け答えすること。
うつむいたり声が小さすぎるのはマイナス評価です。
面接の態度については、こちらに詳しくまとめていますのであわせてどうぞ
志望の動機
志望の動機が曖昧だと高い評価は得られません。
数ある同業者のなかで、なぜその会社を選んだのか ?
その点をしっかり答えられないと、「この人は入れればどこの会社でも良いと思っているのでは」と思われてしまいます。
志望の動機についてはこちらに詳しくまとめていますよ。
本気度
本気度は、その会社のことをどれくらいしっかり調べているかに現れます。
受ける会社のホームページをサッと見ただけでは、面接官にすぐに見破られます。
会社のホームページをしっかり見て力を入れている分野、製品・商品などを頭に入れておくのは当然として、さらに踏み込んで企業年鑑などで詳しく調べておくことをおすすめします。
つまり、企業研究をしっかりやってから面接に臨むということです。
企業研究についてはこちらをご参照ください。
人柄
面接官は、真面目そうか、ガッツがありそうか、明るいかなど、人柄を見ています。
でも、人柄は急に変えられるものではありません。
へたに良く見せようとしたり、繕わずにありのままの自分で臨むのが一番ですよ。
おわりに
いかがでしたか ?
就活に成績が関係するか、また、成績が悪い場合の面接での対処法についてお伝えしましたが、参考になりましたでしょうか ?
最後にまとめておきますね。
・面接官はあまり成績を気にしていない
・成績より大事なのは次の4つ
志望の動機
本気度
人柄
あと、入社できたらどんなことをしたいか、どんな技術者、営業マン、或いは総合職になりたいかも聞かれることがありますから、答えを考えておくと良いですよ。
あなたが、就活を乗り越えて無事に望みの会社に就職できますように !
最後までお読みくださってありがとうございました。