就活の面接の態度で評価が大きく変わります。
良かれと思っていても、面接官が嫌う態度があるのです。
大学も悪くない。面接ではそつなく答えたし、自信があったのに落ちた !
これは面接の態度に問題があったのかも知れません。
面接での評価基準はおおむね次の5つです。
- 態度
- マナー
- コミュニケーション能力
- 応募先企業の理解度
- 熱意
ここではこのうち特に、就活における面接の態度について気を付けるべきことを面接官の立場からお伝えしたいと思います。
他の4つについては最後に関連記事をご紹介していますので、よろしければご参照くださいね。
面接態度の評価~嫌われるのは ?
早速面接官が嫌う態度をあげてみましょう。
・暗く元気がない
・声が小さすぎる
・落ち着きがない
・自信過剰
・態度がでかい
・おどおどしている
など
ざっとこんな感じです。
ひとつずつ見てゆきましょう。
表情が暗く元気がない
面接では明るく元気に。
これが基本です。
でも、ときどき元気のない方が来られます。
もしかしたらいままで受けたところが全部落ちて、自信を喪失していて元気がないのかも知れませんが、それだと次もまた落ちてしまいます。
おとなしいとか、物静かな人でも表情が明るければ問題ありません。
たとえ自信がなくても表情だけは明るくしてください。
鏡を見ながら少し口角を上げる練習をすると良いですよ。
声が小さすぎる
声が小さい人も面接では損をします。
やはり、自信がなく気が弱い印象を与えてしまうからです。
それに、コミュニケーション能力が低いと見られます。
面接は、面接官との大事なコミュニケーションです。
声が小さすぎて質問に対する答えが聞こえないと面接官はイライラしたり、興味を失ってしまったりします。
声が小さい人は友人に協力してもらうと良いです。
模擬の面接をしてもらって、普段より大きな声で答えられるよう練習するのです。
せっかく応募先の会社のことも良く調べて、志望の動機もしっかり言えるのに、声が小さいばっかりに落とされたのでは勿体ないです。
声が小さいのは努力すれば改善できますよ。
態度がでかい・自身過剰
態度がでかい人と自信過剰な人は面接官に嫌われます。
態度がでかい
面接に来て、変に態度がでかい人がいます。
胸を張ると、面接官にちょっと尊大な感じを与えてしまいます。
おそらく、自信があるところを見せようとしているのでしょう。
でも、これは逆効果。
胸を張るのではなく、背筋を伸ばすことを意識すると良いですよ。
また、面接官の話に鷹揚にうなずいて見せたりするのも態度がでかく見えます。
面接官から見れば、新卒の応募者は「ヒヨッコ」のようなもの、「コイツは何を偉そうにしてるんだ」と心象はよくありません。
職場の「和」を乱すのではないかと警戒されるのです。
自信過剰
態度がでかい人と似ていますが、有名大学の人にはたまに自信過剰な人が見受けられます。
「自分は一流の○○大学だから、この程度の中小企業は受かって当然」と思っているのかも知れません。
そう思うと、どうしても態度に出てしまうものです。
「謙虚」を心掛けましょう。
学歴を重視する会社や経営者もいます。
でも、面接官から見たら一流大学もそうでない大学も、スタートラインにそう大差はないのです。
また、面接官によっては「少々鼻っ柱が強いくらいのヤツの方が伸びる」と考える人もいます。
でも、たいていの面接官は自信過剰を嫌います。
理由は、職場での人間関係がうまくいかない可能性を危惧するからです。
おどおどしている
態度がでかい人や自身過剰気味の人の反対が「おどおどしている」人です。
「私は自信がありません」と言っているようなものです。
自信がなくても良いのです。
新卒なら、まだ社会人として独り立ちしていないわけですから、自信がなくて当たり前。
暗く元気がない人同様に、鏡を見ながら明るい表情を練習してください。
表情を変えるだけで態度も自然とおどおどした感じから落ち着いた感じに変わります。
既に述べましたが、口角を少し上げる練習が効果的ですよ。
落ち着きがない
なぜかそわそわと体を動かす人がいます。
そういう人は落ち着きがないと見られます。
落ち着きのない人は、ミスをおかしやすいと考えられるので、面接官の心象はよくありません。
面接のときは面接官を真っ直ぐに見てください。
視線を固定することで、体の動きもおさまりますし、落ち着きがでますよ。
視線を外すと落ち着きがなくなりますから気を付けてくださいね。
アイコンタクトがない
アイコンタクトを取らないと面接官は
「こっちの話をキチンと聞いていないな」
とか
「コイツこいつおどおどしているな」
と感じて非常にマイナスの印象を持ってしまいます。
アイコンタクトについてはこちらにをご参照ください。
姿勢が悪い
姿勢が悪いと元気がなく消極的な印象や自信がないという印象を持たれてしまいます。
また、うつむき加減になれば上で述べたアイコンタクトが取れません。
これでは面接官に嫌われてしまいます。
かといって必要以上に旨をそらすとかえって態度がデカい・自陣過剰ととられかねません。
背筋を伸ばして相手の目を見る姿勢が基本です。
面接官に嫌われない態度とは ?
面接の態度で好印象を与えるには、ここで取り上げた面接官が嫌う人の逆を意識すれば良いのです。
まとめておきましょう。
・明るい表情で接する(暗く元気が内の逆)
・声を張ってハキハキと答える(声か小さすぎるの逆)
・謙虚な態度で(態度がでかい・自信過剰の逆)
・落ち着いて話す(おどおどする・落ち着きがないの逆)
・面接官とアイコンタクトを取り続ける(アイコンタクトがないの逆)
・姿勢を正す(姿勢が悪いの逆)
自分の良さを引き出すためにも、ここでお伝えした「面接の態度」を心にとどめておいてください。
おわりに
いかがでしたか ?
面接では態度が大事だということお分かりいただけたと思います。
面接時にどんな態度で臨むかは、きわめて常識的なことではあります。
でも、意外と態度で損をしている人が多いのです。
面接官も人間ですから、態度の悪い人を採りたいとは思いません。
そして、ちょっとした心掛けで面接官から見た印象はずいぶんと変わります。
最後に冒頭お伝えした「態度」以外の面接での評価で大事なことについて、関連記事をご紹介しておきますね。
マナー
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面接での逆質問でメモを見ていい ? マナーを採用担当者が解説
コミュニケーション能力
応募先企業の理解度
熱意
志望の動機を明確に言えることと企業研究をしっかりやっていること。
この2つで熱意が伝わります。
あなたが、面接をクリアして望の会社に就職できますように !
最後までお読みくださってありがとうございました。