転職を果たして、年収も以前よりアップ !
でも、転職先での注意点を知らなかったばっかりに、新しい職場で嫌われてしまった・・・。
居ずらくなってまた転職。
そんなことにはなりたくないですよね。
じつは、転職先でこれをやっては嫌われるという注意点があるのです。
ここでは、私自身の転職の経験と、採用担当者として多くの転職者を受け入れてきた経験から、失敗しないための転職先での注意点についてお伝えしたいと思います。
転職先での注意点とは ?
転職先での注意点は単純に次の2つです。
①転職先で嫌われことをしない
②転職先の期待に応える
ではどんなことをしたら嫌われるのか、また期待に応えるにはどうしたらいいのか ?
順にご説明しますね。
転職先で嫌われることをしない
転職先で嫌われることとはどんなことでしょう ?
例えばこんなことです。
- 自分のやり方を通そうとする
- 前の会社のことを引き合いに出す
ベテランで自信のある人ほどしてしまいがちなことです。
転職先には、その会社なりの仕事のやり方があります。
それは、あなたがこれまで身に付けてきた仕事のやり方とは違っていることが多々あります。
いきなり自分のやり方で仕事を進めようとすると、まわりの抵抗にあって、嫌われてしまいます。
そこで、転職先で嫌われないためには次の点に注意しましょう。
- 転職先の仕事のやり方を確認する
- 前の会社のことは言わない・比較しない
転職先の仕事のやり方を確認する
先ずは転職先のやり方を学ぶことが第一。
といって、経験者として中途入社した訳ですから、新人のように1から教えてもらうと、
「あれ、この人経験者のはずなのに、こんなことも知らないのか ?」
と思われてしまします。
そこで、自分のやり方で合っているかどうかを聞いてみることをおすすめします。
「これは、○○してからこう進めたいと思いますが、それでよろしいですか ?」
これなら何も知らないのではなく、「知っているけど謙虚に転職先のやり方を確認しながら進める」という態度になります。
これだと元からいる社員の反感をかわずに済みますよ。
前の会社のことは言わない・比較しない
転職先で嫌われる原因でもっとも多いのが、
「前の会社ではこうやっていました。」
と、前職のやり方を前面に出すこと。
前の会社では、あなたが覚えてきたやり方がベストと考えられていたかも知れません。
でも、転職先ではそうとは限りません。
「前の会社では○○でした」と言うのは、「この会社のやり方は良くありません」と言っているようなものです。
嫌味に聞こえるのでタブーです。
あまり言うと「そんなに前の会社が良かったら戻ったら」と言われかねません。
転職先での鉄則は、
前の会社のことは言わない・比較しない
です。
自分から前の会社のことを言うのではなく、元からいる社員に、
「前の会社ではどういうやり方をしてました ?」
と聞かれたら初めて、
「そうですね。こちらとは少し違って、〇〇については□□をやっていました。」
と答えると良いです。
先輩社員があなたの答えを聞いて、そっちの方がより良いやり方だと思えば採用してくれるでしょう。
あくまでも、自分から前職のやり方を全面に出したり、転職先に押し付けようとすれば、確実に嫌われますから注意してくたさい。
指示系統を誤らない~良好な人間関係のために
入社すると直接面倒を見てくれる先輩社員と配属先の上司を紹介されます。
質問する相手、指示を仰ぐ相手は直接面倒を見てくれる先輩社員です。
先輩社員を飛び越えて上司に相談するのはNGです。
自分をないがしろにされたと感じた先輩社員に嫌われてしまいます。
その結果、あなたにきつく当たったり、何も教えてくれなくなるなど、辛い職場となってしまう。
指示を仰ぐ相手が初めから上司である場合も同様に、上司を飛び越えてその上の上司に相談するのは控えましょう。
「この人では話が分からない」と思っても、人を飛び越えた相談ができ着るようになるには、それなりに時間をかけて力を認めてもらってからです。
転職先の期待に応えるには ?
では次に、転職先の期待に応えるにはどうしたら良いかについて見てゆきましょう。
特に、ある程度の実力をそなえた、中堅社員が転職する場合は、転職先ではそれなりの「プロ」として迎えるわけですから、その期待に応える必要があります。
どんなことを期待されて採用されたのかを良く考えてみましょう。
ただし、期待に応えようとして突っ走るのは禁物です。
ここでは転職先の期待に応えるために必要な次の2つについて解説してゆきます。
- やるべきことを想定しておく
- 転職先の批判をせずに仲間を立てる
転職先では初日で評価が決まる~やるべきことを想定しておこう !
転職先での初日には、じつはこれからのあなたの評価が懸かっています。
転職先で自分は何をしたらよいか ?
若い人なら、「上司の指示を待つ」で良いのですが、もしもあなたがそこそこ経験を積んだ中堅クラスの社員として迎えられたのなら、事情は少し違ってきます。
自分の上司に当たる方に「私は何をすれば良いですか ?」では能がありません。
「私は、この会社で、○○、□□をやらせて頂くことを想定してきましたが、認識は合ってますでしょうか ?」
「それでは○○から手を付けようと思いますがよろしいですか ?」
くらいの「仕事の想定」はしておいて方が良いです。
何をしたら良いかを聞くと、「自分で考えてください」と言われることもあります。
ある程度の年齢ならそれくらいの期待をして採用されていると言うことです。
転職先の批判をせずに仲間を立てる
中堅社員が転職すると、転職先の欠点に気付いてしまうことがあります。
外から来ると、その会社の欠点が見えやすいものなのです。
でも、いきなり指摘すると「批判」されたと取られて、反感を買うだけです。
そうは言っても、せっかく入社させてもらったからには、その会社を良くしたい !
実力のある人ならそう思うでしょう。
そこで、転職先の欠点を指摘する場合は、次の段取りを踏むことをおすすめします。
①気づいたことを整理して、改善策をしっかり練る
②その策によって不利益を被る人がいないか確認もする
③そこまで準備した上で、上司に「相談」と言うかたちで持ち掛ける
中小企業のトップは、型破りにガンガン攻めるタイプを好むかも知れません。
中途入社の人に会社の「改革」を期待することもあるでしょう。
でも、仕事は一人でするものではなく、仲間の協力が必要です。
仲間を立てるように事を運ぶことが大事だということを、頭の隅に残しておいてください。
功を焦って、元からいる社員とのトラブルを招かないために、周りの状況や、この会社ではなぜそうやっているのかを充分に調べてから提案するようにしましょう。
焦らない・無理しない
転職直後は、「早く認められたい」「できるところを見せたい」「採用して良かったと思われたい」という気持ちになるものです。
そのため、意気込んで仕事を抱えすぎて苦しくなって効率が悪くなったり、上で述べたように前職でのやり方を通そうと無理をしてひんしゅくを買ってしまうことがあります。
焦る必要も、無理をする必要もありません。
ゆっくり転職先に馴染んでゆけば良いのです。
その方が失敗せずに済みますよ・・・。
おわりに
いかがでしたか ?
転職先での注意点、やったら嫌われること、また、初日がなぜ大事かについてお伝えしてきましたが、参考になりましたでしょうか ?
最後にまとめておきますね。
・自分のやり方を前面に出さない
・転職先の仕事のやり方を確認する
・前の会社のことは言わない・比較しない
・ある程度の年齢なら、自分がやるべき「仕事の想定」をしておく
・中堅社員としての転職なら初日が特に大事
・転職先の悪口・批判はしない
あなたが転職先で良い評価が得られて、長く勤められますように !
最後までお読みくださってありがとうございました。