「失礼します。」ドアを開けたら面接官がズラリ10人も・・・。
ビビることはありません。
大手企業の面接ではよくあることです。
面接官が多いと、それだけで気後れがしてしまう人、質問攻めになるのではないかとか不安を感じる人もいると思います。
でも心配いりません。
質問するのは一度に一人です。
常に1対1のつもりで受け答えをすれば大人数も気になりませんよ。
ここでは、面接官の人数が多いときにどう対処したら良いかについてお伝えしたいと思います。
面接官の人数が多い理由
大手では総務・人事部だけでなく、各部門の責任者が列席して面接を行うケースが多々あります。
これは、複数の面接官で対応することによって、見逃しや偏りを防ぐためです。
各面接官がチェックシートに〇×を付けるなどして、全体で合否を決めるのです。
あと、面接室が複数あって同時に2つ以上の面接を進行させて、早く終わった面接官が他の面接に合流するケースもあります。
大企業ではたいてい面接官が多いと思っておいた方が、びっくりしなくて済みますよ。
面接官が多いときの対処法
では、面接官が多いときはどんな点に気を付ければ良いでしょう ?
ポイントは次の2つです。
・質問者に目線を合わせる
・意地悪質問が出される可能性が高い
順にご説明しましょう。
質問者に目線を合わせる
面接官が多いときのときの最大のポイントは、受け答えのとき、質問した相手の顔を見ながら返答することです。
常に1対1のつもりで受け答えをするのが、大人数を相手にしたときのコツです。
一度目をそらしてしまうと、質問者が誰だったか分からなくなってしまうことがあるので注意してください。
質問した面接官も、自分の質問に丁寧に答えるあなたに好感を抱くでしょう。
自分の正面、つまり真ん中に座っている人や一番偉そうな人に目線を合わせるのではなく、あくまでもそのとき質問をした人に目線を合わせるのです。
面接官が複数のときは目線を質問者に合わせる
覚えておいてくださいね。
逆にこちらから質問するときには、全体に視線を移動させながら行うと良いですよ。
意地悪質問への対処法
あと、面接官が多いと必ずと言っていいほど、意地悪な質問をする人がいます。
「意地悪な質問をする役」を自負しているかのようにイヤな質問を投げてくるのです。
わざと困らせる質問をしてあなたの対応の仕方を見るのが目的です。
1対1の面接に比べて、面接官が多数いるときの意地悪質問は要注意。
大勢に見られていることがプレッシャーになって、答えられないと焦ってしまうからです。
そんなときは次のことを思い出してください。
答えられない質問があっても良い
ということです。
「すみません。少し考えさせてください。」
で時間をもらって考えます。
それでも答えが浮かばないときは、
「すみません。ちょっと答えが浮かびません。」
と素直に言えば良いです。
考え込んで「だんまり」になるとNGです。
考えずに「分かりません」と即答するのもいけません。
「あきらめの早いヤツ」とか「考えないヤツ」と思われてしまいます。
答えられない時の対処についてはこちらに詳しくまとめていますので、よろしければご参照ください。
最後の挨拶
面接が終わって退出するときも注意が必要です。
終わったと思って気を抜いてはいけません。
その会社を出るまで面接は続いていますよ。
「本日はどうもありがとうございました。」
と必ず最後の挨拶をしてから退出してください。
その際、面接官全体を見回すように目線を移動しながらお礼を述べると良いですよ。
お辞儀もわすれずに・・・。
さらに、受付の前を通るなら、受付嬢にも軽く会釈をして
「ありがとうございました。」
と声をかけてから外に出ます。
ここまでで、面接終了です。
受付の人にも見られていることを覚えておいてくださいね。
大企業なら面接者が多いのでいちいち覚えていないと思いますが、中小企業なら、受付嬢からも面接官に報告がいく可能性がありますから・・・。
面接官の数と関心の高さの関係
他の応募者のときは面接官が5人もいたのに、自分の面接のときは1人しかいなかった。
自分に対する関心が低いということだろうか ?
と不安を覚えることがあるかも知れません。
でも、気にすることはありません。
会社側の都合にすぎません。
中小企業の場合は、はじめから採用担当者が1人か2人しかいませんから、1対1の面接となることが多いです。
おわりに
いかがでしたか ?
面接官が多いときの対処法についてお伝えしてきましたが、参考になりましたでしょうか ?
最後にまとめておきますね。
・面接官が多くても1対1と思う
・常に質問者に目線を合わせる
・意地悪質問をする人がいるときは「だんまり」にならない
・答えられない質問があっても良い「答えが浮かびません」と言う
・最後の挨拶は全体に視線を移動しながら行う
・お辞儀も忘れずに
・受付にも声をかけて帰る
たとえ面接官が多くてもここでお伝えしたことを思いだしていただければ大丈夫です。
あなたが無事に面接試験にパスしますように !
最後までお読みくださってありがとうございました。