面接のアポが取れたけど、なんだかだんだん気がすすまなくなってしまった。
客観的に考えて、悪くない会社だと思うんだけど・・・。
もしかしたら、この会社は自分に合わないから潜在意識がこんな気分にさせているのでは ?
なんて思うことがあるかも知れませんね。
こういうときはどうしたらよいでしょう。
自分の感性に従って面接のキャンセルを申し入れるべきでしょうか ?
それとも面接に行くべきでしょうか ?
結論を言います。
気が進まなくても面接に行ってください。
理由は、1社でも多く面接を受けることには、メリットは有ってもデメリットはひとつもないからです。
ここでは、面接の気が進まないときでも行くことにどんなメリットがあるかについて、採用担当者の立場からお伝えしたいと思います。
面接の気が進まない~キャンセルしない理由
まだどこからも内定を受けていないのであれば、たとえ気が進まなくなっても面接を受けることを強くおすすめします。
また、あなたが既に他の会社から内定をもらっているのなら、キャンセルも「可」ですが、やはりできるだけ受けた方が良いです。
気が進まなくても面接を受けた方が良い理由は4つ。
①面接の経験値を高めることができる
②会社を見る目が養われる
③意外と良い会社であることが分かって志望が高まる
④既に内定をもらった会社を再認識することができる
それぞれについてご説明しましょう。
面接の経験値を高める
言うまでもないことですが、面接を何度か受けることで、必ず聞かれることは何かを実感しますし、自分はどんな質問が苦手なのか、弱点が分かってきます。
弱点の対策を取ることで、次の面接に備える助けとなることは間違いありません。
これが、気が進まなくても面接を受けた方が良い一つ目の理由です。
会社を見る目が養われる
面接の場は、会社からの質問に答えるだけではありません。
その会社がどんなところに力を入れているのか、将来の成長戦略の方向をどう設定しているのか、また、どんな社風なのかをこちらから探る場でもあります。
面接を重ねることで、企業を見る目を養うことができます。
そうすると将来性があるか、働きやすそうかが感じ取れるようになって、本当に自分に合った会社かどうかをより正確に判断できるようになります。
良い会社かも知れない
気が進まなくても、面接してみたら思っていたよりも良い会社、つまり働きやすそうだったり、将来伸びる可能性が高そうなことが分かるかも知れません。
それなら、第一志望をその会社にすれば良いです。
内定をもらった会社の再認識ができる
新たな会社の面接を受けることで、既に受けた会社との比較ができます。
そのことで、先に内定をもらっていた会社が、じつはとても良い会社なんだと分かる。
或いは逆に全然大したことない会社であることが分かる。
つまり、内定先の再認識をすることができるのです。
以上、気が進まなくても面接を受けた方がよい理由を4つご説明しました。
受けるときはここに注意 !
気が進まなくても面接は受けるべきとお伝えしました。
でも、注意することかあります。
積極的に受けること
面接を受けるときは、たとえ「気が進まない」場合であっても気持ちを切り替えて、「積極的」に受けるということです。
「気が進まない」、「乗り気がしない」状態で面接に臨むと、どうしても積極的でない印象を与えますから、面接官は直ぐに察知します。
つまり、心象が芳しくない。
結果として「落ちる」。
するとますます面接がイヤになってしまい、悪循環となります。
面接を受ける以上は「絶対この会社に合格するぞ !」という気持ちで臨んでくださいね。
気が進まない もうひとつの理由
ここまで、「基本的には就職したいけど今回の面接は気が進まない」と言う方を前提に話してきましたが、中には「働きたくない」と言う方もいます。
それは、就職を前提に考えてはいるものの、
「社会人になるのは不安。」
「自信がなくて、面接を受けるのは気が進まない。」という方です。
面接管から見ると、「本当は働きたくない」と思っている人は「気が進まない」状態で受けているわけですから、どうしても消極的な印象を受けます。
そうすると既に述べたように、必然的に面接であまり良い心象とはなりません。
落ちてしまうことが多いです。
「社会人になるのが不安だから、まだ働きたくない。」
そんな方はこう考えてください。
普通は内定から入社まで何か月もあります。
その間に社会人になるための心の準備は必ず整います。
誰だって社会人になるのは不安です。
でも、みんなその不安を乗り越えて社会人になっています。
今は不安な人も大丈夫ですよ。
面接に臨むときは、「まだ働きたくない」という思いを頭から消してください。
そうすることで、合格の確立はグッと高くなりますよ。
おわりに
面接の気が進まない。それでも受けるべき理由、そして受けるときの注意点についてお伝えしてきましたが、参考になりましたでしょうか ?
たとえ気が進まなくても面接してくれるということはチャンスが広がると言うことです。
せっかくのチャンスは活かしましょう。
メリットはあってもデメリットはひとつもありません。
あなたにとって、最終的にもっとも望ましい就職ができますようにできますように !
最後までお読みくださってありがとうございました。