会社を辞めたい !
恐らく誰でも一度は思ったことがあるはずです。
もちろん、私にもありました。
会社を辞めたい理由で多いのが「上司」との関係です。
人事を担当していると、退職届けに接する機会もしばしばあります。
たいてい、本当の理由は言いません。
「家庭の事情」をあげる人が多いです。
でも、「ぶっちゃけはどうなの ?」と水を向けると、
「あの部長の下ではやってられません。」
と、人間関係のなかでも、特に上司との関係を理由としてあげる人が多いことに気づきます。
うちの会社だけか ?
と思って、他社の人事の知り合いに聞いてみると、やはり上司との折り合いが悪くて辞める人が多いとのこと。
自分で選んで入った会社ですから、いやな上司のせいで辞めるのは悔しいですよね。
では、どうしたら良いでしょう ?
ここでは、会社を辞めたい、しかも上司が理由のときどうしたらよいかについてベストな対処方をお伝えしたいと思います。
会社を辞めたいと思ったときの対処法
会社を辞めたい理由が上司との関係なら、ちょっと待ってください。
どんな会社に行っても、イヤな人の一人や二人は必ずいます。
それがたまたま上司だっただけのこと。
上司がイヤだからと言って会社を辞めていたら、どこに行っても同じことを繰り返してしまいます。
なので、辞めずに済む方法を考えましょう。
友人・同僚に聞いてもらう
上司は仕事上では権限があるので従わざるをえません。
始末が悪いですね。
権力をかさに無茶ぶりをしてくる上司は有りがちです。
ストレスが溜まりますよね。
ストレスは小出しに出してしまうと良いです。
友人や気のおけない同僚に付き合ってもらって、「愚痴」として吐き出してしまうのです。
友人や同僚も案外同じ悩みを持っているかも知れません。
ひとりで悩んでいるより、仲間に話して相談すると、気持ちが晴れるだけでなく、思わぬ解決策が出てくることも・・・。
なので、第一におススメしたいのは、ひとりでこらえていないで仲間に話してスッキリすることです。
上司がいなくなるのを待つ
大きな会社なら配置転換などがあるので、あなたが辞めなくても上司の方がいなくなってくれる可能性があります。
「いやな上司に当たったらしゃがんどけ」と言うのはこのことです。
つまり、「しばし我慢してやり過ごせ」ということです。
2~3年で上司がどこかに行ってしまうかも知れませんし、それが待てないのなら自分から異動の申請をあげることもできます。
ただ、異動を申請する場合は、それなりの「前向き」の理由でなくてはいけません。
「自分は○○も覚えて仕事の幅を広げたいと考えています。」
「ですから○○部への異動を申請致します。」
でも、申請が通るかどうかは分かりません。
異動を希望している先で増員の要望がなければ通らない可能性が大きいです。
あと、中小企業では配置転換などを期待出ることろは少ないですから、この方法は使えないでしょう。
『ありがとうございます』と言おう !
もうひとつの対処法に、「あなた自身が変わる」と言うのがあります。
考え方や気持ちを切り替えるという意味ではありません。
そんなの無理ですよね。
「上司への返答を変える」のです。
簡単です。
言葉を加えるだけ。
上司にコゴトを言われたら、最初にこう言うのです。
「はい。ありがとうございます。」
その後に通常の返答を続ける。
それだけです。
例えば、こんな感じです。
上司 :
「このバカ ! こんな資料じゃオレが上に説明できねぇだろう !」
あなた :
「はい。ありがとうございます。ご確認いただきまして。」
「どう直せばいいかご指示をお願い致します。」
この方法は、コゴトの多い上司への対応におすすめです。
毎回コゴトをいうたびに「ありがとうございます」と言われると、不思議なもので段々と上司はコゴトが言いにくくなってきます。
ここで間違ってはいけないのは最初に「スミマセン」と言ってしまうことです。
「スミマセン」と言うと、相手はさらに追い打ちをかけてきます。
一方、「ありがとうございます」と言う相手には、続けてコゴトは言いにくいものなんです。
べつに心から感謝していなくても全然OK。
「ありがとうございます」を最初に言うだけで効果がありますよ。
これ、私が体験済みの対処法です。
私は、毎回やっているうちに、次第に自分の心が楽になってくるのを感じました。
「あやしい !」と思うかも知れませんが、試してみる価値はありますよ。
辞めたい理由がセクハラ・パワハラなら
辞めたい理由がセクハラやパワハラなら、これは社内でどうにかしようとしても極めて難しいです。
同僚をパワハラに巻き込んでしまうかも知れません。
この場合は迷わず外部の機関に相談することをおすすめします。
パワハラなどの相談窓口についてはこちらの記事にまとめましたのでご参照ください。
おわりに
いかがでしたか ?
会社を辞めたい理由が上司にある場合の対処法についてお伝えしてきましたが、参考になりましたでしょうか ?
あなたの辛い状況が少しでも軽くなりますように !
最後までお読みくださってありがとうございました。