「面接はSkypeでする」って言われたけど、そんなのあり ?
普通の面接と違うの ?
面接と言えば面接官と対面で行うのが一般的なので、「Skypeで面接」と言われると、ちょっと戸惑ってしまうかも知れませんね。
会社から見て応募者が遠隔に住んでいる場合、1次面接はいちいち呼ばずに、Skype面談で感触をつかもうとすることがあります。
特に中小企業では面接の交通費を抑えるために、Skypeを使うケースが結構あるようです。
Skypeでも、もちろん面接の内容は変わりません。
ただ、Skypeには注意すべき点がいくつかあります。
それに、Skype面接には決定的に不利な点があるのです。
それは、「会社の様子が分からない」と言うことです。
さらに、「こちらの私生活が垣間見られる」ということもあります。
これらの点については後ほど詳しくお伝えしますね。
ここでは、面接官としての実際の経験から、Skype面接の注意点と不利な点について、またそれらをどう補うかについてお伝えしたいと思います。
Skypeを使ったことがない !
面接はSkypeですると言われたけど「そもそもSkypeなんて使ったことがない ! どうしたらいいの ?」と言う方もいますよね。
簡単です。
SkypeはネットでIDを取得してダウンロードすればOKです。
ただ、マイクとスピーカーがないと会話ができませんから、自分のPCについていない場合は揃える必要があります。
あと、カメラも必要ですよ。
ノートPCだと、たいてい初めから内蔵されていますが、デスクトップタイプのPCでカメラやマイクが付いていない場合は自分でそろえる必要があります。
Skypeのダウンロードはネットで検索するとすぐ出てきますから、ここでは詳しい説明は省きますね。
面接をSkypeでするときの注意点は ?
では、いよいよ本題に移ります。
Skype面接の注意点です。
・事前にテストしておく
・面接を受ける会社のSkype IDを聞いておく
・部屋の背景に注意
・服装はスーツで
順にご説明しますね。
事前にテストしておく
いきなり面接の本番をSkypeでやろうとしてもうまく行かないことがあります。
面接で音声がでなかったり、あるいはこちらの声が相手に届かなかったり、映像が出ないということがあると非常に困ります。
そこで、Skypeをダウンロードしたら、先ずは知り合いにお願いして接続テストをして置くことをおススメします。
問題があれば、ここで解決しておいてください。
面接を受ける会社のSkype IDを聞いておく
面接をSkypeで行う場合、事前にこちらのSkype IDを相手の会社に伝えますが、同時に面接を受ける会社のSkype IDも聞いておいた方が良いです。
たまに、応募者からの呼び出しを待っている会社がありますから、時間が過ぎても呼び出しがかからない場合はこちらから呼び出してみることが必要です。
部屋の背景に注意
意外に注意されないのが部屋の「背景」です。
SkypeではPCに付けた(あるいは内蔵されている)カメラでこちらの映像を相手の会社に送りますが、自分の後ろに何が写るかチェックしておいてください。
バックの壁に色々ポスターが貼ってあったり、服を掛けていたりすると全部相手に見えてしまいます。
面接官に「この人は部屋の中を汚くしているな」と思われると不利です。
「仕事も雑かも・・・」という連想につながるからです。
見られても良いように、ちょっと気を遣うことをおススメしますよ。
服装はスーツで
言うまでもありませんが、Skypeでも「面接」ですから、服装はスーツとしてください。
自宅でSkypeを使うとなると、なんとなく私服で良さそうな気がするかもしれませんが、私服では緊張感が感じられません。
相手の面接官は当然スーツですから、私服のあなたを見たら違和感を覚えるでしょう。
面接をSkypeですると不利な点がある !
ここまで、面接をSkypeで行う際の注意点を述べてきましたが、冒頭お伝えしたように、Skype面接には決定的に不利な点があります。
改めて記しておきます。
・こちらの私生活が垣間見られる
・応募先の会社の雰囲気が分からない
順にご説明しましょう。
こちらの私生活が垣間見られる
既に述べましたが、面接をSkypeで行うと、背景として部屋の中が写し出されます。
プライベートな部分なので、あまり見られたくありませんよね。
それだけでなく、部屋の様子から、あなたの生活態度とか性格が想像されてしまうのです。
キレイに整理整頓された部屋ならプラスに働きますが、雑然とした部屋なら不利に働いてしまいます。
そこでおススメしたいのはカーテンをバックにするとか、何もない壁をバックにするとか、とにかく生活臭を感じさせるものがカメラの視界に入らないようにすることです。
応募先の会社の雰囲気が分からない
自分の部屋の様子が相手に見えるのとは裏腹に、面接先の会社の様子は、Skypeの映像からしか見ることができません。
当然、映る人物は面接官だけです。
つまり、あなたには応募先の会社の雰囲気がつかめないことになるのです。
これが面接をSkypeで行う場合の最も不利な点です。
実際に会社を訪問して面接を受ける場合は、少なくとも次のことを目で見て確かめることができます。
・玄関の様子
・受付の対応の良し悪し
・面接の部屋(応接室とか会議室)に行くまでの社内の様子
これらのことから、少しでも会社の程度をうかがい知ることが可能なのです。
Skypeではそれができません。
その点を理解した上でSkype面接に臨んで下さい。
このSkype面接の不利な点のうち、「こちらの私生活が垣間見られる」ことに関しては、既に述べたようにカメラの位置や方向を調整して、可能な限り壁かカーテンしか映らないようにすることで回避することができます。
でも、もうひとつの「応募先の会社の雰囲気が分からない」を補うには、残念ながら、やはり実際に会社を訪問してみるしか手がありません。
1次面接が通ったら、2次面接はたいてい会社に呼んで行います。
このときに、しっかりと会社の雰囲気を確認してください。
不測の事態 !
面接をSkypeで実施しようとしたとき、あるいは面接中に、うまくつながらなくなったり、接続か切れてしまったらどうしたらよいでしょう ?
そのときは、面接官の指示に従って下さい。
接続できない場合、面接官はあなたに電話します。
場合によってはそのまま電話で質問のやり取りをして、面接に替えることがあります。
面接官側は電話機を「スピーカーモード」にしてハンズフリーにしますから、疲れませんが、携帯やスマホを耳に当てたまま30分~1時間前後も応対していたのでは疲れてしまいます。
その時のために、携帯やスマホ用のヘッドセットを用意しておくと良いですよ。
おわりに
いかがでしたか ?
面接をSkypeで行う際の注意点と不利な点についてお伝えしましたが、参考になりましたでしょうか ?
あなたがSkypeの1次面接をクリアして、無事2次面接に進めますように !
最後までお読みくださって、有難うございました。