社会人になる自信がない・・・。
いまは不安がいっぱい !
入社前も入社してからもなかなか自信が持てません。
でも、それはとても自然なことです。
むしろ、確実に成長できる証しです。
不安だからこそ、それを解消するために一所懸命努力するからです。
のほほんととしていていては社会人としての成長は鈍くなってしまいます。
そうは言っても、不安は早く解消したいですよね。
ここでは社会人になる不安解消の仕方を入社前、研修期間中、そして配属後の段階別に多くの新入社員に接してきた経験から解説してゆきます。
社会人になる不安にはどんなものがある ?
代表的なものをあげておきましょう。
・仕事ができるようになれるのか
・上司とうまくやってゆけるのか
・職場に馴染めないかも
・お客と話ができないのでは
・暮らしてゆけるのか
社会人になる不安は私自身が通ってきた道でもあり、すべての新入社員がど乗り越えてきました。
あなたも乗り越えられます。
社会人になる不安解消法
社会人になる不安解消法を次の3つの段階に分けてご説明します。
・入社前
・研修期間中
・配属後
入社前
入社前は漠然とした不安を抱くものです。
そして、採用担当者にこんな質問をします。
「入社前に勉強しておくことがあれば教えてください。」
「入社前にやっておくべきことはあります ?」
じつは入社前にやっておくべきことは何もないのです。
あえて言えば、
「予定通り卒業できるようにすること」
のみです。
会社が入社前にやってもらいたいことがあれば、入社前の研修などを用意します。
でも、じつは入社前の研修というのは、内定者の不安を少しでも軽くするために行っているのです。
本当に必要なことは、入社後に否応なく教えられますから、心配には及びません。
不安はあるでしょうけれど、心配無用なのです。
どうぞ最後の学生生活を充実させてください。
どうです ?
入社前の不安が少しはなくなりましたか ?
さて、入社前の不安で考えておくべきことは、「入社後の暮らし」です。
はじめにあげた社会人になる自信がない人の不安の中で、入社前に考えるべきことはこれだけです。
会社の寮に入る場合は少なくとも食事に困ることは有りません。
アパート等に住む場合は給料との収支バランスを計算して場所を選ぶ必要があります。
あと、一人暮らしに必要なものを揃えなくてはなりません。
アパート探しのポイント、探す時期、一人暮らしに必要なものなとについてはこちらが参考になりますよ。
新入社員 住居はどうする ?
研修期間中
新人研修期間は、実際のところ自分は何が分からないのか、何を覚えたら良いのか分かりません。
ですから、この期間の過ごし方は全体の流れに従って受け身でOKです。
研修期間はアクティブに不安を解消する方法はありませんので、気分転換がおすすめです。
就職先が地元から離れたところなら、休みの日はあちこち散策してみるのも良いでしょう。
映画館や喫茶店を見つけて一人の時間を過ごすのも良いです。
配属後
社会人の本当の不安は配属されてからです。
どんなことが不安か、もう一度あげておきますね。
・仕事ができるようになれるのか
・上司とうまくやってゆけるのか
・職場に馴染めないかも
・お客と話ができないのでは
これらはすべて配属されてからの不安材料です。
章を変えてご説明してゆきます。
社会人として仕事ができるようなるには
配属後の不安の中でも仕事ができるようになれるかは最も大事なことです。
与えられた仕事が理解できない。
これではダメだ、プロとしてやってゆけない !
こんな不安は切実ですし、多くの新社会人が抱く不安です。
この不安を解消するには、当たり前ですが、仕事を覚えるしかありません。
ではどうしたら仕事を覚えられるか ?
答えの半分は分っているはずです。
何が分からないか、何が理解できていないかが分かっているからです。
後は分からないことを分るようにすることです。
方法は次の2つ。
①先輩社員に聞く
②自分で勉強する
ひとつずつお伝えしてゆきましょう。
先輩社員に聞く
聞き方があります。
まず何を聞きたいかをまとめること
相手の都合を聞くこと
○○さん
済みません。分からないことがあるので教えて頂きたいのですが、今よろしいでしょうか ?
相手が「いいよ」と承諾してくれたら具体的に教えてもらいたいことを聞きます。
そのためには、前もって分からないこと、聞きたいことを整理しておく必要があります。
自分なりにノートにまとめておくと良いでしょう。
また、教えてもらったらその場でノートにメモを取ります。
この行動があれば先輩社員は、「こいつやる気があるな」と感じて、好感を持たれます。
次に質問したときにもイヤな顔をしないで教えてもらえます。
万一、「お前、こんなことも分からないのか ?!」「大学で何を勉強してきたんだ !!」
などと怒られてもそこでめげてはいけません。
「済みませんが、理解できていないので教えてください。」と喰らいついてゆきます。
怒られてあきらめてしまったら一生ダメ社員で終わってしまいますよ。
自分で勉強する
もうひとつ、やるべきことは自分で勉強することです。
勤務時間だけでは間に合わないと思ったら、帰ってから、あるいは休みの日に参考になる書籍、マニュアル、資料などで勉強します。
会社の資料などは無断持ち出し禁止です。
家で勉強したいときは必ず上司に聞いて、許可を得てからにしましょう。
会社以外の場で自ら勉強することで、理解が進みますし、分かるようになると自信もつきます。
同期の社員たちに後れを取るとこもないでしょう。
仕事ができるようになれば上司の小言も先輩社員との関係も大して気にならなくなります。
ただし、上司の小言がパワハラの域にまで達するようだと仕事を覚える以前の問題なので、別な対処が必要です。
・パワハラ上司のさらに上の上司に相談する
・会社の健保組合の相談窓口や衛生管理者、人事担当者などに相談する
・解消されない場合は労働基準監督署に相談する
・退職して別な会社を探す
パワハラに遭遇したときの対処については、こちらをご参照ください。
パワハラの相談窓口まとめ~辛いときは我慢しないで !
パワハラで退職して、次の応募先の面接対応についてはこちらです。
パワハラが退職理由なら。採用担当者が教える面接突破法!
上司とうまくやってゆくコツ・職場に馴染むコツ
既にご説明したように、聞く態度や怒られてもめげずに食らいついてゆくことで、先輩社員や上司とうまくやってゆけるようになります。
もうひとつ、職場に馴染めるコツをお伝えしておきましょう。
大きな声であいさつすることです。
「お早うございます !」
「お先に失礼します。」
この2つだけでも大きな声ではっきり言えれば職場に馴染みやすくなりますよ。
社会人として自信を付けるには
社会人として自信を付けるにはどうしたら良いでしょう?
次ような「成功体験」が社会人としての自信につながります。
- 上司に褒められる
- 仕事を任せてもらえる
- 客に有難うを言われる
- 客に指名される
少しで良いです。
小さな体験でよいです。
そして、一度で良いです。
一度でも成功すれば、ずっと成功できるようになります。
それまで、決して、決してあきらめないこと !
おわりに
いかがでしたか ?
新社会人の不安は入社前から始まります。
でも、本当に対処しなければならないのは、配属後の不安です。
特に仕事ができない不安は早く解消しないと、幸せな社会人生活が遠のいてしまいます。
私たちは幸せになるために生まれてきたのです。
幸せに暮らすために職業を、そして会社を選んだはずです。
仕事で分からないことをそのままにしていては幸せになれません。
でも大丈夫。
新社会人の不安は誰もが通る道です。
どうぞ心丈夫に進んでください。
この記事が参考になれば幸いです。
最後までお読みくださって有難うございました。