スポンサーリンク

中途採用でレポートを求められたら ? 書き方を伝授

管理職募集に応募したけど転職でレポートはまいったなぁ・・・

中途採用に応募すると、事前に課題提出やレポートの提出を求められることがあります。

面接の際に、宿題のような形で求められることもあります。

 

応募先が求めるレポートは次の2つのケースで性質が異なります。

・役職者の採用を検討している場合
・比較的若い人を採用する場合

 

とくに、重要なポストや役職者として迎えることを検討している場合には、しばしばレポートの提出を求められます。

 

企業としては、リスクがあるわけですから、本当にこの人物にこの役割を託せるか、能力、考え方、取り組み方を見るためです。

採用されると厚遇も期待できますが、それだけに会社からの期待も大きいので、覚悟と自信が必要となります。

 

また、若い人でも面接だけで合否の判断がしにくい場合には、少し突っ込んだ問いかけをしてその回答としてレポートを求めることが有ります。

 

ここでは、中途採用の応募で課題提出やレポートを求められたときの対処法について私自身の経験と採用担当者の見地から解説しています。

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク

役職者に求められるレポートとは ?

役職者候補の中途採用でレポートを求める目的は、冒頭にも述べましたが次のとおりです。

 

役職者としての力量や、ふさわしい考え方を持っているかを見るのが目的。

 

なので、レポートのテーマ、つまり「お題」は、当然役職者に求められる気構えや力量を問うものとなります。

 

レポートのテーマ例

役職者候補に対するレポートのテーマとしては、たとえば、次のようなものがあげられます。

・売上を伸ばすための戦略について述べよ
・組織運営において重要なことを論ぜよ
・拠点立上げの計画案を作成せよ

 

いずれも「重い」ですね。

でも、これらはすべて、会社の役職者であれば、当然考えられなければならないことです。

 

では次に、どうやって答えを導けばよいかお伝えしましょう。

 

レポートの書き方

ポイントは、自分の経験から導きだした「自論」を述べること。

ありきたりの答えではダメです。

 

多少極端なことを言っても構いません。

例えば、役職者として部下との信頼関係が最も大事と考えているなら、次のように書き進めることができます。

 

「組織運営に置いて重要なことは、たとえお客様まを失うことになるとしても、部下を守ることです。 理由は・・・」

 

など、あなたの経験から役職者に取って重要だと思うことを幾つかあげて、それぞれ説明してゆくのです。

 

役職者に取って重要なことは、組織運営にも、売上を伸ばすことにも関連付けてレポートを書くことができます。

 

書き方の手順はこうです。

①最初に役職者にとって重要なことはなにか、箇条書きに列記する
②次それがになぜ重要なのか、理由を追加してゆく
③列記したことを、与えられた「お題」とむすびつけて書く

 

ただ、役職者としての考え方や気構えだけでは書けないテーマがあります。

上で例としてあげた「拠点立上げの計画案を作成せよ」がそうです。

 

 

中途採用で拠点立上げのレポートを求められたら

会社が新らたな拠点の立上げを計画していて、そのスターティングメンバーを集めるために中途採用を行うことがあります。

 

その場合はしばしばレポートを提出させて、拠点の立上げを任せられる人物かどうかを判断しようとします。

 

じつはこれ、経験がないとなかなか書けません。

なので念のため、「拠点立上げの計画案」の書き方を説明しておきますね。

 

ポイントは次の4点です。

 

・必要な人員
・人件費を想定する
・必要経費を想定する
・採算に乗せるまでの時間(売上計画)

 

必要な人員は、どんな拠点を立ち上げようとしているかによって変わります。

 

例えば、製品の販売拠点なら、製品にもよりますが、営業が2名、事務全般を行う者が1名いればスタートできます。

 

また、ソフトウェアの開発拠点の立上げなら、最終的には10名以上いないと採算がとりにくいので、1年で10名まで持ってゆく計画とします。

 

人件費は給料だけでなく、会社が負担する社会保険料も考慮しなければいけません。

それに賞与分を加えます。

 

以上から、会社が負担する月々の人件費としては、だいたい給料の1.5~1.6倍程度を見ると良いですよ。

 

必要経費の中で大きいのは事務所費です。

必要な人員数から、広さと場所を想定してネットで相場を調べます。

 

初期費用として、机、いす、コピー機、その他備品の購入費がありますが、これらはたいていリースを組むことが多いので、「ただし、備品などの初期費は除く」としても良いでしょう。

 

あと、採算に乗せるまでの時間は1年と想定します。

何年もかかる計画では拠点の立上げはできません。

 

実際には2~3年かかることはざらにあります。

でも、最初の計画としては1年で採算を取るという考えで臨むべきです。

悠長な計画では採用されません。

 

 

比較的若い人に求められるレポート

面接では決定的判断材料を得られなかったときにも、レポートの提出を求められることが有ります。

 

面接ではあまり長い時間を割くことはできませんから、レポートの形でじっくり確認したいというのが、会社側のホンネです。

 

この場合のレポートのテーマは、会社よりも個人に焦点を当てたものが多くなる傾向にあります。

 

例えば、

・会社が求める人材とは
・当社でどんなことをしたいか
・当社におけるあなたの役割をどう考えるか

などです。

 

それでは、どう書けば良いかについてお伝えしましょう。

 

中途採用で若い人に求められるレポートの書き方

上であげた例について答え方をご説明しますね。

いずれの場合も自分が得意とすること、自信のあることと会社の特徴を結び付けるのがコツです。

 

「貴社の特徴である○○の事業を伸ばすためには、□□に強い人材が必要と考えます。

私はこれまで△△に従事してまいりました。また、XXに強いと自負しております。」

「ですから、貴社の○○の事業を伸ばすために役に立てると考えております。」

 

と言うようなことを具体的に、且つ内容を膨らませて書くとよいでしょう。

 

注意すべきことは、「ウソ」や「誇張」は書かないことです。

採用されたあとで、期待された役割を果たせないと一気に評価をおとされてしまいますから・・・。

 

おわりに

いかがでしたか ?

中途採用で会社がレポートの提出を求める目的、その書き方のポイントをお伝えしてきましたが、参考になりましたでしょうか ?

 

レポートの課題をこなして、あなたにとって望ましい転職ができますように !

 

最後までお読みくださってありがとうございました。