スポンサーリンク

内定承諾を待ってもらうことはできる ? 待ってくれない時は ?

内定はうれしいけど でも悩むわ・・・。承諾待ってもらえるかな ?

内定承諾を待ってもらうことはできるのか ?

内定承諾には期限が設けられます。

たいていの会社では、2週間程度。

 

内定承諾を待ってもらいたい理由は、もちろん他社の内定を待ってから決めたいから。

あるいは複数の会社から内定をもらって決めかねているかのどちらかです。

 

他社の結果を待ってから承諾を決めたいと言うと、言われた方は

 

「なんだ、うちは滑り止めか。」

「そんなら来てもらわなくていいよ。」

「心から内に入社したい人を繰り上げて内定を出すから。」

 

と言うことになりがちです。

 

さて、どうしたら良いでしょう ?

 

ここでは内定承諾を待ってもらうことはできるか、また、待ってくれない時はどうすべきかについて、採用担当者の立場からお伝えしてゆきます。

 

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク

内定承諾を待ってもらいたいと伝えて良いか ?

本命の会社の選考結果がまだ出ていないとき、あるいは複数から内定通知をもらったとき、選択肢は2つあります。

 

①何食わぬ顔で内定承諾書を出して、本命の会社から内定をもらったら先に内定承諾書を出した方を辞退する。
②内定承諾を待って欲しいと伝える

波風が立たないのは①の方。

とりあえず内定承諾書を提出して、後で辞退する。

 

気持ちの上でスッキリするのは②の方。

正直に状況を伝えて待ってもらえたなら、「ずるくない」わけですから、後々「だました」ことにならないので気持ちよく社会人になれるでしょう。

 

問題は、内定承諾を待ってもらいたいと伝えたことで両方ともチャンスを逃してしまう可能性があるということです。

 

内定承諾後に辞退する人は時々いますので、企業側もそれほど気にしない可能性があります。

残念がるでしょうけれど・・・。

 

ただ、企業としては採用枠に達しない場合、再度募集することになるので、決していい印象は持ちません。

 

数年後に内定辞退した会社と仕事上の付き合いができる可能性もありますから、その時、

「うちを蹴った人ね。」と思われる

 

賢く生きるか潔く生きるか

 

こんなことがありました。

内定を出したところ、「承諾を1ヵ月待っていただけませんか?」

じつは御社同様に第一志望の会社さんがもう1社あって、そこの選考結果が出るまで1ヵ月ほどかかるのです。」

 

「勝手なことを言ってたいへん申し訳ございませんが、納得した上で最終結論を出したいと考えています。」

「宜しくお願い致します。」

 

当社は希望を入れて1ヵ月待ちました。

結果として、彼は「ぜひ御社に入らせていただきたい。」と言うことになりました。

 

「1ヵ月も待ってくださった会社の役に立ちたいと思います。」

 

ということです。

 

信頼して入社を決めてもらえたわけです。

 

これは、人によっても、会社によっても判断は異なります。

必ずしも正直に話すことが「得」とは限りません。

ただ、長い目で見れば後悔はしない生き方ではないでしょうか ?

 

内定承諾を待ってくれない時はどうする

「内定承諾を待っていただけませんか ?」と申し入れたけど、会社が待ってくれない時はどうしたら良いでしょう ?

 

その場合はとりあえず内定承諾書を出してかまいません。

 

後で辞退することは可能ですから。

 

正直に他社の選考を続けたいので待ってもらえないかと伝えた時に、

 

「規則ですから待つことはできません。」とか、

「それでしたら『ウチ』はお止めになって、他社さんを受けられてはどうですか ?」

 

なとど、プレッシャーをかけてくるような会社なら、義理立ては不要です。

 

そういう会社はひとまず最悪の場合の「滑り止め」にしておいて、他の候補先への就活を進めてゆくことをおすすめします。

 

採用担当所の対応が悪くても会社自体に余程の魅力を感じていれば別ですが、そうでなければ内定承諾書を出さずにさよならした方が良いです。

 

だいたいそんな会社では入社後が不安だからです。

 

内定承諾を待ってもらう連絡はどうする ?

電話かメールか

まずは電話で採用担当者に説明するのが良いでしょう。

 

内定承諾を待ってもらう電話連絡

 

「お世話になっております。
□□大学の○○です。

内定のご連絡を頂きまして、誠にありがとうございます。

じつは、御社のほかにもう1社惹かれる会社がありまして、迷っています。
その会社の選考が終了するのが××月××日頃と言われています。

勝手なことを申しましてたいへん恐縮ですが、可能であれば内定承諾の期日を1ヵ月待っていただけないかと考えて電話させていただきました。」

 

人事としては即答できないかも知れませんので、こうつなげます。

 

「後ほどメールでもお願いさせていただきますので、ご検討の上ご回答いただければありがたいです。何卒宜しくお願い致します。」

 

いきなりメールを送ると採用担当者は

「なんだ、これは ? 勝手なことを・・・。」

と思ってしまうでしょう。

 

そこで電話で申し訳ないと言う気持ちを伝えつつお願いをするのです。

 

その後メールをするのは、会社からの回答をエビデンスとして残すためです。

 

内定承諾を待ってもらうメール連絡

続いて電話の後のメール連絡です。

 

メールは電話する前に下書きを書いておきます。

電話の後あまり時間をおかずに送信するためです。

 

こんな感じで送ると良いでしょう。

 

内定承諾を待ってもらうメール(例)

「△△株式会社 採用ご担当 ◇◇ 様

お世話になっております。
先日内定を賜りました□□大学の○○です。

先ほどお願いのお電話をさせて頂きました通り、じつは御社のほかにもう1社興味を引かれている会社がありまして、そちらの選考結果が出るまでにあと1ヵ月ほどかかります。

誠に勝手なお願いでたいへん恐縮ですが、それまで内定承諾をお待ちいただくことは可能でしょうか ?

私にとりまして、一生の中で非常に重要な決断となりますので、十分に納得した上で結論を出したいと考えております。

ご検討のほど何卒宜しくお願い申し上げます。

××年××月××日
□□大学 □□学部 ○○ ○○」

 

 

おわりに

いかがでしたか ?

内定承諾を待ってもらうことはできるか、会社が待ってくれない時はどうしたら良いかについてお伝えしてきましたが、参考になりましたでしょうか ?

 

いち採用担当者としてのある意味「偏見」から書かせていただきましたが、会社によって対応はまちまちだと思います。

 

企業側の対応がどうであれ、本人の考え方が定まれば後悔することはないでしょう。

 

最後までお読みくださってありがとうございました。