ニートが就活で成功するにはどうしたらよいでしょう ?
就職したことがないと、何から手付けて良いのか途方に暮れてしまいます。
この記事をお読みくださっているということは、ニートから脱却して仕事に就きたいと決心されたからですよね。
その気持ちこそが最も大事で、あなたはもう就活のスタートラインに立っています。
あとはやり方を理解して行動あるのみです。
ここではニートが就活で成功するために何をしたら良いのかについて、キャリアカウンセラーの資格を持つ筆者がしっかりとお伝えしてゆきます。
ニートをしてきた人に向く、具体的な仕事についてはこちらもご参照ください。
ニートの仕事としておすすめは ? 自信を持って働くために
ニートが就活で成功するやり方とは
次4つの段階を踏むことです。
①準備編~規則正しい生活をする
②自分に向きそうな仕事を考えてみる
③就職支援機関の支援を受ける
④企業に応募する
順にご説明しましょう。
ニートの就活~準備編
ニートの就活の準備編は、次の2つです。
・準備編~規則正しい生活をする
・自分に向きそうな仕事を考えてみる
規則正しい生活をする
ニートの生活はとかく不規則になりがちです。
中には昼夜逆転の生活を送っている人もいます。
仕事に就く前提として、まずは規則正しく朝起きて夜は夜更かししないで寝ることに慣れておく必要があります。
生活が乱れたままだと、まともに働くことは難しいです。
規則正しい生活をするためには、アルバイトを始めるのも有効です。
決まった時間にアルパイト先に出向いて、一定時間働く。
お金ももらえるし、仕事をすること自体にも慣れるので一石二鳥の効果があります。
規則正しい生活をしながら仕事の生活に慣れ、お金をもらえるという意味ではハローワークの「求職者支援訓練」もおすすめです。
これについては後ほどご詳しく説明します。
自分に向きそうな仕事を考えてみる
世の中にはものすごくたくさんの職種があります。
その中からどんな仕事が自分に合っているかを探すのはとても難しいです。
まずは自分はどんな人間なのかをか考えてみると良いです。
どんなことが得意か、どんな事ならできそうかという視点で考えてみましょう。
ニートの就活~実践編
ここではニートが就活を成功させる近道についてご説明します。
就職支援機関の支援を受けることです。
代表的なものとして次の2つがあります。
・ハローワーク
・就職エージェント
中でもおすすめしたいのがハローワークの「求職者支援制度」です。
次の章で詳しくご説明します。
あと、リクルートやDodaなどの大手をはじめとする就職エージェントも、ニートの就活をサポートしてくれます。
ここでは説明を省かせて頂きますが、就職エージェントの活用についてはこちらをご参照ください。
就職エージェントはデメリットを知った上で活用しよう。
ニートの就活成功には求職者支援制度がおすすめ
求職者支援制度とはどんなものかご説明します。
求職者支援制度
求職者支援制度とは、失業保険を受給できない求職者を対象とする職業訓練です。
ニートは雇用保険に入っていませんから失業保険をもらうことはできません。
ですから求職者支援制度はまさにニート向けの就職支援訓練と言えるでしょう。
訓練期間は2〜6ヵ月で、受講料はテキスト代などの実費を除いて無料。
そのうえ
月10万円職業訓練受講給付金を受けることも可能
ですし(条件あり)、職業訓練を受けている間、家族と離れて生活する場合は、さらに
月10,700円の寄宿手当が支給されます。
・本人収入が月8万円以下[シフト制で働く方などは月12万円以下](*1)
・世帯全体の収入が月40万円以下(*1)
・世帯全体の金融資産が300万円以下
・現在住んでいるところ以外に土地
・建物を所有していない
・訓練の8割以上に出席する(*1)(*2)
・世帯の中で同時にこの給付金を受給して訓練を受けている者がいない
・過去3年以内に、偽りその他不正の行為により、特定の給付金の支給を受けていない
*1令和5年3月末までの特例
*2病気や仕事など以外の理由で訓練を欠席した場合、給付金を日割りで支給
参照元 : 厚生労働省
求職者支援制度のご案内
より転載
求職者支援訓練を受けられる条件も見ておきましょう。
求職者支援訓練を受けられる条件は、以下4つの条件をすべて満たしている人です。
・ハローワークに求職の申込みをしている
