履歴書の志望動機～主婦ならどう書く(例文付き)

履歴書の志望動機を主婦ならどう書いたら良いでしょう ?

毎月苦しい・・・。

パートで働きたいけど、なかなか決まらない。

じつは、履歴書の書き方で採用されるかどうかに差が出てきます。

中でも志望動機が最も採用担当者が目を向ける部分なのです。

ここでは、履歴書の志望動機について主婦ならではの書き方をお伝えしてゆきます。

主婦の履歴書の書き方(基本)

はじめに、履歴書の書き方の基本をみておきましょう。

厚生労働省の履歴書様式を載せておきます。

厚生労働省履歴書様式例
出展 : ハローワークインターネットサービス

厚生労働省の「履歴書様式例」の主な記入項目は次の通りです。

• 学歴・職歴
• 免許・資格
• 志望の動機・特技・アピールポイント
• 本人希望欄

志望の動機と自己PRはまとめて書くようになっています。

順にご説明しますね。

学歴・職歴

学歴と職歴は分けて書きます。

学歴は、最終学歴のひとつ前から記載します。

大卒なら高校からとなります。

職歴はパートやアルバイトの場合は括弧書きで(パート)などと添え、担当業務も記載してておきます。

免許・資格

運転免許の他、仕事に活かせる資格は忘れずに記載しておきましょう。

志望の動機・特技・アピールポイント

この記事のメインとなりますので別途詳しく解説してゆきます。

本人希望欄

通常は、

「御社規程に従います。」

としておきますが、勤務の曜日や時間帯の都合があればここに記載します。

後述の「履歴書の注意点」をご参照ください。

主婦のパートの志望動機と自己PR～例文

主婦のパートの志望動機の本音は、

・お金が欲しい !

が圧倒的に多いでしょう。

でも、主婦がパートに応募する場合、志望動機として「お金を稼ぎたい」とは書きません。

本音は置いといて、採用する側に「面接してみよう」と思わせる書き方をする必要があります。

次の3つを使いましょう。

・経験を活かせる
・資格を活かせる
・性格とやる気

もちろん、面接のときには「稼ぎたい」という本音を伝えてもかまいませんよ。

生活のために、なかなか辞めないと思われますから。

「主婦の履歴書の書き方(基本)」でご説明したように、厚生労働省の履歴書様式例では志望の動機と自己PRは同じ欄に記入するようになっています。

ですから、ここでも志望の動機に自己PRをさりげなく加える形で例をご紹介してゆきます。

では、早速例文をご紹介しますね。

経験を活かして働きたい

経験のある職種に応募するなら、履歴書の職歴欄に経験した業務を明記しましょう。

職歴に会社名だけ書いても、実際にどんな業務経験があるのかわかりません。

職務経歴書を別に添えることができればそれに越したことはありませんが、経験した業務が少なければ職務経歴書までは必要ありません。

履歴書に簡単に添え書きをしたうえで、「志望の動機」欄にさらに経験した業務を書き添えます。

例文をあげておきます。

[レジ業務の場合]

[経理・事務職の場合]

オレンジ色部分が経験した業務です。

その上で、「志望の動機」欄に次のように記載します(レジ業務を例として載せておきます)。

上の例では①部分が経験生かした志望動機、②部分が自己PRとなっています。

さりげなく、他社でなく、その会社を選んだ理由も書いているところが採用担当者の気持ちをつかむ「コツ」です。

ただし、ウソを書いてはいけません。

面接すれずすぐにわかりますから・・・。

面接でも志望の動機は聞かれます。

履歴書に書いたことをさらに具体性を持たせて答えると良いですよ。

こんな感じです。

「ようやく子供も保育園に入ったので、以前スーパーに勤務していた経験を活かして働きたいと考えています。」

「御社には毎週買い物によらせていただいていて、レジの方々の対応が良いので、働くなら、こちらのお店がいいな、と思って応募させていただきました。」

「どうぞ宜しくお願い致します。」

資格を活かしたい

履歴書の書き方は「経験を活かして働きたい」であげた例同様に担当業務を記載しておきます。

医療事務の資格がある場合と、介護職の資格がある場合の2つについて履歴書の記載例をあげておきます。

[医療事務の資格がある場合]

職歴欄

志望動機欄

「私は医療事務の資格を持っていますので、子供の手がはなれたら資格を活かしてまた働きたいと思い、通勤時間の短いこちらの医院を志望させていただきました。

医療事務の仕事は正確な計算だけでなく患者さんとの対応も大事だと思いますので、履歴書にも書かせていただきましたが、優しい笑顔での対応することを心がけてまいりました。

こちらでこれまでの経験を活かすことができれば有難く存じます。

どうぞよろしくお願い致します。

[介護職の資格がある場合]

職歴欄

志望動機欄

※) ヘルパー2級は、現在は介護職員初任者研修に名称が変わっています。
ここでは主婦の年齢想定からあえて旧名称の2級としました。

「私はヘルパーとして2年間介護施設の現場で働いてまいりました。

なかには気難しい方もいらっしゃいましたが、笑顔で対応しているうちに打ち解けてくださいました。そんな経験を活かしてこちらでお役に立ちたいと思って応募させていただきましたので、宜しくお願い致します。

あと、「免許・資格」の欄に持っている資格と取得年月を記載を忘れてはいけませんよ。

未経験の仕事なら

志望の動機欄には次のように書いておきます。

未経験の仕事に応募する場合、書類選考が通って面接に進むことができたら、ぜひ笑顔を持ってゆきましょう。

緊張するでしょうけれど、笑顔を見せた方が印象は良くなります。

ただし、過度の笑顔はわざとらしいので逆効果ですが・・・。

未経験の仕事のねらい目

未経験の仕事なら、ねらい目はスーパーとかコンビニのレジ、入出庫などが割とねらい目です。

かつ、時間帯の制限をしないこと。

土日、祝祭日も出勤可能としておくと採用されやすいです。

また、少し郊外のお店もねらい目ですよ。

事務職は人気が高いので、経験者でもハードルが高いです。

やはり若い人が優先的に採用される傾向にあります。

履歴書の注意点

パートで働きたいけど、子供の幼稚園の送り迎えがあるとかで、働けない時間帯や曜日がある場合は、あらかじめ履歴書の「本人希望欄」(または「備考欄」)に記載しておきます。

制限があると採用されにくいことがありますが、後からトラブルにならないように、働く時間に制限があることを理解したうえで「それでも採用したい」と思ってくれるところを見つける必要があります。

おわりに

いかがでしたか ?

履歴書の志望動機と自己PRを、主婦ならどう書くかについて例文付きでお伝えしてきましたが、参考になりましたでしょうか ?

あなたが望む仕事に就けますように !

最後までお読みくださってありがとうございました。