スポンサーリンク

入社前にやっておくべきことは ? 新卒担当者が重視するのは ?

入社前にやっておくことは ?

待ちに待った内定をもらった。

よかった !

でも、入社までの間に何かやっておくべきことはないだろうか ?

 

入社まで、学校の勉強以外に社会人となるための準備をしておかないと、なんだか不安。

仕事に関係ありそうなことを勉強する ?

社会人としてのマナーを学んでおく ?

 

結論を言えば、「特段やっておくべきこと」はないです。

理由は、その会社で仕事をするに当たって必要なことは、すべて入社してからみっちりとしごかれるから。

そうは言っても入社までの間に少しでも何かしておかないと・・・。

と思うあなたのために、ここでは内定後、入社までにやっておくべきことについて、採用担当者として新人の受け入れをしてきた経験からお伝えしたいと思います。

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク

入社前にやっておくべきこと

冒頭、「入社前にやっておくべきことはない」と述べました。

どういうことなのか、例を挙げてご説明しましょう。

 

技術職なら

たとえば、エンジニアやソフトウェア開発に従事しようとしている人なら、

「何かプログラミング言語の勉強をしておいた方が良いのでは ?」

と考えるかも知れませんね。

 

でも、理系の学生なら、授業でひとつくらいはプログラミング言語を学んでいるはずです。

ひとつでもプログラミング言語を学んだ経験があれば、ほかの言語も習得しやすいです。

なのでなので、心配はいりません。

 

それに、会社によってどんな言語を使うかは異なります。

自分で勉強した言語がそのまま使えるとは限らないのです。

 

技術系の職種に就けば、入社後に鍛えられて嫌でも覚えます。

ですから、入社前に特に勉強しておく必要はありませんよ。

 

営業職・事務職・他なら

もうひとつ、今度は文系の例を取り上げてみましょう。

ちょっと特殊な職業ですが・・・。

CA(キャビンアテンダント)として働こうとしている人なら、今のうちに英語をもっと勉強しておこうと考えるかも知れません。

でもCAになる人は、入社後は接客マナーだけでなく、当然英語もみっちり習得させられますからご安心ください。

そもそもある程度の英語力がないと採用されていないでしょうしね・・・。

 

ふたつの例を挙げてみましたが、ほかの仕事でもみな同じ。

会社は新入社員が「使える」社員になるための教育をします。

入社前の仕事に関連した勉強は、けっして「無駄」とは言いませんが、しなくても大丈夫だということです。

 

入社前研修と課題とは ?

入社前に、仕事に関する勉強は特にしなくても良い。

でも、会社が入社前の研修を行ったり課題提出を求めたりすることがあります。

 

目的は ?

「少しでも仕事の準備をしておくこと」ではありません。

採用側の本音を言えば、仕事に必要なことは入社してからしっかり覚えてもらうので、入社前に研修を受けさせたり、課題を提出させたりする必要はないんです。

では何のために研修や課題提出をさせるのか ?

それは、内定者に「自分は、この会社の一員になるんだなぁ。」という気持ちを継続して持ってもらうため。

 

内定者を放っておくと、入社までの間に気持ちがぐらついたり、他の会社にも興味を持って受け直してみたり・・・。

結果として「内定辞退」につながる。

 

それを防ぐために内定者の気持ちを会社に向けさせておく。

それが、入社前研修や課題提出の目的です。

 

だからと言って仕事に全く関係のないことをやらせるわけではありませんし、人事担当者はあなたの研修や課題への取り組み方をしっかり見ています。

それによって入社前の評価に影響が出てきます。

 

入社前の評価って ?

人事担当者から、配属部署の責任者に、

「研修の様子では、この人物はなかなかしっかりしているよ。」

とか、

「ちょっとぼんやりしたところがあるから要注意。」

などの申し送りがなされることを言います。

場合よっては、配属部署そのものの決定に影響がでることもあると言うことです。

 

入社前にこれだけは !

仕事に関して特段の準備をする必要はないとお伝えしました。

そうは言っても、入社前にやるべきことはあります。

次の5つです。

・単位を落とさないこと
・卒業研究をしっかり終えること
・健康に気を付けること
・事故を起こさないこと
・就職後の住む場所を確保すること

 

先ずは、きちんと卒業することです。

卒業できなければ就職はできません。

 

それから、体を健康に保っておくこと。

入社していきなり体調不良ではスタートでつまずくことになります。

 

あと、ハメを外して事故を起こしたり怪我をしたりしないよう身を慎むこと。

 

そして、就職先が今住んでいる場所から遠ければ、住む場所を確保しておくことです。

ただし、これは入社の2~3ヵ月くらい前、つまり1月~2月ころに探せば十分です。

逆にあまり早すぎると空き部屋が見つけにくいですよ。

社員寮のある会社なら入寮の申込みをしておきましょう。

なお、寮とアパートではどちらが良いかについては別の記事でお伝えしますね。

 

おわりに

いかがでしたか ?

入社前にやっておくべきことについてお伝えしてきましたが、参考になりましたでしょうか ?

 

興味があり、かつ勉学に余裕があるなら何か仕事に役立ちそうなものを学んでも良いでしょう。

資格を取っておくのもよいです。

社会人になってからは、仕事を覚えるのに精いっぱいで、資格を取る余裕はないかも知れませんから。

 

でも、卒論で忙しければ、無理に仕事のための勉強をする必要はありません。

どの会社でも入社後にしっかり教育されますよ。

それこそ、必要なことは嫌でも覚えないといけませんからね。

 

入社前は焦ることはありません。

学生生活の最後をしっかりと締めくくることに力を注ぎましょう。

 

最後までお読みくださってありがとうございました。