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転職で求められる能力って何 ? 年代別に解説します。

転職で求められるものは年代別にちがいますよ !

転職で求められる能力ってなんでしょう?

転職を考えている人にとっては非常に気になることですよね。

 

若いうちはある程度実力に自信がつけば、比較的簡単に転職を考えがちです。

でも、中途採用をする企業の側から見ると欲しい人材は実は年代別に求める能力が違うのです。

 

ここでは多くの中途採用者と向かい合ってきた経験から、転職で求められる能力について年代別に解説してゆきます。

 

 

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転職で求められる能力は年代によって異なる

ここでは20代から50代までそれぞれの年代別に企業がどんなスキルを求めるかについてご説明します。

 

20代なら

20代なら2つのケースがあります。

  • 入社1年程度
  • 入社3~5年

 

入社1年程度

採用する側の見方は2つに分かれます。

①すぐ辞める人はこらえ性がないから採用しない
②まだ若いから第二新卒同様に新人として採用してもよい

 

②の採用を検討する場合、企業が求めるのは次のような人です。

  • 素直で真面目な人
  • 志望の動機がはっきりしていること
  • 前職を辞める理由がネガティブでないこと

 

ほとんど新卒採用のチェックポイントと同じですか、ひとつだけ前職を辞める理由が加わります。

 

上司と合わないなど、人間関係の問題で極めて短期間で辞める人は敬遠されます。

自社に入れてもまた誰かと合わなくてすぐにやめてしまうことを懸念するからです。

 

一方、就職はしたものの、選択を誤ったことに気づいて軌道修正を試みている場合などは新卒の採用と同じように選考されます。

 

 

入社3~5年

3年から5年の実務を経験した人なら、即戦力になることを期待されます。

なので、スキルがどの程度なのか、自社の同年代の社員と比べて実力が経験年数に見合っているかを見られます。

あとは、人柄、そして前職を辞める理由が選考のポイントとなります。

 

 

30代~40代なら

30代から40代になると企業が求めるものは専門能力のほかに、ある程度の管理能力やリーダーシップが加わってきます。

 

なので、自信のある態度で臨まないと高い評価は得られません。

 

自分のスキルに自信をもっていることがポイントとなります。

 

 

50代なら

50代になると専門知識と高い管理能力、そしてリーダーシップが求められます。

 

実務能力そのものより、実を知った上での、これまでの経験を活かした管理能力とリーダーシップが必要とされるのです。

 

部門を取りまとめる立場となる年代なので当然求められる能力と言えます。

 

さらに人当たりの良さも求められます。

理由は会社の顔としてお客様と接する機会が多い年代だからです。

 

 

ただ、50第になると、給料もそれなりに高くなりますから、企業としてはよほど「見どころがありそう」と思う人でなければ面接の機会が与えられません。

 

また、前職を辞める理由は特に重要となります。

なぜなら、その年代になって辞めなければならない理由とはいったい何なのかが重視されるからです。

 

50代で会社を辞める理由として納得されやすいのはどんなものがあるか ?

 

こちらに詳しくまとめましたのでよろしければあわせてどうぞ。

50代の転職を成功させよう ! 履歴書の書き方がポイント

 

 

60代以降なら

60代以降でももちろん転職は可能です。

 

転職というより、定年退職や再雇用期間満了による退職後の再就職のケースが多くなりますね。

 

60代以降で求められるのは、専門知識やスキルということもありますが、どちらかというと、年金をもらいながら低賃金で働いてくれるという賃金面の期待が大きいと言えます。

 

そて、能力的には人づきあいのうまさが求められます。

 

60代からの再就職についてはこちらにまとめましたので、恒例の方は是非ご参照ください。

60代で再就職~資格なしで成功するには企業の求めを知ろう !

 

以上をまとめると、企業が求める年代別の特性は、ざっくり下図のようになるかと思います。

 

企業が求める年代別の特性(塗りつぶし部分)

20代30代40代50代60代以降
素直さ
真面目さ
熱意
人当たりの良さ
実務能力
専門知識
管理能力
リーダーシップ

注意すべきことは、前職を辞める理由はどの年代であっても重視されるということです。

 

 

転職に年齢制限はあるか ?

転職に求められる能力は年代によって異なることはお伝えした通りです。

 

では、転職には年齢制限はあるのでしょうか ?

 

電気工事士とか、保育士など、資格を要する職業の方は、あまり年齢制限はありません。

ある程度高齢になっても必要な人材として求められます。

 

それに対して、資格を必要としない職業は年齢の影響を受けます。

 

一般的に35歳くらいまでが転職しやすい年齢と言えます。

 

理由は、

  • 若いので給料がそれほど高くない
  • 5年~10年の経験を積んでいるので豊富な業務知識や高いスキルが期待できる

 

つまり、ほどほどの給料で「即戦力」になるからです。

 

では、40歳くらいになるともう転職は難しいのか ?

そうでないことは年代別に求められる能力が異なることから明らかですね。

 

35歳くらいまでと言うのは、あくまでも転職しやすい年齢ということであって、年齢制限ではありません。

 

年齢が高くなるほど「人柄」がものを言います。

 

もっとも、面接官との相性も影響しますが、それは気にすることは有りません。

人は自分にふさわしい所、つまり職場に落ち着くからです。

 

 

転職年齢~未経験の仕事に就くなら

ここで、転職で他業種など未経験の仕事に就こうとするケースに触れておきたいと思います。

 

若い方が良い

この場合、年齢はどう考えたらよいでしょう ?

 

もちろん、若いうちの方が有利です。

 

転職して未経験の仕事に就きたいのなら、20代~30歳くらいなら受け入れられる可能性が高いと言えます。

 

気力も体力もありますから。

 

一方、年齢が高くなるとどうでしょう ?

 

未経験の仕事ですから一から教えてもらわなければなりません。

教える側からすれば、ずぶの素人が年上の人がなら、ハッキリ言ってやりにくい。

職場のバランスを考えても年上の未経験者は扱いにくいものです。

 

なので、転職で未経験の仕事に就くならできるだけ若い方年上の人が入りやすい。

 

でも、「新人と同じくらいに収入が落ちても良いからどうしてもこれをやりたい」という熱意があるなら、年齢が幾つであっても受け入れてくれる会社が見つからるかも知れません。

 

極端なことを言えば「最初の3ヵ月くらいは無給で良いから仕事を教えて頂きたい」というくらいの熱意がなければ年齢が高くなってか異業種で新天地を拓くことは難しいと言えます。

 

考えて見てください。

受け入れる方にとっては「お荷物」となるのですから・・・。

 

もっとも無給で雇うというわけにもいかないでしょうからある程度の給料を頂きながら教えてもらうことになるでしょう。

 

 

ポータブルスキルをアピールする

未経験の仕事就く際にものを言うのがポータブルスキルです。

 

ポータブルスキルとは、業種に関係なく通用するスキルのことです。

例えば

 

  • コミュニケーション能力
  • 提案能力
  • 部下のマネジメント
  • 交渉力
  • 問題解決能力

 

などは、業界が違っても活かせるスキルです。

 

こういうポータブルスキルをアピールすることで応募できる業界、業種を広くすることができます。

 

未経験の仕事に就くなら、自分が持っているポータブルスキルを洗い出してアピールすると良いでしょう。

どの年代でもアピールできますよ。

 

 

おわりに

いかがでしたか ?

転職の年齢制限について、また、年代別にどんなスキルが求められるかについてお伝えしてきましたが参考になりましたでしょうか ?

 

あなたの転職がうまくいきますように !

 

最後までお読みくださって、ありがとうございました。