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面接で急なグループディスカッション。苦手でも可能な対処法とは?

 

面接でグループディスカッションをやらされるなんて・・・

面接でグループディスカッションをやらせる企業がありますよね。

でも、話すのはあまり得意じゃないし、まして複数の人と意見を交わすなんて、何を言っていいか分からない。

だから「ディスカッション」が苦手・・・そういう方、けっこう多いです。

 

 

じつは、グループディスカッションにはコツがあるんです。

結論を言います。

 

グループディスカッションのコツ

・役割分担を決める
・人の意見を聞く
・相手を否定しない
・自分の考えを言う

 

「自分の考えを言う」以外は難しくありません。

ちょっと気を付ければできることです。

 

詳しくは後ほどしっかりご説明しますよ。

 

ここでは、面接でのグループディスカッションを乗り切るコツと注意点を、面接官としての経験からお伝えしたいと思います。

 

グループディスカッションは何のため ?

はじめに、グループディスカッションの目的を知っておきましょう。

目的を知れば対処の仕方が分かり易くなります。

 

企業がグループディスカッションを行う目的は、個々の応募者の人間性を見るためです。

「人間性」と言えば抽象的ですね。

具体的に言うとこうです。

 

・自分の意見を言える人か
・人の話を聞ける人か
・否定的なことを言わない人か
・役割を果たせる人か

 

つまり、主体性と協調性のバランスがとれている人かどうかを見る。

そのためには、グループディスカッションは格好の場なのです。

 

1対1の面接だと、想定される色々な質問に対して、ある程度答えを準備しておくことができます。

 

でも、グループディスカッションでは、たいていその場で「お題」が与えられます。

 

「○○について皆さんで話し合って下さい。最後にどなたかにまとめて発表して頂きます。」

という感じでお題(上の○○)が与えられます。

 

なので、あらかじめ答えを準備することはできない。

しかも、周りは全員初めて会うメンバーですから、何を言い出すか分からない。

必然的に「素」で勝負となります。

 

だから人間性が出やすいし、面接官は判断しやすいのです。

 

これが「グループディスカッション」の目的です。

 

 

グループディスカッション対処のコツは ?

では、グループディスカッションの目的が分かったところで、いよいよ対処のコツをお伝えしましょう。

 

グループディスカッションのコツは、冒頭述べた通り次の4つです。

・役割分担を決める
・人の意見を聞く
・相手を否定しない
・自分の意見を言う

 

ひとつずつ詳しくご説明しましょう。

 

役割分担を決める
グループディスカッションを始める前に、必ず役割分担を決めます。

企業によっては「初めに役割分担を決めて下さい。」と言ってくれるところがあります。

もし言われなくても役割分担を決めないと、とんでもないことになります。

 

決める役割はたいてい次の4つです。

・司会
・書記
・タイムキーパー
・発表者

 

この中で自分のできそうなものを決めておくと良いです。

大事なことは、どの役割になっても自分の意見はちゃんと言うこと。

 

書記をしながらでも、時間を計りながらでも、与えられたお題について考えを巡らせておきます。

そして自分の番になったら考えたことを言う。

 

 

先ほど、「役割分担を決めないと、とんでもないことになる」と言いました。

往々にして、役割分担を決めずにディスカッションすると、次のいずれかの結果となってしまうからです。

・時間になってもまとまらない
・一人の優秀な人が全部やってしまって、全員ダメ人間と思われる

 

いずれにしても、全員落とされる可能性大です。

 

人の意見を聞く
コミュニケーション能力は、当然ですが自分の意見を言うだけではありません。

相手の意見も聞くことが求められます。

 

人が意見を述べているときに、しっかり耳を傾けているかどうか、面接官は見ています。

 

相手を否定しない
自分の考えと違う意見を述べた人に対して、別な意見を述べるのはもちろんOK。

でも、否定してはいけません。

人の意見を受け入れることができるか、つまり、協調性や受容性も見られています。

 

自分の意見を言う
もっとも難しいのは「自分の意見を言う」です。

与えられた時間内で「お題」に対する自分の考えをまとめて、簡潔に話す。

話す時間はせいぜい1分。

だらだら話すと「まとめる能力」が乏しいと思われます。

 

どうしたら「自分の意見を言う」ことができるかは、残念ながら「コツ」はありません。

その場で真剣に考えて下さい。

 

注意すべきことは「○○さんと同じです。」はNGということ。

主体性がないと取られます。

「○○さんの意見に近いですが、自分はこう考えます。」

と言う感じですね。

 

もしも自分の意見に対して誰かが反論したらどうでしょう ?

 

攻撃されてもムキにならないこと。

静かに、冷静に説明を追加すればよいです。

 

この時のポイントは「反論」に対してさらに「反論」するのではなく、あくまで自分の意見に対する「補足説明」にとどめることです。

 

グループディスカッションは、自分の意見を通す場ではありません。

正統性を主張する場でも、相手の間違いを指摘したり、まして闘う場ではありません。

 

面接官が見たいのは、「主体性」と「協調性」。

 

「主体性」 = 自分の意見を示せること。

「協調性」 = 相手の意見を聞く・否定しない

 

なので、スラスラ言えなくても良いし、反論されても良いのです。

 

議論して誰が勝つかを決める場ではないので、自己主張の強い人はむしろマイナス評価となります。

 

反対意見もあることを認める態度が求められるのです。

 

 

おわりに

いかがでしたか ?

面接でのグループディスカッションを乗り切るコツと注意点をお伝えしましたが、参考になりましたでしょうか ?

 

グループディスカッションとはこういうものだ、と言うことを頭に入れておくと、失敗せずに済みますよ。

 

あなたが面接でのグループディスカッションを乗り切って、望む会社に入れますように !

 

最後までお読みくださってありがとうございまた。