初めてのお客様と名刺交換。
ところが、名前がなかなか覚えられない。
仕事で相手の名前を覚えられないと失礼にあたりますよね。
次回打ち合わせで複数人と同席したとき、その人に質問したいことがあるのに、名前を思い出せなくて声を掛けられない。
これじゃあ営業失格だ・・・。
と悩んでしまう。
でも安心してください。
お客様の名前を覚えるにはやり方があります。
ここでは私自身が仕事で行ってきた人の名前を覚えるコツを伝授したいと思います。
人の名前が覚えられない理由
どうして人の名前を覚えられないのでしょう?
顔は意外と覚えるものです。
でも顔と名前が一致しない。
二度目に会えば、以前会った人だということは分かる。
でも、名前が出で来ない。
あるいは「〇〇さんから電話」と言われても顔が浮かんでこない。
これは、脳の顔を覚える部分と名前を覚える部分が異なっているからなんです。
顔は右脳で覚えますが、名前は左脳で覚えるのです。
なので、顔は覚えても名前が覚えられないというのはよくあることなんです。
名前を覚えられないと困ること
相手の名前を覚えられないとどんなことになるでしょう ?
じつは心理的に非常に宜しくないのです。
相手の自己重要感を損ねる
相手に名前を憶えられていないと、
「この人は、私のことを重要だとは考えていないな」と考えてしまいます。
また、相手がこちらの名前を呼んでいるのに、こちらからは相手の名前を呼ばないのは、「冷たい」印象を持たれてしまいます。
まして、名前を間違えて覚えてしまったら「失礼」になります。
商談に決して良い影響を与えません。
同じような物を取引するなら、自分の名前を憶えてくれない人より、自分を重要に思ってくれる相手と取引したいでからね。
やはり、仕事の打ち合わせでも名前を呼ばれた方が、親近感を持ってもらえるのでできるだけ名前は覚えたほうが良いですよ。
人はお互いに名前を呼びあうことで親近感を深めていくものですから。
名前を覚えるコツ
忘れないためにはどうすると良いでしょう ?
名刺の裏を活用する
名刺を利用するのがおすすめです。
名刺はたいてい裏側が白紙です。
中には表が日本語で裏が英語バージョンの名刺もありますが・・・。
名刺の裏に相手の特徴をメモしておくと忘れにくいです。
例えば、「細面で黒ぶち眼鏡」とか、「小太りで頭が薄い」とか、「声が低い」とか・・・。
これだけで、記憶にとどまる確率がぐっと高くなります。
あと、かんたんな似顔絵なんかを書いておくのも有効です。
下手でもぜんぜん問題ありません。
似顔絵には、あなたがつかんだ相手の特徴が必ず含まれています。
似ていなくても記憶に残りますよ。
絶対に相手には見せられませんけど、頂いた名刺は基本的に自分しか見ませんから。
あと、名刺の表側のスミに名刺交換した日付を書いておくと、久しぶりに会うときに、「いついつお会いして以来ですね。」なとど挨拶することができるので、こちらが相手のことをよく覚えているということを印象付けることができます。
あ、名刺の裏にいろいろ書き込むのは、勿論会社に戻ってからですよ !
データに残す
あなた専用の顧客リストを作るという手もあります。
氏名、会社名、おおよその年齢、特徴、何の打ち合わせで会ったか、会ったとき印象に残ったエピソードなども添えておくとよいでしょう。
ただし、あまり凝りすぎると入力に時間がとられてしまいますから、極簡単に一人当たり1行に住む程度にメモしておくのがおすすめです。
知人と関連付ける
もしも、あった相手が自分の知っている人に似ていたらラッキーです。
「〇〇さん似」と名刺の裏に書き込んでおけば忘れません。
有名人に似ていればより覚えやすいですね。
あえて似ている知人を探して関連付けてしまうのも覚え方の一つです。
でも、私はこの方法はあまりお勧めしません。
なぜなら、○○さんに似た□□さんと覚えると、本当の名前より、似ている知人や著名人の名前で憶えてしまうことがあるからです。
名前を間違えるのは忘れる以上に失礼になってしまうので、この方法は要注意です。
おわりに
いかがでしたか ?
名前が覚えられないとき、どうしたら覚えられ目用になるのかについて、私自身が試してきたことをお伝えしてきましたが、参考になりましたでしょうか ?
最後にまとめておきますね。
[名前を覚えないデメリット]
・名前を覚えないと相手の自己重要感を損ねてしまう
・商談に悪影響が出る
[名前を覚えるコツ]
・もらった名刺の裏に特徴などを書いておく
・自分専用の顧客リストにデータとして残す
・知人など、似た人と関連付けて覚えるのは要注意
一番おすすめなのは名刺の裏にメモっておくことです。
時間も手間もほとんどかかりません。
あなたが相手の名前をすこしでも覚えられやすくなれば幸いです。
いったん覚える癖ができるとあとはあまり名前を覚えることで苦労しなくなりますよ。
最後までお読みくださってありがとうございました。