会社に行きたくない ! 行くのが嫌でたまらない !
そう感じていませんか ?
その原因が上司なら、どうしたらいいでしょう ?
いっそ休んでしまう。
それも一つの方法です。
休んでリフレッシュしてできるならOKです。
ただ、一日休んだ程度ではストレスが取れないときは要注意です。
会社に行きたくないという「根」が深いかも知れないからです。
ここでは、「会社に行きたくない」と感じたときの原因が上司にある場合はどうしたら良いのか、人事担当者として多くの社員を見て分かったことと、私自身の体験からお伝えしたいと思います。
会社に行きたくない ! 上司が原因ならどうする?
上司がイヤで会社に行きたくない。
そういうケースは実に多いです。
パワハラが原因で会社に行くのがイヤになる人はたくさんいます。
その場合はどうしたら良いか ?
対処法は4つあります。
・上司が替わるまで我慢して待つ
・配置転換を申し出る
・会社を辞める
・パワハラなら相談することも視野に
最初の2つは規模の大きな会社なら現実性がありますが中小企業では難しいです。
順にご説明しますね。
上司が替わるまで我慢して待つ
規模の大きな会社なら、ローテーションがあります。
上司も数年ごとに別な部署に移ってゆきます。
よく、「いやな上司に当たったらしゃがんどけ」と言います。
これは、イヤな上司がいなくなるまで身を低くしてやり過ごせ、と言うことです。
3年くらい我慢できそうなら、この方法で乗り切るのもひとつの手です。
ただし、中小企業ではそんなに部署も多くないですし、上司が替わる可能性は低いです。
配置転換を申し出る
上司が替わるのを待つまでもなく、自ら配置転換を会社に申し出るのです。
その場合、配置転換を希望する理由として、
「上司がイヤだから」と言ってはいけません。
「自分はもっとこういうことをやりたい」というアピールをすると良いです。
まんいち、人事担当者がその上司に
「○○さんはあなたと合わないので配置転換を希望しています。」
と言ったら、上司のあなたに対する「風当り」はますます強くなってしまいますから。
そんなことを上司に告げる人事担当者は最低ですけど・・・。
まともな人事担当者なら、上司が「なるほど」と納得できる理由を一緒に考えてくれます。
「実は○○そんは、□□をやりたいと考えていて、どうも今の業務には少し合っていないようです。」
「それで、ご本人から△△部への転属願いが出ています。」
「××部長のご意向として差支えなければ、こちらで△△部との調整をしますが、いかがいでしょうか ?」
とこれくらいのことは言うでしょう。
人事担当者の人となりを見た上で、大丈夫そうなら、「上司がイヤだから」と正直に言っても良いです。
ただし、これも先ほどと同様に、中小企業では難しい方法でが・・・。
会社を辞める
どうしてもイヤな上司から逃れられないときは、もう会社を辞めるしかないでしょうか ?
中小企業では、上司が替ることはほとんど期待できません。
なので、どうしても上司がイヤなら自分が辞めるしかありません。
ただ、会社を辞めると言うことは、生活がかかっていますし、履歴書に残ります。
ですから、次の2つを強くおススメします。
①辞める前に次の就職先を見付けておくこと
②今の会社を辞める「前向きな理由」を用意する
会社を辞める「前向きな理由」とは、上でお伝えした配置転換を希望する場合同様に、今度は次の会社の面接のときに話す必要があるからです。
「自分はこういうことをしたいと考えています。」
「御社ではこれまでの経験を活かしながら、そのことにチャレンジできると考えて応募させて頂きました。」
とこんな感じで辞める理由を話します。
この時、今の会社の悪口は絶対に言ってはいけません。
もし今の会社の悪口をいうと、
「この人は気に入らないとすぐ辞めてしまう人だな。」
「それに、ウチを辞めたら他でウチの会社の悪口を言うに違いない。」
と思われて「不採用」となってしまいます。
激しいパワハラの場合は、理解を得られると思いますが、それは入社してから話す機会があるときまで取っておいた方が良いかも知れません。
パワハラは受けた人しかその辛さ、苦しみは分かりません。
なので、不用意に話すと、相手によってはガマンの足りない人間ととられる可能性もありますから。
パワハラを受けた時の対処について、もう少しお伝えしておきたいと思います。
パワハラなら相談することも視野に
会社に行きたくない原因が上司のパワハラなら、上でお伝えした3つの対処法のほかに、
信用のおける機関に相談されることをおすすめします。
パワハラが辛いときは一人で悩んでいても楽にはなりません。
たとえすぐに解決できなくても、相談することで気持ちが楽になることがあります。
相談窓口については、こちらにまとめてありますので是非参考にしてみてくだい。
会社に行きたくないのは「うつ」かも知れません
もしも、次のような状態になったら、猶予はできません。
・朝、起きようとしても起きられない
・過呼吸になる
・動悸(どうき)が激しくなって心臓が「きゅーっ」となる
これ、私が経験した「うつ」の症状です。
そうです。
上記のような症状が現れたら、「うつ病」が疑われます。
この場合は、すぐに心療内科で診てもらってください。
「うつ病」は放っておいて治るものではありません。
過度のストレス、パワハラなどでうつ病になる人は結構多いようです。
新卒で入社2年目の社員が休みがちだったため、話しを聞いてみると、良く似た症状でしたので、心療内科の受診をすすめました。
彼の場合は強い責任感から仕事がすすまないことで「うつ」状態になってしまったのです。
2ヵ月ほどで症状が改善し、その後は定期的な受診で完治したようです。
繰り返しますが、もしも「うつ病」が疑われるなら、迷っていてはいけません。
悪化しないうちに専門医である心療内科を受診してくださいね。
重くなると休職して、その後復帰できずに退職してしまう人もいます。
その場合はなかなか次の就職ができなくなってしまいます。
企業側も、「うつ病」で長く休んだ人を敬遠してしまうからです。
仕事が面白くないなら
もし、会社に行きたくない理由が、「仕事が面白くない」なら、冷静に考えてみましょう。
社会人になって1年くらいなら、まだ仕事の面白さがわからないことが多いです。
会社に行くのがとても「辛い」わけでなく、なんとなく、行きたくないのでしたら、もう少し頑張ってみると意外と仕事が面白くなるかも知れません。
その辺のところはこちらに詳しくまとめてありますので、よろしければあわせてどうぞ。
おわりに
「会社に行きたくない !」そう思ったときにどうしたら良いかについてお伝えしましたが、参考になりましたでしょうか ?
ひと口に会社に行きたくないと言っても、人によってみんな原因や程度が違います。
なので、どうすべきかは一概には言えません。
でも、ここではあえて自分の経験や社員の体験を参考にしながら、考えられるかぎりの対処法をご紹介してみました。
あなたの場合が、ここで取り上げたどれかに当てはまるのでしたら、どうぞ参考にしてみてください。
あなたが幸せな社会人生活を送れますように !
最後までお読みくださってありがとうございました。