スポンサーリンク

面接で逆質問がないと落ちる !?「ありません」にならない方法

最後に何か質問は ?

面接で逆質問がないと落ちるというのは本当でしょうか ?

面接ではいろいろ聞かれますが、「なにか質問はありますか ?」と逆にこちらから質問をする機会も与えられます。

そのとき、「特にありません」はNGなんです。

質問がないと言うことは、その会社に対して興味を持っていないと取られるからです。

 

では、いったい何を聞くべきなのか ?

会社の業績 ? 給与 ?

そもそも積極的に聞くべきなの ?

ここでは、面接官としての20年の経験から、応募者から企業側に聞くべき質問についてお伝えしたいと思います。

 

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク

「なにか質問はありますか ? 」と聞く目的は ?

面接官はたいてい「最後になにか質問はありますか ?」と聞いてきます。

目的はなんでしょう ?

3つあります。

・応募者の不安を解消する
・意欲の高さを確かめる
・人間性を見る

 

順にご説明しましょう

 

応募者の不安を解消する

応募者が、疑問を残したままでは不安に思うでしょう。

なので、疑問を解消することで、応募者の不安を取り除くという目的があります。

 

たとえば文系の人が技術職を志望している場合、本当に自分はやってゆけるのか不安に思っているはずです。

 

「私は文系でパソコンもワードとエクセルくらいしか使ったことがありません。」「でも開発の仕事がやりたくて応募させて頂きました。御社では、文系出身者で開発の仕事をやっておられる方はいらっしゃいますか ?」

 

応募者からこんな質問が出たら、面接官は丁寧に答えてくれますよ。

 

ちなにみ、文系の方で技術職を目指している方はこちらが参考になります。

文系でもエンジニアになれる ? 就活では専攻は関係ない !

 

意欲の高さを確かめる

「最後になにか質問はありませんか ?」

面接官がこう聞くのは、親切心からだけではありません。

 

質問の目的は、あなたの意欲の高さを確認するためです。

 

その会社に入りたいという意欲が高ければ、当然会社のことをしっかり調べてくるはずです。

その結果、聞きたいことが出てくるのは当然と面接官は考えます。

 

なので、逆質問がないと言うことは、そのまま意欲の低さを表してしまうことになるのです。

 

人間性を見る

「人間性」と言えば範囲が広すぎてピンとこないかも知れませんね。

要するに、自分のことだけ考えている人や社会性に乏しい人は、逆質問に現れるということです。

 

興味本位の質問をするとか、待遇面や休みのことだけ気にしているようだと、面接官は望ましい人間とは考えません。

 

面接での逆質問の例

面接での逆質問にはポイントがあります。

次の3つに分けてお伝えしますね。

 

  • 逆質問の基本は企業研究
  • 新卒なら会社が求める人物像を聞く
  • 中途なら自分のキャリアとつなげて聞く

 

例をあげてご説明しましょう。

 

逆質問の基本は企業研究

面接を受けていると言うことは、その会社に興味を持ったからですよね ?

ということは、当然のこととして事前に会社のことをいろいろ調べているはずです。

ですから、調べていて疑問に思ったことを聞いてください。

たとえば、取扱い製品やサービスがたくさんあったら、どれに一番力を注いでいるのか、とか、新製品の開発にどれくらいの力を注いでいるのかとか。

その会社にとって重要と思われることに関する質問が特におすすめです。

 

あなたが技術職志望ならこんなふうに。

「御社では自社製品がたくさんありますが、新製品の開発にはどれくらいの期間とか、人員をかけているのですか ?」

 

あなたが営業職や企画職を志望されているなら例えばこう聞きます。

「商品のリサーチも自社でされているのですか ?」

 

言うまでもないことですが、応募先のホームページに書いてあることを聞くのはNGですよ。

 

会社のホームページもろくに見ないで面接に臨んだことになりますから、大して興味もないのに軽い気持ちで応募したことになります。

 

面接官は「失礼なヤツ」とか「こいつはバカだな」と思いますよ。

 

 

新卒なら会社の求める人物像を聞こう !

新卒なら会社の求める人物像を聞いてみましょう。

会社の期待に応えたいという姿勢を表すことになりますから、面接官に良い印象を与えます。

 

例えばこんなふうに聞きます。

 

「御社ではどんな人が活躍されていますか ?」

「社員に期待していることや重視していることを教えていただけますか ?

 

 

中途なら自分の経験をもとに逆質問をしよう !

中途の場合は自分の経験・スキルにつながる質問をすると意欲を伝えることができます。

入社後、どんな仕事をするのかイメージしてみると良いです。

 

「私はこれまで○○の業務に携わってきたことから、御社の○○は他社に比べて××の面で優れていると思います。」

「差別化のために特に力をいてるいることはどんなことでしょうか?」

 

回答の後で、さらにこう続けるのもOKです。

「私の○○の経験は御社で活かせるものでしょうか?」

 

 

逆質問のネタの見つけ方~「ありません」にならないために

こちらからの質問のネタは簡単に見つかります。

会社のホームページを見るとたいてい「特徴」とか「力を入れていること」が書かれていますよね。

もちろん表現は様々ですから、ダイレクトに「特徴」とは書かれていないかも知れません。

 

見るべきところは、「事業内容」。

ここをじっくり読んでいくと、その会社の特徴やどんなことに力を入れているのか、何が優れていると自負しているか、他社とどんな差別化を図っているのかが見えてきます。

その中で、あなたが特に興味をひかれることが見つかるはずです。

そこを突っ込んで質問として用意しておくと、あなたが知りたいことがクリアになるし、面接官の心象も良くなります。

 

「この人は真剣に当社の事を調べてきているな」と思われますよ。

どんな質問でも、企業秘密に当たらないことなら答えてくれますから、積極的にこちらからの質問の機会を活用しましょう。

 

あと、あなたが女性なら、男女比などを聞いても構いません。

女性が働きやすい環境かどうかの目安として、男女比に関心を持つことは自然ですから。

 

面接で逆質問がないと落ちる !?

面接で「なにか質問はありますか ?」と聞かれたときに「特にありません」はNGですと冒頭でお伝えしましたね。

なぜでしょう ?

理由は単純です。

冒頭に述べたように、「質問がない」ということは「私は御社にそれほど興味を持っていません。」と言っていることになるから。

 

その会社に興味があるのなら、当然会社のホームページなどネットには載っていないことも知りたいと思うはずですよね。

それがないのは「興味が薄い」と面接官は判断します。

面接官は自社に対する興味が薄い人をあまり採用したいとは思いません。

従って「落ちる」可能性が高くなります。

 

ですから、「なにか質問はありますか ?」と聞かれたら決して「ありません」と答えてはいけませんよ。

ひとつでもこちらからの質問を用意しておいてくださいね。

面接官としては応募者から質問されると「この人物はウチにしっかり興味を持ってくれているな」と内心嬉しく思うものなんです。

 

おわりに

面接で逆質問がないと落ちるのか、どんなことを聞いたら良いのか、また聞いてはいけないことについてお伝えしましたが、参考になりましたでしょうか ?

心から「入りたい!」と思う会社であれば、事前にできる限りのことを調べますよね ?

調べれば当然疑問も出てくると思います。

そのことを素直に面接官にぶつければ良いのです。

真剣に考えた結果の質問なら、面接官の心象は悪いはずはありません。

恐れずに聞いてみましょう。

 

最後までお読みくださってありがとうございました。