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「上司と意見が合わない時」面接でのベストアンサーはこれ!

上司と意見があわなかったら どうします ?

 

面接ではしばしば答えにくい質問をされることがあります。

「上司と意見が合わない時どうしますか ?」

これもイヤな質問ですよね。

 

「上司に従います。」と答えたら素直な人間と思われるでしょうか ?

それとも主体性が無いと思われるでしょうか ?

 

「正しいと思ったことはきちんと主張して上司を説得します。」では、頑固で融通の利かないヤツと思われるかも知れませんし・・・。

 

どちらの答えもマイナスに取られそうな気がして、うっかり言えないですよね。

ここでは、上司と意見が合わないときどうするかと、面接で聞かれたときの答え方について一緒に考えてみましょう。

私の面接官としての経験がお役に立つと思いますので・・・。

 

 

 

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上司と意見が合わない時どうしますか ? 質問の意図は ?

こんな答えにくい質問をする面接官ってイヤなヤツと思いますよね。

でも、これは意地悪でしている質問ではないのです。

わざと答えにくい質問をして、あなたがどんな反応をするかを見たいのです。

答えにくい質問ほど、答えにあなたの人柄が出ます。

 

面接官はここを見ている

ここで取り上げた「上司と意見が合わない時どうしますか ?」では、こんなところを見ています。

・素直な人間か ?
・柔軟性があるか ?
・主体性があるか ?

 

主体性があるかということと、素直で柔軟性があるかとは、相反するように思われます。

主体性を強く出せば柔軟性が損なわれるし、柔軟性を第一にすれば主体性が損なわれることがあります。

では、具体的にどうすれば良いのか ?

理想の答えをお教えしましょう。

 

理想の答えとは

指示通りにあなたに仕事をやらせたい上司。

自分のやり方の方が良いことを、上司に分からせたいあなた。

 

どんな行動を取ればよいのか ?

にらみ合いを続けるわけにも行きませんよね。

 

民間会社でも公的機関でも、組織はみんな縦割り社会ですから、最終的には上司の言うことに従わざるを得ないのです。

 

だからと言って、納得できないことをやるのはフラストレーションが溜まります。

 

ではどうしたら良いか ?

答えとしては、柔軟性と主体性、両方の性質を合わせ持っているのが理想です。

 

例をあげてみましょう。

 

実際に上司と意見が合わないときは、こう言うのです。

「納得した上で仕事をやらせて頂きたいので、詳しく説明してください。」

 

これなら「対立」ではありませんよね。

そうです。

話し合いです。

 

なので、面接の際の答え方としてはこうなります。

 

「恐らく、長い経験から上司の言われることが正しいのでしょうけれど・・・私は納得した上で仕事をさせてもらいたいと思います。

ですから、『良く分かりませんので理由を教えてください』と言います。」

 

こう答えれば、あなたは主体性があって芯の強い人間だと面接官に思われるでしょう。

 

面接官が、「上司に『今は理由を知らなくてもいい !』と言われたら ?」とさらに畳みかけてきたら、こう返すと良いでしよう。

 

「その時は素直に従います。きっと後で理由が分かるときが来ると言うことだと思いますから。」

 

これで、あなたには柔軟性があると思われるでしょう。

 

自分の意見を上司に述べることのできる主体性と、今は納得していなくてもまずは従うという柔軟性の両方を感じさせる答えとなっているでしょう ?

 

これが面接官から見た理想の答えです。

 

蛇足ですが・・・現実社会では上の例と良く似た上司に出くわすこともありますよ。

 

「オレはオマエを納得させたいとは思っていない。 いいから言われた通りにやれ !」

 

この場合は「はい。分かりました。」しかありません。

 

仕事のできる、「やり手」上司にはたまにこんな方もいることを頭の片隅に置いておくと良いですよ。びっくりしないで済みますから・・・。

 

上司もまた、自分の信念に従って仕事をしているのです。

 

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上司と意見が合わない時が来る ?

入社して間もないうちに上司と意見が合わないとか、対立することは考えられませんよね。

初めのうちは、上司の指示に従って仕事を覚えるのに精いっぱいですから。

 

でも、何年か経ってある程度仕事を任せられるようになると、自分なりのやり方ができてきます。

そうなると、「上司と意見が合わない」とか「対立する」という場面が出てくるかも知れませんよ。

 

なので、「上司と意見が合わない時どうするか ?」というのは、将来ありうる場面を想定した質問なのです。

 

おわりに

上司と意見が合わない時どうしますかと面接聞かれたときの答え方についてお伝えしてきましたが、参考になりましたでしょうか ?

 

最後にまとめておきますね。

[理想の答えとは]

・柔軟性と主体性をもっていることを示す答えであること
・そのために次の2点を答える

①上司の主張の理由を聞きます
②たとえ納得できなくても最終的には上司に従います

 

多くの面接官が、最も重要視するのは、試験の成績や学歴より応募者の人柄です。

どんなに優秀でも人柄に「難」がある方は敬遠します。

多少成績が悪くても、真面目に努力する人はやがて「できる」社員に育ってくれます。

 

面接官は、応募者の方が自分なりの答えを導き出そうとして真面目に考える様子を見て、誠実な人間かどうかとか、冷静に行動できる人間かとか、そんなところを知りたいからあえて答えにくい質問もしてみるのです。

 

答えが思いつかないときは、「済みません。ちょっと思いつきません。」と答えても構いません。

 

ひとつくらい答えられないことがあっても、それだけで「落ちる」と言うことはありませんから安心してください。

 

人柄を見るための質問ですから、いろんな答えが有って、これでなければ不正解と言うわけではないのです。

 

面接官が、どんなところを見ているかを知っておくだけでも不安が減りませんか ?

ここで取り上げた質問と回答例が参考になれば嬉しく思います。

 

最後までお読みくださって、有難うございました。