派遣社員をしていて人間関係で辞めたいと思うことがありますよね。
でも、派遣は人間関係を割り切ることで楽になります。
職場の人間関係で悩むのは派遣社員に限ったことではありません。
正社員だって意地悪な先輩社員にいじめられたり、「お局様」に意地悪されたり、辛い思いをする人はいます。
でも、派遣社員は正社員以上に人間関係でイヤな思いをする条件が加わります。
・同期がいないので孤立しがち
・正社員でないことを見下す社員がいる
派遣社員は人不足を補うために随時仕事に就くことか多いので、同期社員がいないこと、コミュニケーションが難しくなりがちなのは仕方がありません。
でも、正社員でないことを見下すのはお門違いです。
たとえばこんな社員がいます。
・声を掛けても返事をしない(聞こえないフリ)
・ミスするとネチネチと文句を言う
・必要な仕事をしているのに「こっちの仕事をしないと困る」と言って怒る
・トイレに行ったら「勝手に席を立たれたら困る」と文句を言う
・他の社員には優しい口調なのに自分にはキツイ口調で言う
・周りの社員にお菓子を配って、自分にだけ渡さない
派遣先でこんな先輩社員の下に配属されたら最悪ですよね。
ここでは派遣先で人間関係を割り切る方法について、さらに、割り切れずに人間関係で辞めたいときの対処法についてお伝えしたいと思います。
派遣は人間関係を割り切ると楽
派遣社員をしていて人間関係で辞めたいと思う時があります。
そんなときは人間関係を割り切ると楽になります。
どうしたら割り切るのか・・・。
ご説明しましょう。
仕事として割り切る方法
仕事上のミスは誰にでもあります。
その時は素直に謝って次から同じミスをしないようにすれば良いだけです。
ミスをしたのは自分なので、注意の与え方にトゲがあっても「忍」の一字でやり過ごす。
ミス以外で何か言われても「レベルの低い人」にこちらの感情を左右されるのはアホらしいです。
仲間を作るために働いているわけではありませんから、職場にイヤな相手がいても、
仕事として割り切る
に限ります。
無理にコミュニケーションを取ろうとする必要はありません。
割り切り方は、
嫌なら次の更新時期で辞められる
と考えることです。
更新を断っても、派遣会社が次の派遣先を紹介してくれます。
そう考えれば次の更新時期まで割り切って淡々と仕事をすれば良いわけです。
そしてもうひとつ、
高い給料をもらっていると自負する
ことです。
じつは、派遣社員はたいてい賞与分も含めた時給を支給されています。
そのため、直接雇用の社員よりも時給が高くなる傾向にあります。
しかも賞与というものは業績に左右されますから、下がることだってあります。
それを考えたら派遣社員の時給は初めから賞与分も加味した額なので、安定していると言えます。
ただ、割り切ることができれば苦労はしないと思う人もいますよね。
そこで以下に次善策をお伝えします。
派遣で人間関係で辞めたいが割り切れないときの対処法
派遣先の人間関係から辞めたいと思った時の割り切り方として、「嫌なら次の更新時期で辞められる」と考えることをお伝えしました。
でも、割り切って考えられないときはどうしたら良いでしょう ?
次の対処法をお試しください。
- 性格の良い人とコミュニケーションを取る
- 「ありがとうございます」を使ってみる
- 派遣元の上司に相談する
順にご説明しますね。
性格の良い人とコミュニケーションを取る
意地悪な社員ばかりではありません。
職場には性格の良い人もたいてい一人はいます。
そういう人を見つけたらコミュニケーションを取ってみましょう。
仲良くなってグチを聞いてもらえる段階まで来たらずいぶんと気持ちが楽になります。
ただ焦らないこと。
一見良さそうに見えても先輩社員の悪口を言ったら告げ口されたのではタマッたものではありません。
「ありがとうございます」を使ってみよう!
ミスを非難された時や小言を言われた時は「はい。分かりました。ありがとうございます !」を使ってみましょう。
どんな人でも感謝されると嬉しいものです。
意地悪な先輩正社員も「ありがとうございます」を言われ続けているうちに気持ちがほぐれてくる可能性大です。
かりに半年経っても態度に変化がなかったとしても、「ありがとうございます」を言い続けた方が「勝ち」です。
卑屈にならずに精神的に有利に立てます。
この対処法は派遣社員に限らず正社員がキレやすい上司にも使えますよ。
詳しく知りたい方はこちらも合わせてどうぞ。
派遣元の上司に相談する
どうしても耐えられないと思ったら、派遣元の上司に相談します。
派遣先ではなく派遣元です。
直接派遣先の上司に言うのは止めた方が良いです。
派遣社員がどんな仕事ぶりをしているか、職場に馴染めているか気に掛けている上司なら逆に聞いてくれるでしょう。
「どうですか ? 困ったことはありませんか ?」
その場合なら
「じつは・・・。」と言って切り出してもかまいません。
でも職場の上司としても対処することはむずかしいと思ってください。
派遣社員に辛く当たったとして上司が部下に苦言を呈したら、あなたがチクったことになって逆効果になってしまいます。
それを考えて、職場の上司もヘタに部下の指導ができないのです。
派遣元を通して派遣先の管理者にそれとなく伝えてもらいます。
「このままでは辞めてしまう恐れがあります。」
派遣元から派遣先に対して対処を求めてもらうのではなく、派遣先に事実を伝えてもらうに止めます。
それは、いよいよ耐えられなくなって辞めることになったときの伏線とするためです。
派遣先の人間関係で辞めたいと思ったら
仕事と割り切っても辛いものは辛い。
どうしても耐えられないと思ったら辞めることは恥ではありません。
心が壊れてしまう前に辞める方が自分のためです。
その準備として派遣元の担当者にあらかじめ相談しておくのです。
そして、辞める場合も直接職場の上司に言わないこと。
必ず派遣元の会社を通して申し入れるようにします。
会社と会社の契約ですから、会社間で解決してもらう必要があるからです。
注意すべきことは契約期間です。
派遣社員は契約期間の縛りがあります。
途中で辞めてしまうと派遣元の会社が派遣先の会社にペナルティを課せられることになり兼ねません。
ただ、期間満了までとてももたないと思うなら、派遣元の担当者に相談することです。
派遣元の責任として代わりの候補者を探してくれるでしょう。
派遣社員の契約途中に退職についてはこちらをご参照ください。
派遣は途中で辞めることはできない !? 損害賠償を請求される ?
おわりに
いかがでしたか ?
派遣は人間関係を割り切ると楽になること、割り切って考えられないときの対処法、さらにそれでも辞めたいときはどうしたら良いかについてお伝えしてきましたが、参考になりましたでしょうか ?
派遣社員と正社員。
雇用形態は違いますが優劣とは関係ありません。
それぞれの立場での責任を全うすればよいのです。
自信を持って働いてゆけますように !
最後までお読みくださってありがとうございました。