もしあなたが、会社を辞めようと考えているなら、その前にやっておくことがあります。
退職の手続きとか、そういうこと以外にやっておくべきことがあると言う意味です。
あ、ちなみに辞めるときの手順については、こちらにまとめてありますのでどうぞ。
あなたが、今の仕事以外にやりたいことがあって、そちらに進もうとされている場合。
あるいは、今の職場がイヤで早く辞めたいと思っている場合。
いずれの場合でも早まってはいけません。
その前に、やっておくことがあります。
辞める前にやっておくこととは、「自分の棚卸し」です。
それではどういうことか、詳しくご説明しますね。
会社を辞める前にやることは ?
会社を辞める前にやることは「自分の棚卸し」をすることと上でお伝えしました。
具体的にはこういうことです。
・自分に何ができるのか、得意なことは何か、今の会社で何を学んだか
これらのことをしっかりと整理してみることをおすすめします。
理由は、「次の就職のときの武器になる」からです。
つまり、自己アピールの材料になるということです。
やりたい仕事があるなら
ほかに、やりたい仕事があって、転職を考えているのなら、あなたがやりたいと考えている仕事に、これまでやってきたことの何を活かせるのか ?
そして、どう活かせるのか ?
このことを自分なりにまとめておくと良いです。
そうすると、臨む会社に応募するときに自己アピールに使えます。
そのためにも、上で述べた「自分の棚卸し」が役に立ちますよ。
特に、業種や職種が違うことにチャレンジしようと考えているのなら、
「これまでやってきたことの、この部分が活かせる」
と具体的に応募先に伝えることで、チャンスをつかめる可能性ひを高めることができるのです。
例えば、あなたがこれまでIT関連の営業に携わってきて、これからは「食の安全」や「健康」をサポートする仕事に就きたいと考えているとしたら・・・
「営業」という行為は、相手が求めるもの、抱えている問題を解決できるものや方法を提案すること。
そう考えれば、営業の「手法」や人との接し方はそのまま別な業種でも活かせるわけです。
なので、できるだけ詳しく次ことをまとめてみて下さい。
・自分に何ができるのか
・得意なことは何か
・今の会社で何を学んだか
そして、これから応募する会社で説明できるようにしておくと良いですよ。
今の職場がイヤなら
会社を辞める理由が、「今の職場にこれ以上いたくない」場合でも、やはり「自分の棚卸し」は重要です。
特に、同じ業界で働く場合は、その業界でどれくらい「通用する」力が自分にあるのかがポイントとなります。
例えばあなたが技術者なら、
・どんな技術を身に付けているのか
・どんなシステムなら「開発」できるのか
・プレゼン、設計、製造のどのフェーズならできるのか
など、その業界特有の仕事の評価の仕方で、「自分はどの程度」の人間かを冷静に判断します。
そして、できる部分をアピールするために、「自分の棚卸し」の結果を使うのです。
会社を辞めることを早まってはいけない !
会社を辞める前に「自分の棚卸し」をすることをおすすめしました。
棚卸しで分かることがあります。
それは、「自分の実力」。
自分の棚卸しの結果を見よう
もしも、「自分の棚卸し」をした結果、「とてもほかの会社に行ってアピールできるレベルではない。」とわかった場合、辞めることを早まってはいけません。
その場合は、今の職場でもう少し我慢して力を付けることが望ましいです。
早まって会社を辞めてしまって、次の会社に採用されなかったら、困ってしまいます。
そして、万一失業期間が長くなってしまうと、次の就職の際に「絶対不利」となります。
採用担当者はこう思います。
「この人は、前の会社を辞めてから、働いていない期間がながいな。」
「なにか問題があって就職できないんじゃないか ?」
そんな「不信」の目で見られると、「職歴」も「得意なこと」もすべて割り引いて見られてしまいますよ。
これ、採用担当者の心理です。
なので、会社を辞める場合は、次の仕事に就けるという勝算を持てるようになるまで待つのが王道。
ただし、パワハラとか長時間労働とか、職場環境が劣悪な場合は別ですよ。
早く辞めることを第一に考えることは、間違いではありません。
念のため。
喧嘩別れはしない
もうひとつ、早まってはいけないことがあります。
それは、「喧嘩別れ」。
上司と合わないのを通り越して、喧嘩してしまった場合。
業界は意外と「狭い」です。
まんいち喧嘩別れをすると、同じ業界の人には何となく伝わってしまうことがあります。
そうなると、次の就職ではとても不利。
上司を喧嘩別れして会社を飛び出すような人物を採用したいとは思われないですから・・・。
重々注意しましょう。
おわりに
いかがでしたか ?
会社を辞める前にやることについてお伝えしてきましたが、参考になりましたでしょうか?
最後にまとめておきますね。
・自分の棚卸をしよう
・次の就職の際にあなたの「武器」となる
・棚卸の結果、自分はまだまだと分かったら早まらない
・ただし職場環境が劣悪な場合は別
・喧嘩別れはしない
あなたが、冷静にご自分の棚卸から「勝算」あり、と判断されたなら、あとは手順をあやまらずに進むだけです。
あなたがより良い会社生活を送れますように !
最後までお読みくださってありがとうございました。