・雇用保険受給資格者でない
・労働の意思と能力がある
・ハローワークから、職業訓練が必要と認められている
注意すべきことは、ハローワークから、職業訓練が必要と認められたら、さらに、訓練ごとに厚生労働大臣が認定した民間の教育訓練機関の試験を受けて合格する必要があるということです。
試験は筆記と面接、もしくは面接のみですが、これは教育機関によって異なります。
筆記試験の難易度は一般的に決して高くはありません。
どちらかと言えば面接が重視されているようです。
試験に通るために
教育訓練機関は、受講生の修了後の就職状況に応じたインセンティブが支給されるしくみになっているため、
就職しやすい人を優先的に合格させるよう選考する傾向があると言われいいます。
だからこそ、自信のなさそうな態度はとらないことがポイントと言えます。
また、ニートでいた理由と今回就職しようと考えた、やり直そうという「意志」を言えるようにしておくことが大事ですよ。
ほかに、ニートの就活支援窓口として
・わかものハローワーク
・サポステ
・ジョブカフェ
もあります。
詳しくはこちらにまとめてありますのでご参照くださいね。
ニートは就活支援を活用しよう ! 就職経験がなくても大丈夫。
企業に応募する
ニートが企業に応募する際に最も気になるのが履歴書の書き方と面接ですよね。
この2つをクリアできれば採用の可能性が高くなります。
ポイントをお伝えしましょう。
履歴書の書き方
履歴書の書き方では次の3つにそれぞれポイントがあります。
・学歴
・職歴
・志望の動機
学歴
高校入学から書きます。
20xx年4月 県立○○高等学校入学
20xx年3月 同 卒業
20xx年4月 ○○大学入学
20xx年3月 同 卒業
中退した場合もその旨記載します。
職歴
働いたことがなければ職歴欄は「なし」と記載します。
でも、アルバイトをしたことがあるなら働いた実績としてしっかり記載しておきましょう。
○○年○月 株式会社○○勤務(アルバイト)
現在に至る
志望の動機
ニートでいたことの反省とやり直そうとしている意思を伝えると良いです。
例えば、こんなふうに・・・。
「ニートを続けてきましたが、このままではいけない。
自立しなければと思い、また、自分も少しでも世の中の役に立ちたいと考えるようになりました。
そんな思いを持っていたところ、御社の求人を見つけ、○○に力を入れておられることをに惹かれましたので応募させて頂きました。
全くの未経験ではありますが、一所懸命にやらせて頂きますので、どうぞ宜しくお願い致します。」
面接での答え方
面接ではニートになった理由を聞かれる可能が大です。
ヘタに繕わずに、正直に答えると良いです。
例えば、やりたい仕事が見つけられなかったとか、何社も応募したがどこからも内定がもらえず就職の意欲をなくしてしまったとか・・・。
内定がもらえなかった場合は、なぜどこからも内定がもらえなかったのか、反省した結果、入れればどこでも良いといういい加減な気持ちあったとか、応募先のことを良く調べずに何となく受けていたとか、反省点とそこから学んだことをしっかり伝えられるようにする必要があります。
今は、仕事に就いて頑張って社会に役立ちたいという真摯な思いを持っていること自信を持って伝えるようにします。
自信がないのはダメ
ニートを続けてきた人のなかには、面接でいかにも自信がなさそうにしている人がいます。
これ、NGです。
今まではニートでも、そこからやり直そうとい強い意志を持つに至ったわけですから、卑下する必要は全くありません。
自信を持って面接に臨んでください。
面接官としては、過去はどうあれ、やり直そうという意思が態度に表れている人物なら、やっていけるであろうと見ます。
これは、求職者支援制度の面接のときと同じです。
堂々と面接に臨んでください。
ニートなのに自信ありげで落ち着いている人には面接官はかえって興味を持つものですよ。
おわりに
いかがでしたか ?
ニートが就活で成功するにはどうしたらよいについて、就活の準備、受けられる支援、そして履歴書の書き方と面接を受ける際のポイントにお伝えしてきましたが、参考になりましたでしょうか ?
ニートから立ち直ろうという、その志は貴いものです。
どうぞその気持ちを大事にあきらめずに就活を進めてください。
ご成功をお祈りいたします。
最後までお読みくださって有難うございました。