先ずは内定おめでとうございます !
えっ、なんですって ?
内定を複数もらって、どこにしようか迷っている ?
まだ内定をひとつももらえていない人から見たら、うらやましい悩みと言われるかも・・・。
でも、どこに就職するかで人生が大きく変わるわけですから、やはり悩みますよね。
内定承諾には期限がありますから、いつまでも悩んでいるわけにも行きません。
自慢にはなりませんが、私は10回も転職して様々な会社を見てきました。
なので、自分に合う会社選びのポイントをお伝えすることができます。
決め手はあなたの「価値観」です。
何を優先的に大事と考えるか ?
これを決めれば複数の内定先の中から、どの会社を選ぶかはおのずと見えてきます。
ところが、頭ではこっちの会社がいいと分かっていても、なぜか別な会社に惹かれることがあるのが人間の厄介なところ。
ここでは内定を複数もらった時の決め方について、理屈と心の両面から一緒に考えてみたいと思います。
内定を複数もらったときの決め方は ?
内定を複数もらうとうれしいけれど、どこにしようか悩みますよね。
たくさん内定をもらっても、行けるのはその中の1社だけ。
内定をもらった数社の中から、決めるポイントは冒頭述べたように、「価値観」です。
では、基準となる「価値観」は ?
次の章でご説明しましょう。
会社選びの基準10項目
会社選びの基準の主なものは次の10項目です。
・大会社で安定性がある
・成長している、または成長が期待できる
・やりたい分野が合致している
・専門性が高い
・残業が多いか少ないか
・下請けか元請けか
・転勤の有無
・社風、雰囲気、働きやすそうか
・給料が高い
・福利厚生がしっかりしている
さて、この中であなたは何を重視しますか ?
すべてにおいて満足できる会社はそんなにないと思って下さい。
会社を比較する方法
ですから、これらの中からあなたが大事だと思うことを優先順位をつけてみると良いです。
例えば1から5まで優先順をつけて内定先をひとつずつどの会社がベストかを比べてみると良いです。
A社は安定性があるけど成長性は「??」かも・・・。
B社は成長が期待できるけど中小企業だから安定性がイマイチ・・・。
もしあなたが成長性より安定性を求めるならA社、成長性に賭けてみたいと思うならB社。
という具合ですが、実際にはそんな単純なものではありませんよね。
上にあげた10の項目を盾に並べて、内定先を横に並べてマトリックスにしてみます。
各社ごとに10の項目の満たしていると思うマスに「○」を入れてください
こんなふうに。
A社 | B社 | C社 | |
安定性 | ○ | ||
成長性 | ○ | ||
やりたい分野 | ○ | ||
残業 | ○ | ||
下請け・元受け | ○ | ||
転勤 | ○ | ||
社風 | ○ | ||
給料 | ○ | ||
福利厚生 | ○ |
全部記入が終わったら、全体を眺めてみます。
そうすることで、全体が俯瞰できます。
決め手は理屈ではなく心
もちろん、どの会社が最も○が多いかで決めるわけではありませんよ。
あなたが内定先から1つ選ぶときに頭と気持ちを整理しやすくなる、ということがこの方法のメリットなんです。
意外と○がもっとも少ない会社が魅力的に思えることだってあります。
不思議なもので、理屈ではこっちの会社の方が絶対いいに決まっていると分かっていても、どうしてももうひとつの会社が気になって仕方がない。
それなら、「気になって仕方がない会社」こそが、あなたの行くべき会社です。
心の奥底では、自分の進むべき道が分かっている。
それがたまたま理屈と合わなかったと言うこと。
心と理屈が合わないとき、心が勝ってしまうのはそのためです。
自分の価値観に合致して、なお且つ気持ちがその会社に惹かれるならベストと言えます。
ところが、人と言うものは複雑で、自分の価値観に合わないにもかかわらず惹かれてしまうこともあります。
だから、ときには価値観を度外視して会社を決めることだって「あり」なんです。
結局は「頭」で決めるのではなく、決めるのは「心」。
でも、上でお伝えしたやり方でマトリックスにして、会社の有利なところ、不利なところをすべて見た上で、それでもやっぱり「ここ !」と決めたのであれば、自分自身が納得します。
入社してから不満を感じることは少ないと思いますよ。
あなた自身、何を一番大事と考えるかを定めた上で最終的に「心」にまかせると後悔しません。
内定を複数もらったら親に相談する ?
親に相談するのもひとつの方法です。
中には「おまえのやりたいことができる会社を選べばいい。」
と言ってくれる親もいますが、割合は低いでしょう。
たいていの親はできるだけ大手の会社をすすめます。
我が子には安定した生活を送って欲しいからです。
ただ、親は社会人を長くやっています。
もしかしたらあなたが迷っている会社のことを知っているかもしれません。
また、たとえ知らなくても参考になる判断基準を持っていることもあります。
なので親に相談するのは間違いではありません。
でも、最後に決めるのはあなたです。
もしも親のすすめに従って入った会社が自分に合わなければ、親を怨むことになります。
でも、あなた自身の価値判断で決めれば、まんいち入った会社が自分に合わなくても、後で誰を恨むこともありません。
ひとつ学んだことになります。
若いうちは、会社を選び直して誤りを正すことができます。
あ、でも私のように10回も転職するのはおススメではありませんよ。
私の場合は予期せぬ様々な事情で転職を繰り返しましたが、履歴書を書くのが大変です。
最後に運よく長く働ける会社にたどり着いたのは、ラッキーと言うほかありません。
余計な話をしてしまいました・・・。
おわりに
いかがでしたか ?
内定を複数もらって迷ったときの会社の決め方について、私自身の経験をもとにお伝えしてきました。
人の価値観は千差万別です。
どういう基準で会社を選ぶかは人によって異なります。
なので、「正解」は人それぞれです。
この記事があなただけの「正解」を選ぶときの参考になれば嬉しく思います。
あなたがご自分に合った会社に進めますように !
最後までお読みくださってありがとうございました。