内定は決まったけど・・・。
新社会人になるのがとっても不安 !
そんな方、多いんですよ。あなただけではありません。
じつは私も不安でした。
ちゃんと仕事ができるようになるんだろうか ?
職場に馴染めるだろうか ?
社会人としてやってゆけるのかしら ?
ですから、あなたの不安はよく分かります。
未経験の世界に入ってゆくのですから、誰だって不安でいっぱいです。
新社会人になる不安を克服するには、コツがあります。
それは、「覚悟する」ことです。
どんな覚悟かって ?
これからしっかりお伝えしますよ。
ここでは社会人になることの不安をどう克服したらよいかについて社会人の先輩として、また毎年新卒者迎えてきた採用担当者としての経験からお伝えします。
新社会人が不安なこと
新社会人になるに当たって不安なことはたいてい次の3つです。
- 仕事の不安
- 人間関係の不安
- 将来に対する不安
順に「解消」してゆきますね。
仕事の不安
社会人になることの何が不安かと言うと、何といっても一番の不安は「仕事についてゆけるだろうか ?」と言うことですよね。
でも、新卒で就職すれば、誰だってみんな一から仕事を覚えてゆかなければなりません。
あなただけではなく、みんな同じなんです。
新社会人になった人たちがみんなそれなりに生きていると言うことは、あなたも同じように社会人として生きていけるということです。
ですから恐れることはありません。
ひとつずつ、少しずつ経験して、だんだんと慣れて、やがて自信につながってゆきます。
真面目に努力していれば、必ず一人前の社会人になれますから必要以上に心配しないことです。
逆に、自信満々で社会に出た人は出鼻をくじかれたりして自信喪失ということになりかねません。
まずは、社会人になれるということを素直に喜びましょう。
一年後には立派な先輩として、新社会人となった後輩を迎えられるようにます。
ただ、緊張感は必要ですよ。
無事に就職が決まったからと言って浮かれたままの状態で入社を迎えると、同期の人たちにどんどん置いて行かれて、本当に「不安」な状態になってしまいます。
人間関係の不安
あと、同僚や先輩社員、上司とうまくやってゆけるか ? という不安もありますよね。
つまり、人間関係の不安です。
でも、まずは仕事を覚えることを最優先で考えてください。
仕事が何とかなるという自信が付けば、対人関係も不思議とスムーズにゆくものです。
それは、自信がつくと堂々と落ち着いた態度で人に接することができるので、対人関係にも良い影響を与えるからなんです。
でも、多少仕事ができるようになっても「慢心」は禁物ですよ !
言わずもがなですが、自信があってなおかつ謙虚な態度をとることが、職場での良い人間関係を築くことにつながりますからね。
そのためには、
分からないことを放置しない
ことです。
これは、仕事と人間関係の両方の不安解消につながります。
分からないことを解消して仕事を覚えるためには、先輩社員に良く聞くことです。
分からないことをそのままにしておくと、取り残されてしまいます。
分からないことは誰に聞いたらいいのか、あらかじめ上司に聞いておくこと。
なかには教えたがらない先輩社員もいます。
そんなときは、「部長から、分からないことは〇〇さん(先輩社員の名前)に聞きなさいと言われているので教えてください。」
と食い下がることも必要です。
先輩社員にとって、良く聞きに来る後輩は、普通はかわいいものなんです。
ただ、同じことを何度も聞くようだと疎まれます。
職場での良好な人間関係を築いてゆくには、分からないことは先輩に聞いて、聞いたことはノートに残して一度聴いたら覚えるクセを付けること。
また、聞くときは何が分からないのか、どこまで理解できているのかなど、整理してから話すようにします。
将来に対する不安
将来に対する漠然とした不安もあることでしょう。
これは新社会人だけではありません。
先輩社員だってベテラン社員だって多かれ少なかれ誰もが持っている不安です。
大企業でさえつぶれることがあります。
ましてや中小企業に就職した人はこの先会社がずっと存続してゆけるのか不安ですよね。
将来の不安に対しては、「備え」をしておくことです。
つまり、「貯金」をしておくことで不安が軽減されます。
新人のうちから貯金をするのはなかなか難しいことではあります。
でも、給料の一割程度を貯金に回しておくことをおすすめします。
ある程度の貯金が貯まる頃には仕事も覚えているでしょうし、職場で仲間もできていることでしょう。
貯金についてはこちらもご参照くださいね。
新社会人になる不安を克服するには ?
じつは、社会人になる不安を克服するにはコツがあるんです。
覚悟すること
冒頭述べた通り、「覚悟する」ことです。
初めの内は、何が何だか分からずに、言われたことを必死になってやるという日々が続きます。
何も知らない人間がプロになるための修行をするのですから当たり前です。
そうです。
あなたは仕事の「プロ」になるのです。
スポーツ選手だって芸能人だって、みんなそれなりの修行をしなければプロにはなれませんよね。
あなたが選んだ仕事も同じです。
「プロ」になるには修業が必要なんです。
ですから、はじめは苦しい日々が続くと「覚悟」してください。
楽しいことはあとから付いてきます。
初めの内は、どちらかと言うと辛いことが多いです。
お客様と直接向き合うようになると、トラブルだってあると言うことも覚悟しておいてください。
お客様から新人だからといって見下されてボロカスに言われたり、また上司や先輩から厳しく指導受けることもあるでしょう。
「なんで自分がこんなことを言われないといけないの ?」
と情けなく思うこともあるでしょう。
でもメゲてはいけません。
最初からうまくできる人なんていません。
あなたにキツイこと言うお客様も上司や先輩も、みんなあなたと同じ道を歩いてきています。
皆そうやって社会人として生きてきたのです。
でも、「社会人は辛い」ということを一旦覚悟してしまえば、入社後は意外と何とかなるものだと感じるはずです。
「覚悟」ができていないと「辛い」と感じることも「仕事のプロになるための修行には辛いことがつきものなんだ」と「覚悟」さえ決めておけば、それほど辛く感じないものです。
これは、社会人になり立てのころの私の経験です。
じつは私は学生時代に指導教官からメタメタにしごかれました。
ボロボロに否定されたのです。
そして「社会人になったらもっと厳しいぞ ! 給料をもらうんだからな。」と脅されました。
ですから、社会人になったらもっと厳しいだろうと覚悟して就職したのです。
ところが入社してみると、厳しいはずの先輩社員の指導が、厳しく感じないのです。
周りからは「おまえ○○さんの下で良くやってるな。」と言われました。
新入社員の私を指導してくれたのは、厳しいことで評判の人だったのです。
「覚悟」していたのが良かったのだと思っています。
おわりに
これから新社会人になることが不安なあなたに、誰もが同じ不安を持って社会人になることをお伝えしました。
私は面接管として20年にわたって採用に携わった結果、新卒で入社してきた人たちがやがて一人前になってゆく姿をたくさん見てきました。
彼らは一様に「初めはすごい不安だった。でもいつの間にか仕事が分かるようになって不安が消えました。」と言います。
だからあなたも大丈夫ですよ。
今は不安でも、「初めは辛い」と言うことさえ覚悟しておけば大丈夫です。
そして、やがて一人前の社会人・仕事の「プロ」になれますよ。
最後までお読みくださってありがとうございました。