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中退は就職で不利か ? 採用担当者が乗り切り方を解説 !

履歴書に「中退」って書くの ?

中退は就職で不利だと思いますよね。

確かに有利ではありません。

 

会社や採用担当者の方針、考え方によっては評価を下げられることは十分考えられます。

 

でも、一概に評価が下がるとは言えませんよ。

 

たとえ中退していても「欲しい人材」と思われればこちらのものです。

 

ここでは、採用担当者の視点から、できるだけ中退が就職で不利にならない方法をお伝えしたいと思います。

 

 

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そもそも「中退」は履歴書に書くべきなのか ?

中退者の心理としては、「中退」と書きたくないですよね。

何だか「挫折」したみたいで人に知られたくない。

 

最終学歴はまぎれもなく「高卒」なのだから、○○高校卒業と書きたいのではないでしょうか ?

 

でも、採用側の心理としては、「中退」と書いてもらった方が安心するのです。

 

中退の事実を書かないと、高校卒業から応募までに「空白期間」ができてしまいます。

そうすると、採用担当者はいぶかしく思います。

 

「この人はこの間何をしていたのだろう ?」

「引きこもりだったのかな・・・」

 

とか、余計な想像を巡らせてしまうので、むしろ「中退」と書いた方が、正直な印象を持たれます。

 

そうは言っても、「中退」はやはり就活で不利となりがちです。

 

理由を説明しましょう。

 

中退が就職で不利になる理由

中退が就職で不利だと言われるのは、一般的に中退した人は次のように考えられがちだからです。

 

・持続性がなく、ひとつのことを続けられない
・しっかりした考えを持たず、成行きで生きている
・こらえ性がなく、辛いことがあるとすぐ逃げる

 

いずれも、企業としては欲しい人材とは言えませんよね。

 

中退するには、やむにやまれぬ事情があったとしても、ふつうは履歴書には書きません。

 

なので、採用担当者から見るとどうしてもマイナスのイメージが先行してしまうのです。

 

でも、「中退」が就職で不利にならない方法があります !

お教えしましょう。

 

ポイントは、中退の理由にあります。

お教えしましょう。

 

中退が就職で不利にならない理由とは ?

それは、

中退の理由をやむを得ないものであったとする。

ことです。

 

たとえ、勉学に興味がなく、とりあえず進学したけどつまらなくなって中退した場合でも、それを中退の理由にしてはいけません。

 

採用担当者が「それならしかたがないな。」と思う理由でなければ採用には至りません。

 

では、採用担当者が「しかたがない」と思う理由とはどんなことでしょう ?

 

もっとも分かりやすいのは次の3つです。

 

・経済的な理由
・健康上の理由
・親の稼業を継ぐため

 

健康上の理由

じつは、健康上の理由はあまりおすすめではありません。

企業としては、当然ですが「健康」な人材が欲しいのです。

 

健康に不安のある人は敬遠されます。

 

本人が健康で、目指す方向もはっきり定めているなら、人柄さえ良ければ、企業としては欲しいと思うでしょう。

 

なので、大きな手術をして休学し、そのまま中退してしまったとかでない場合は、できるだけ病気を理由にしない方が良いです。

 

そうは言っても、ウソをつくわけにはいきません。

ウソはいずれ発覚すると思った方が良いです。

 

健康上の理由である場合は、現在は完治している、あるいは通院しているが医師からは就業には支障がない旨の診断を得ていることを説明することです。

 

就活の面接では人柄が勝負です。

 

病気があっても就業に支障がなければ面接で面接官に好印象を与えた人が採用されます。

 

「正直」である方が「バレる」不安を持って生活せずに済みますし、楽な生き方ですよ(筆者の主観ですが・・・)。

 

 

親の稼業を継ぐため

親の稼業を継ぐために大学を中退したけど、その後何らかの事情で事業を続けられなくなった、などは少し説明が厄介になります。

 

稼業を継いだのは良いが、倒産させてしまったとしたら、「才覚」がないと思われます。

たとえ、それが「不当たり」をつかまされたことが理由だとしてもで。

 

なので、その場合は「親が病気になったので、稼業の手伝いのために中退した。」と言います。

 

あくまでも「稼業この手伝い」であって、「稼業を継いだ」と言ってはいけませんよ。

 

「その後、親が稼業を続けられず、『廃業』したので、自分は就職を決意しました。」

とすると良いです。

これなら、あなたの責任でも、「才覚がない」ことにもなりません。

 

経済的理由

最も納得を得られやすいのは、「経済的理由」です。

経済的に恵まれなかったのは本人のせいではありませんから。

 

面接官によっては、こう聞く人もいます。

 

「アルバイトで生活費や学資を稼いで操業しようとはかんがえませんでしたか ?」

 

その場合はこう答えます。

「はい。親に仕送りをしたいと考えて、思い切って『中退』することを選びました。」

 

これで納得しない面接官はいません。

 

 

あとは、自分をしっかりアピールできるかにかかっています。

 

とりわけ重要なのは「志望の動機」です。

 

それについては、次の記事に詳しくまとめましたのであわせてお読みいただければと思います。

 

 

[コラム]
中退でも成績証明書は必要か ?

ほとんどの会社では、中退の人に成績証明書の提出を求めることはありません。
でも、まんいちを考えて、準備しておくと慌てずにすみます。

たいていの大学では、中退者にも成績証明書を発行してくれます。
大学の「教務課」などに問い合わせてみると良いですよ。

 

 

おわりに

中退したからと言って自分をダメな人間と思うことはありません。

中退するにはそれなりの理由があるはずですから。

中退しても小さくなったり、自信を無くしたりしないことです。

 

世の中には、中退した経験を持つ人が活躍しているケースがたくさんあることを覚えておいてください。

 

あなたが、自分の方向性をしっかりと考えて、目指す企業のことを良く調べ、準備した上で応募するなら、輝かしい未来がひらける可能性は十分にあります。

 

 

あなたが、目指す会社に就職できますように !

 

最後までお読みくださってありがとうございました。