仕事のストレスの対処法を知りたくありませんか ?
新人だってストレスが溜まるし、ベテラン社員だって多かれ少なかれみんなストレスを抱えています。
・イヤな上司への対応
・こなしきれない仕事の量
・疑問を感じる仕事の質
・コミュニケーションが取りにくいメール社会
・成果主義による希薄な仲間意識
ちょっと考えただけでもストレスの要因はすぐに見つかります。
貴方がこの記事を開いて下さったのは、止むにやまれむストレスを感じていらっしゃるからでしょう ?
心がへこんで壊れる前に、退職を考えざるを得なくなる前に、ストレスへの対処法知っておいた方が良いです。
ここでは、仕事のストレスへの対処法をメンタルキャリアカウンセラーの観点からお伝えしてゆきます。
仕事のストレス~原因は ?
仕事のストレスの原因は冒頭述べた通り多岐にわたりますが、トップは何と言っても人間関係です。
次いで仕事量と質。
・理不尽に指示・命令を出す上司
・知らん顔の同僚
・言うことを聞かない部下
でも、人は思い通りには動いてくれません。
仕事のストレスの対処法
仕事のストレスの対処法には次の4つがあります。
・上司に相談する
・同僚に相談する
・外部機関に相談する
・自分で対処してみる
「相談できるならとっくにしてるよ。」
と思うかもしれませんね。
でも、上司でも同僚でも、人に相談するにはポイントがあります。
ひとつずつご説明します。
上司に相談するときのポイント
仕事のストレスの原因が何であれ、相談できる上司ならラッキーです。
問題は、取り合ってれない上司。
「このところ、疲れが溜まって、思うように仕事をこなすことができないと感じています。」
「何かこう、意欲がわかないと言うか・・・。」
「少しの間休みを頂いてリフレッシュしたいのですが・・・よろしいでしょうか ?」
上司の反応は次の2つに分かれます。
部下の状態よりも自分の成績を優先させる上司
「何言ってるんだ。」
「ほかのみんなは一生懸命頑張ってるじゃないか。」
「君にもまだまだ頑張ってもらわないと困るよ。」
完全に突き放されてしまいます。
こんな人多いと思います。
部下の状態には自分も責任の一端があると考える上司
「そうか、それはいけないな・・・。」
「会社の『相談室』に行ってみてはどうだろう。」
「適切なアドバイスがもらえるかも知れないし・・・。」
「その上で今後の対応を考えようか ?」
相談室の無い会社なら産業医を紹介するとか、あるいは休んでいる間のカバーをどうするかなど、具体的に相談に乗ってもらえたら「ラッキー」と言っていいです。
でも、実際にはこんな上司は少ないでしょう。
同僚に相談するときのポイント
同僚に相談する場合は共感してもらえる相手に限ります。
「何言ってんだ、お前らしくない。頑張れよ。」
一見励ましているようですが、頑張れと言われるとかえって辛いですよね。
この場合は
「有難う。」
とだけ言ってスルーするしかありません。
身近に相談できる相手がいないときは、外部に相談することをおすすめします。
相談できる外部機関
上司や同僚に相談しにくい、あるいは相談したけどどうにもならなかった。
その場合は外部の機関に相談してみましょう。
メンタルクリニックを受診するのもひとつの手です。
ただし、中には事務的に薬を処方するだけの医師や上から目線の医師もいます。
ドクターが自分に合わないと感じたら、思い切って別のクリニックを受けた方が良いです。
意外と知られていないのが構成労働省の相談窓口です。
厚生労働省では働く人の心の問題を電話、SNS、メールの3つの方法で相談できる窓口を設けています。
こちらにアクセスしてみてください。
働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト こころの耳
出典 : 厚生労働省~悩みを話してみませんか~ 働く方へ
対面ではないので、お互いに表情が分かりませんから、十分とは言えないかも知れませんが、少なくとも一人で悩むよりは良いです。
できれば電話での相談が、お互いの声の調子でメールやSNSよりも気持ちが伝わりやすいと思います。
仕事のストレスに自分で対処する方法
仕事のストレスに自分で対処するには次の方法がおすすめです。
・休んで仕事とは全く関係ないことをする
趣味を思い出してみるのも良いでしょう。
屋内の趣味より外に出て行う趣味がおすすめです。
理由は普段と違う環境に身を置いた方が気持ちも仕事から離れやすいからです。
具体的にどうしたら良いか、こちらにまとめてありますから是非ご参照ください。
仕事でメンタルをやられる前に試して欲しいことがある !
適度な運動とビタミンCがおすすめ
人の体はストレスを受けると、コルチゾールという副腎皮質ホルモンの一種を分泌し、血管を収縮させて血圧を上げたり、糖を新生させて血糖値を上げるなどしてストレスに対応できるようにします。そのためコルチゾールはストレスホルモンと呼ばれています。
でも、長期的なストレスによってコルチゾールが慢性的に分泌過多となると、不眠症やうつ病などになったり、生活習慣病などをこき起こすことが知られていますから、分泌過多はありがたくありません。
じつは、適度な運動がコルチゾール分泌のバランスを整える作用があると言われているのです。
また、コルチゾールを合成するためにはビタミンCが多量に消費されることからビタミンCが不足してしまいます。
ほかにも、ビタミンB群、ビタミンE、亜鉛、ビタミンAなどが消費されますので、これらをサプリなどで補うと良いですよ。
あと朝の日の光を浴びることで「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの分泌が促進されます。
そこで、天気が良い日は朝軽く散歩やジョギングがおすすめです。
ところで・・・。
じつは、ストレスに最も有効なのがビタミンI(愛)なんです。
配偶者、付き合っている異性がいるなら自分の状況を話して、聞いてもらいましょう。
根本的にストレスの原因をなくすることはできませんが、異性に親身に話を聞いてもらうだけでストレス耐性が格段に上がります。
聞いてもらう相手は、上で述べた上司、同僚、外部機関の他に、「親しい異性」が効果的ですよ。
自分でストレスチェックをしておこう
誰かに相談する場合も自分のストレスの程度を客観的に抑えておいた方が良いです。
そのためにネットの無料でできるストレスチェックのサイトを活用すると良いです。
厚生労働省のストレスチェックページがおすすめです。
5分でできる職場のストレスセルフチェック
出典 : 厚生労働省
企業や医療機関でも活用しているページですよ。
話をしやすい上司になら、ストレスチェックの結果を印刷して相談するときに見てもらうのも良いです。
逆に相談しにくい上司、取り合ってくれない上司にはプライバシーを見せたくないでしょうから結果を見せせるのははばかられますね。
あと、クリニックに行くなら、ストレスチェックの結果を是非持参すると良いです。
診断に役立ちますから。
おわりに
いかがでしたか ?
仕事のストレスへの対処法についてお伝えしてきましたが、参考になりましたでしょうか ?
最後にポイントをまとめておきますね。
相談相手の選び方
・上司になら部下の状態には自分も責任の一端があると考える上司であること
・同僚なら共感してくれる人であること
外部機関に相談するなら
・メンタルクリニック
・厚生労働省の相談窓口
自分でできる対処方法
・休んで普段と全く違うことをする
あなたのストレスの緩和に少しでもお役に立てれば幸いです。
最後までお読みくださって有難うございました。